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2011年11月22日 (火)

柿(カキ)色々(半端道楽):カキの実の色と柿の縮伐

2011/11/22
昨日は晴れ。部屋の整理、事務。リュウノヒゲをタマリュウに改植。リュウノヒゲは草丈が30㎝程度になる。コンクリートの脇に植えていたが大きくなりすぎて、圧迫感があり、通行にも不便。堀上げたタマリュウの面積の2~3倍の面積を埋めることができた。堀上げたリュウノヒゲは別の場所に移植。リュウノヒゲは野草の一種で買った記憶はない。鳥が種子を運ぶのか畑や竹やぶにはえている。タマリュウは野生の物はみたことがない。園芸種なのだろうあ。グランドカバーについてはWIKIPEDIAに:地被植物(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E8%A2%AB%E6%A4%8D%E7%89%A9)としてある。リュウノヒゲは耐陰性があるので、樹木の陰の空きスペースの防草、目隠しに向く。タマリュウは草丈が低いので、日照があり、広さを感じさせたい部分へ使うのに適しているようだ。カキの木にムクドリやヒヨドリが群がり始めた。カキも丁度食べ頃になったようだ。集団で来て鳴いているのでにぎやかだ。ところで、カキを食べているときに何と言って鳴いているのか。このカキはうまいぞ。これは俺が食っている。くちばしを出すな云々。餌を食っているときはそちらにエネルギーを集中している。そこを猛禽類等に襲われると命を落とす。群全体で鳴いていれば敵を寄せ付けない効果があるのではないか。群は全体で大きな固体と同じような機能を果たす。60羽いれば、各固体は一分に1秒間鳴くだけで群れ全体では1分間鳴き通しの効果がある。群を作れば餌の取り合いも生じるが、餌にされる危機というデメリットは解消できるのだろ。ところで、秋は鳥にとっても餌を食べられるだけ食べて栄養分を蓄え冬に向かう準備をしているのだろうか。

2011/11/21の天気

TAVE= 9.3
TMAX= 13.7
TMIN= 4
DIFF= 9.7
WMAX= 5.8
SUNS= 6.8
RAIN= 0

最低気温(℃)  3.6  23:42
最高気温(℃)  15.0  11:32

柿(カキ)色々(半端道楽):カキの実の色と柿の縮伐

カキは馴染み深い果実だ。見るだけでは勿体ない。もう少し利活が必要だ。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」。カキは正岡子規の好物だったようだ。出町誠著のカキの本の「カキの色」によると、黄色成分は、柑橘類やバナナと同じカロチノイド系の色素、朱色はリコピンとの事だ。青柿の青(緑)はクロロフィルという緑色素による。リコピンは20℃前後で発現が高まるとの事。秋になりカキが色付くにもクロロフィルという緑色素⇒リコピンの発現という変化が起こっている。

自然界の植物の色は色素の合成・発現が絡んでいる。ところが、太陽光は色の成分を全て含んでいる。クロロフィルという色素は波長の長い赤色と波長の短い青色の成分を吸収するのだとの事。葉に当たった太陽光で吸収されずに反射されるのが緑色成分で、人間はその光を見て緑と感じるらしい。植物の人造光栽培では、波長の長い赤色と波長の短い青色の成分を当ててやればエネルギー効率が良くなる。赤色と青色のLEDで人工栽培用の光照射装置を作って見たいところだ。ところで、作物を作っているとき、作物以外の雑草があると、雑草が利用できる光を吸収してしまうだろう。雑草が無ければ地面に反射して作物に当たるので少しだけ作物の利用できる光は増えるのか。日光が地表に当たると地表温度が上昇する。温度管理という観点では雑草があった方が良い時期と雑草がない方が良い時期がありそうだ。

カキの木の枝はもろいので要注意とよく言われた。木に登ったり、脚立で枝を引き寄せたりしているとポキンと折れる心配もある。怪我や事故は禁物。庭先果樹としては申し分ない特性を備えているようだ。欠点はやはり樹高が高くなる事。高齢化社会になると樹高の高い果樹は敬遠される。カキに関しては矮性台木に接木した苗を知らない。矮性台木はあるのだろうか。

WEB検索すると宮菜園掲示板に、「柿の矮性台木;url=http://8024.teacup.com/minikabu/bbs/559(投稿者:宮爺メール  投稿日:2010年10月21日(木)19時36分56秒 )」というタイトルで、「私が知らないだけかも知れませんが、柿の矮性台木はあまり一般的に使用されていないようですね。矮性台木の苗を販売しているのも見た事がありません。 ネットで検索すると、木種によりその様な傾向(矮性)があるものもあるようです。」、「思うに柿の矮性台木はあまり必要とされていないのではないでしょうか?普通の台木で育てても小さい木でも実が成る様ですし、強めの剪定を行っても(肥料次第と思いますが)、実は成りやすいように思います。 現在、老爺柿を少し育てていますが、これはかなり矮性の機種の様に思いますので、これを台木にすると、矮性台木になるかも知れません。普通の柿に老爺柿を接いで、さらにその上に普通の柿を接ぐと、矮化の具合を調整出来るかも知れませんよ。」とあった。

趣味、観賞的なら、鉢やコンテナ、実用的には露地で整姿剪定で対応という所か。我が家のカキの木も畑の中に一本立ちしているのは、条件が良すぎて大木になってしまう心配がある。芯抜き・縮伐をして、樹高を下げてみたい。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)