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2012年3月26日 (月)

日々農天気:ミカンの凍害2012年(20120326)

2012/3/26(月)
昨日は晴れ。朝の屋外周囲温度はほぼ0℃。容器の水は薄く氷結しているのもあるが、氷結していないのもある。用事外出。その後、凍害で傷んだ蜜柑樹の手入れをした。地球温暖化は本当か疑問に思うこともある。地球の長い歴史の中では冷害・凍害もくり返しているようだ。

2012/3/25(日)の天気

TAVE= 7.0  
TMAX= 13.5 最高気温(℃)  13.7  14:01
TMIN= 1 最低気温(℃)  0.5  05:36
DIFF= 12.5  
WMAX= 8 最大瞬間風速(m/s)   13.4(西北西)  15:54
SUNS= 8.1  
RAIN= 0  

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日々農天気:ミカンの凍害2012年(20120326)

今年の冬の寒さには参った。大雪の被害も目立った。ヨーロッパにも寒波が押し寄せた。身近な例では、野菜の値段が高騰した。大根一本が200円近い値段になった。2011年に植えたミカン苗も、まだ体力不足で、枯れたり、枯れかけたりした。今まで、若い苗は、ある程度防霜対策をしていたが、昨年はそれをさぼった。夏~秋に伸びた枝を切らずに置けば、その部分が最初に霜で枯れても、春伸びた枝は生き残るだろうと甘く考えた。

京大の農薬ゼミのホームページに、「8章 省農薬園の評価とその可能性;url=http://dicc.kais.kyoto-u.ac.jp/KGRAP/archive/report/Chap8/Chapt8.html」というタイトルで、「 1983年の冬は異常寒波が全国的に襲来した。とくに標高が300メートルもある本園は寒波の影響をより激しく受けた。当時カイガラムシ対策として冬季マシン油を散布していたが、2月中は散布液が散布機およびホース中で凍結し、散布が困難となったほどである。このような低温期の連続はミカン樹に多大の被害を発生させた。いわゆる凍害の発生である。凍結したミカン葉は融解後も葉は巻いた萎凋症状を呈し、潅水したものは比較的早期に回復するが、直射日光にさらすとその萎凋の回復が遅れる。つまり、夜間に凍結した葉が日中の直射日光にさらされ、溶解するという過程を数日間くり返すと、萎凋程度は進み、まもなく落葉する(カンキツの気象災害、小中原実著、農文協、1988)とされている。本園もこの凍害にみまわれ、全園が凍結した。ただし、園の右側(東部)は日中も直射日光に当たらない地形であるため、一日中凍結状態が保持されていたが、左側(西部)は日中の数時間は直射日光が当たる部分であり、融解し、夕方から再び凍結する状態が継続したため、萎凋状態から落葉に至った。結局、調査園の約三分の一の樹で全葉が落葉した。 このような凍害によって枯死樹が発生することもあるが、本園では幸い枯死に至るものは少数であった。しかし、樹勢の回復は困難で、前章で記載したように本園左側部分(西部)の樹勢が低く、改植数が多いのはこの年の凍害の影響も手伝っての結果であろう。」という記事があった。

このホームページは「-農薬を少しでも省いた農法(省農薬栽培)の可能性を探ってきた『京大 農薬ゼミ』- その活動や省農薬ミカン園の様子を紹介していきます。」という目的で運営されているようだ。我が家の、蜜柑樹の枯れ方を見ると、上記の記事に似ている。気象庁によると、今年の寒さにはラニーニャ現象が影響しているようだ。1983年の冬は異常寒波もラニーニャ現象が原因だろうか。これは別途調べたい。ミカン樹は常緑樹だが、常緑樹は葉が更新する時等は自然の落葉がある。これは一種の生理現象で、植物ホルモンと外部条件の相乗効果で起こるのだろう。今年の冬は、枯れた葉が落葉せずに、枝に残っているのが多い。また、枝の表側が茶色に変色しているが、裏側には緑色が残っている枝もあった。急激な寒波で、細胞が即死しているような印象である。中には、枯葉がポロポロ落ちるが、枝はまだ緑色をしているのもある。これは、樹体が一時的に落葉樹のような振る舞いをして、エネルギーの消費低減や体力の減衰を避けているように見える。ともかく、枯れ枝を切除し、枯葉はもいだ。暖かくなり芽を吹くのを待つ以外にない。

追記:「災害をもたらした気象事例 昭和58年6~7月の低温:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/kanman/1983/1983.html」に低温災害の例がある。この年の冬は?

以下のWIKIPEDIAの記事が参考になる。

「寒冬;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%92%E5%86%AC。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年3月7日 (水) 00:20)(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「1983 - 1984年:
    平均気温は全国的に平年を大幅に下回り、東日本や西日本を中心に観測史上有数の寒冬となり1944 - 1945年に次いで2番目の低温であった。特に1月中旬から2月にかけては全国的に平年を7 - 8℃下回る日が続き冬平均(12 - 2月)でも東日本、西日本で平年より2℃以上低かった。寒気団が日本列島を覆って全国的に低温となり、日本海側では記録的低温と大雪に見舞われ多くの死傷者を出した。また南岸低気圧の通過により東京都心をはじめ関東地方でも度々大雪となったほか、西日本の多くの都市でも大雪に見舞われた。東京都心では冬期間(12 - 2月)の総降雪量は89cmに達した。五九豪雪も参照。さらにこの年は3月以降も異常寒春である(関東甲信以西の太平洋側でも3月にも関わらず6日以上も冬日を記録、さらに前年11月及び4~5月も異常低温になり梅雨期まで半年以上に亘り低温傾向は解消されず4月下旬から5月上旬に北日本で季節外れの豪雪に見舞われた)。1983年秋から日本に寒波と豪雪をもたらすラニーニャ現象が断続的に発生していた。」。

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追記(2014/2/18): 「日々農天気:ミカンの凍害2012年(2012/3/26(月))」の記事が当ブログのランキングに入った。先日の大雪がその理由だろうか。我が家のミカン樹の被害状況もまだ十分掴んでいない。雪で押しつぶされているのもある。手当てが必要か?ミカンは常緑樹で雪が積もると相当大きな加重を受ける。以下に過去記事をメモしておく。

先日の大雪による倒木の例: 「愛しき古里:平成26年の記録的大雪で倒れた鯉沼の古木(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2014/02/26-1259.html)。(2014年2月17日(月) )」。

過去の柑橘(たぶん八朔)の枝が股裂きになった例。この時は、切り口が乾かないうちに枝をかなり切り落とし軽量化して手当てをした結果、一年後に癒合した。

「雑草句録:戦力外(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/02/28/)。(2011/2/28)」

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追記1(2019/02/23):アクセスランキングで2位に入っているがその理由が分からない。昨年は、愛媛県等のミカン産地で大きな災害があり、それと関連して検索されているのか。古いデジカメ画像を見ていたら、ミカン樹が落葉した写真があったので、ここに掲載しておく。

Iob_2019_mikan_tougai_2012_20120320
原ファイル名=「IOB_2019_MIKAN_TOUGAI_2012_ミカン凍害20120320.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

追記2(2019/02/23):2012年の凍害の記事を見ていて気付かなかったが、アメダスの気温データで比較できるだろうと思いついた。そこで今年作った日最低気温と2012年の日最低気温のグラフを並べてみた。落葉に気付いて上記のDSC撮影をしていたが、2012年は既に1~2月でかなり低温ストレスを受けていたと推定出来る。

Iob_2019_amedas_min_temp_2012vs2018
原ファイル名=「IOB_2019_AMEDAS_MIN_TEMP_2012VS2018_アメダス21012と2018の最低気温比較.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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