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2011年10月29日 (土)

老人の寝言:家電の花形であるテレビの次の目玉商品は何か

2011/10/29
昨日も穏やかな晴天。3日連続の好天だ。朝方は定例の仕事。午後用事外出。昼前は萩の剪定更新。まだ花がぽつりぽつり咲いているが根本から切る。花は8月中に咲き出すので3ヶ月間はだらだらと咲いている事になる。剪定は株を大きくしないためと松の剪定準備のため。この萩は盆棚に飾る習わしとなっている。url=http://www.engeinavi.jp/fen/%BA%AC%C4%F9%A4%E1/によると、「根締め(ねじめ):根締めにはだいたい三つの意味がある。①生け花の基部に添えて飾る切り花や切り葉。②大きな庭木の根元に植える小さい植物。③樹木を植えたあとで根元をつよく圧し固めること。」とある。この萩も園芸の根締めの意味で植えられているらしいが、ともかく手入れを考えるとあまり細々していない方が楽だ。萩の根本の樹皮に転々と白い物があった。どうも芽が膨らんでいるようだ。これから黄葉して葉が落ちる時なのだがもう春の準備が進んでいる。植物侮り難しである。ウィンドショピングで立ち寄った電気店のフロアに大きな隙間ができていた。これから年末商戦の商品が並ぶのか。大手家電量販店も、本やDIY商品、食品も扱い出している。

2011/10/28の天気

TAVE= 12.4
TMAX= 18.2
TMIN= 7.4
DIFF= 10.8
WMAX= 3.1
SUNS= 10
RAIN= 0

最低気温(℃)  7.3  04:47
最高気温(℃)  18.9  14:15

老人の寝言:家電の花形であるテレビの次の目玉商品は何か

3Cと呼ばれる、カー、クーラー、カラーテレビは戦後の豊かさを象徴する大型商品であった。これらの大型商品の普及率も既に限界に達して、消費者の意識も変わりつつある。その最大の意識変化は、本当の豊かさとは何かという自問ではないか。おいしい物を腹一杯食って、楽しいこともやり放題に近かったが、何となく空しさが残った。それを決定的にしたのが、東日本大震災だったかもしれない。かつて、カラーテレビの次に何が来るかという話題のなかで、ニューメディアやマルチメディアが脚光を浴びた事があった。しかし、流行が去るとカラーテレビの次はカラーテレビだという冷めた結論になったと記憶している。家電業界も電話、FAX、携帯云々と情報家電に参入したがカラーテレビには及ばなかった。今年アナログTV放送が終焉し、TV放送は東日本大震災を受けた東北の数県を除いて完全に地デジ化した。このTV放送システムの切り替えにより一時的なテレビブームがあったが、所詮地デジは、アナログTV放送の代用の域を出ていない。むしろテレビ離れは進んでいるようだ。

asahi.comは、「パナソニック、TV事業縮小-1000人規模リストラ;url=http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201110210013.html(2011年10月21日5時1分)」というタイトルで、「パナソニックはテレビ事業を縮小する。2011年度内にプラズマテレビ用パネルの最新鋭工場である尼崎第3工場(兵庫県尼崎市)の生産を止め、液晶テレビ用パネルの茂原工場(千葉県茂原市)は売却する方針。これに伴い1000人規模の従業員を削減する。構造改革に伴う減損処理などで、12年3月期の当期赤字への転落は避けられそうにない情勢だが、最大の懸案であるテレビ事業の採算改善に道筋を付けたことで、来期以降の業績回復に期待が高まる。 パナソニックのテレビ事業は、円高や韓国、台湾勢との価格競争で、08年度以降3年連続の赤字。11年度のテレビの世界販売は2500万台を計画していたが、前年度横ばいの2000万台程度に下方修正する。テレビ事業の一連の構造改革などは、31日の11年4―9月期決算に合わせて発表する見込み。 パネル事業では新規投資を凍結していたが、09年12月に完成したばかりの尼崎第3工場(42型換算で月33万枚の生産能力)を停止することは、プラズマテレビを中心としてきた同社の薄型テレビの商品戦略の転換を象徴する。 」と報じた。

この記事を読んで、ついに日本の家電も難しい局面を迎えてきた事を実感した。かつては、カラーテレビの生産はアメリカが先行していた。日本はそれに追いつき追い越した。アメリカのカラーテレビメーカーも、キーパーツである日本製半導体を使い、生産を海外に移して、ついにカラーテレビから撤退した。日本でもアメリカと同じような末路をたどるのか。日本はハードが得意だと胸を張る。しかし、ハードで何を実現できるのか。アップルのS.Jobsはテレビの仕事をしたいと言っていたとどこかで読んだ記憶がある。あのアップルのiPhoneもテレビの持つ可能性の一部しか実現していないとS.Jobsは思っていたのではないか。アップルのS.Jobsは単にハードではなく、このハードでこういう夢が実現できるという夢を売って成功したのではないか。現代は物を作る技術は大幅に進んでいる。多くても数社で世界需要を賄う事も可能だ。部品レベルではCPU、HDD等はその例だろう。テレビは幾つかのキーパーツで組み立てられるアセンブリー製品だ。その点、ハードではアップルのiPhoneと全く同じ。ビジネスモデルが違うのか。コンセプトが違うのか。ともかく、テレビに関係する技術とノウハウの量は膨大である。これも見えないインフラだ。遠回りだが物作りより人作りが産業の枯渇化のために必要ではないか。

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)