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2011年11月23日 (水)

技術 回顧と展望:S.Jobsとhp9100A(改題):老人の寝言:日本はどこへ行くのか。111123。

2011/11/23
昨日は晴れ。朝7:30の室温は12.9℃。外に出ると霜が降りていた。AM宅内で残務。PM外出。前橋初霜平年:11月13日との事だ。平年は10年毎に見直されている。今年がその見直しの年の筈。温暖化で紅葉が遅くなったと言われている。初霜の平年値も遅くなったのか。ラジオでは熊谷・前橋に初霜と報じていたので当地でも初霜だと思う。

2011/11/22の天気

TAVE= 8.5
TMAX= 14.4
TMIN= 3.6
DIFF= 10.8
WMAX= 4.5
SUNS= 9.7
RAIN= 0

最低気温(℃)  3.5  01:01
最高気温(℃)  14.4  15:01

技術 回顧と展望:S.Jobsとhp9100A(改題):老人の寝言:日本はどこへ行くのか

外出のついでに書店に立ち寄る。週刊誌はパナソニック株式会社の業績不振を報じていた。その不振を押し広げているのが会長の出身部門。身内に甘かったのが傷口を広げたのではという指摘をしていた。

アップルはどうだったか。アップルが不振の時それを立ち直らせたのがS.Jobs。S.Jobsの翻訳伝記本が店頭一等席に山積みされていた。第1章をペラペラとめくってみた。家族のこと、幼少年時代のことに興味があった。育ての父の存在が後のS.Jobsへ与えた影響が大きかったようだ。

また、シリコンヴァレーという最新の技術的雰囲気が満ちた地域とそこでの人間関係がS.Jobsをコンピュータに目覚めさせたのが分かった。そうして、ヒューレットパッカード社のhp9100Aというコンピュータに衝撃を受けたような事が書かれていた。

このhp9100Aを頭の中にたたき込んだ。調べてみると、Hewlett Packard HP 9100A electronic programmable calculator, 1968.とあった。S.Jobsはこのコンピュータに中学生か高校生の頃に会っていたのだ。

そうして、その写真を見ると何と自分がSパラメータからYパラメータの変換に使ったコンピュータと同じであった。自分もS.Jobsと同じ物を見ていた。

その記憶はhttp://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/02/post-c796.htmlに書いた。当時のSパラメータ測定システムは、SG、ベクトルボルトメータ、Sパラメータ測定ユニット、それにデスクトップコンピュータであった。

このシステムを導入した上司は後にエレクトロニクス部門に異動し、コンピュータの開発に従事したようだ。また、Sパラメータ測定システムは後にはトランジスタ等のパラメータ抽出システム、抽出したデータを活用する回路設計CADへと展開して行った。

このような技術の流れを振り返ると、ヒューレットパッカード社が現在でも世界のパソコンシェアランキングで第一位である理由が何となく分かる。
hp9100Aの写真
Hp9100a

url=http://4ki4.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-5efb.htmlによるとそのTOP10は(世界のパソコンシェアランキング(2009年) 順位  PCメーカー  国名  シェア
1  HP  アメリカ  19.7%
2  DELL  アメリカ  12.6%
2  Acer  台湾  12.6%
4  レノボ  中国  8.2%
5  東芝  日本  5.2%
6  ASUS  台湾  4.1%
7  アップル  アメリカ  3.7%
8  サムスン電子  韓国  2.1%
9  SONY  日本  2.1%
10  富士通  日本  1.8%)
である。

ヒューレットパッカード社は元々は計測機器メーカとスタートした企業だが、1999年にその計測機器部門を現アジレント・テクノロジーとして分離させている。ともかく、自分が入社した当時はhpの測定器にはよくお世話になった。

その中心はhp608EというVHF帯域信号発生器。url=http://www.messmuseum.de/hp608e.htmにその概要があり懐かしかった。Weight :62 lbs ( kg)、Power :220 watts、Technology :tube, transistorとあり、真空管式で鉄の固まりのように重かった。測定器をフル稼働すると、冬はシールド室はほかほか暖かかった。夏は地獄。昼食後は睡魔が襲った。

S.Jobsが長じて理工系と文化系の中間の分野に向かったのにも、S.Jobsが生まれ育った環境が大きく影響していたのだと思った。日本では理工系離れが叫ばれて久しいが、地域の企業等がもう少し小中学生達へ関心を持たせるような活動をしても良いのではないかと思った。

自分も子供達を自分の職場へ連れていって仕事をしている所を見せてやりたいとい思ったことがよくあった。結局一度も実現しなかった。親がどんな仕事をしているかも子供にはブラックボックス。職場もブラックボックス。当然そこで使っている機械類もブラックボックス。子供達はそのブラックボックスを打ち壊して成長するのではないか。

S.Jobsが、育ての親が自動車の修理や器具の製作をしているのを見て、父親は凄いと尊敬していたが、ある日、父親より自分の方が優れていることに気付いた場面の記述が印象に残る。

父親は子供が最初に乗りこえるべき存在なのだ。それが、子供が独立して行くための最初の踏み台なのだ。このような体験が勇気と自信を与えるのではないか。

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追記(2017/11/16):記事整形、過去BLOG再読、印象・コメント等

Googleで「S.Jobs」を検索。そのトップに下記のように表示される:

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スティーブ・ジョブズ - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/スティーブ・ジョブズ

スティーブン・ポール・“スティーブ”・ジョブズ(Steven Paul "Steve" Jobs、1955年2月24日 - 2011年10月5日)は、アメリカ合衆国の実業家、資産家、作家、教育者。 アップル社の共同設立者の一人。アメリカ国家技術賞を受賞している。

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この記事はS.Jobs死亡後、二ヶ月以内に書いていたので、その死亡を念頭に書いたような記憶がある。ブランド名としては有名だが、製品として余りお付き合いをしなかったのが、日本ならソニー、米国ならアップルであった。当時、S.Jobsの翻訳伝記本が発売されており、少し立ち読みした。その後、古本を入手したが、ツンドクのままだ。

S.Jobsが死亡してから6年程経った。この間に、日本の家電メーカーの経営状況は壊滅的に悪化してしまった。再び、過去の栄光を取り戻せるのか。もはや、日本の家電の繁栄は過去の物になってしまったのか。

電気製品は、基本的には道具であり、安くて信頼性が高ければ、あまりメーカーにはこだわった事も無い。そんな訳で、パソコンはDOS/Vの流れに乗ってきた。子供達には、自作のDOS/V機を与えたが、知らぬ間にMAC派になっていた。今では、MACもDOS/Vも使えるので、それで良かったのだろう。

DOS/Vパソコン (2009年2月 4日 (水)の記事へのリンク)

道具あれこれ記:半端道楽:デジカメで撮影したノートパソコンの異音?;爺婆の 迷子が絶えぬ バス旅行。171116。(東芝テレビ事業を売却)

最近の日本の電気メーカーは、壊滅状態になりそうだ。何が、問題なのだろうか。やはり、経営者という人材不足なのか。製造業、サービス業への投資が不足なのか。長期的な視野に立って、戦略的投資を決断できる銀行家という人材難もあるのか。

ともかく、人材、人の動き、経営、政治、経済、産業、教育、文化、何事を見ても、刹那的なのが、最近の日本の現状のようだ。今が良ければ、それだけで満足だという状況の先に何が起こるのか。


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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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