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2012年8月24日 (金)

日々農天気(農園の風景(2)):発芽率数%の小豆も育っている

2012年8月24日金曜日
昨日は晴れ。ざっそう句:盆ゴザや 薄着の朝に 処暑の風。最低気温(℃) 24.7 05:09。最高気温(℃) 36.7 14:47 。辛うじて熱帯夜は脱した。薄着のまま、うちわをパタパタさせながら、冊子を読むが、いつの間にか寝付いていた。昨日は処暑。残暑も少しずつ弱まっているようだ。暑さ対策で盆ゴザを敷いている。い草の香りが心地よい。朝飯前に灌水、ミニトマトの手入れと収穫。その後は用事外出。側枝を挿し木して育てたミニトマトの株が実を付けている。手入れをしていないので、無農薬、無肥料、無手入れ。それでも、実は少々付けている。福岡正信氏の「わら一本の革命」に感銘を受けたが、自然農法はもっと奥が深そうだ。WIKIPEDIAの「福岡正信」の記事(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E6%AD%A3%E4%BF%A1)。

2012年8月23日の天気

TAVE= 30.4
TMAX= 35.9 最高気温(℃) 36.7 14:47
TMIN= 25.5 最低気温(℃) 24.7 05:09
DIFF= 10.4
WMAX= 4.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.6(南南東) 14:26
SUNS= 9.5
RAIN= 0

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日々農天気(農園の風景(2)):発芽率数%の小豆も育っている

来歴不明の種子を蒔くのも、色々なリスクがある。食用にもらった小豆を種として蒔いた。一列に20~30粒ほど。発芽したのは数本。従って、おおざっぱだが発芽率は一桁台。そのままでは、雑草に埋もれてしまうので、移植して群落を形成させた。雑草の群に対抗するには群を作るのも良さそうだ。作物の群の中で、雑草が少数派なら、群とした作物は雑草に負けない。まさに、囲碁の陣取り合戦とも類似する論理が植物の世界でも成り立っているようだ。管理も、個別管理から群の管理として行える。

成長中の、小豆の株を観察すると、一度に開花するのではなく、開花、莢の伸張・肥大が連続的に行われているようだ。また、丹波の黒豆のような酷い虫害は受けていないようだ。条件が良ければ、開花結実のサイクルが連続するのか。ともかく、今年収穫した種子は、来年蒔く種子として使えるだろう。

飢饉の歴史を調べると、飢饉の年には、米穀の種子まで食べ尽くして、翌年蒔く種子に事欠いた例が多いようだ。しかし、翌年蒔く種子を創意工夫と我慢で残して、飢饉に供えた先覚者の事例も知られている。

最近、ある用件で橋田友治 /著 (出版者 伊勢崎郷土文化協会 )「伊勢崎の史談」(出版年1989.3 )を調べた。その時「上植木郷倉の立替」という記事があったのを目にした。当地区にも「郷倉」があったことを再認識した。その場所は不詳。その記事によると、郷倉の立替は、1745年(タテ4間ヨコ2.5間)、1798年(タテ6間ヨコ2.5間)、1830年(広さ不詳)に行われている。その年代間隔は53年、32年で、大破や毀損が原因のようだ。郷倉の立て直しを連続して行っていると言うことは、郷倉が、機能している事を示しているだろう。貯蔵されたコメ(籾?)は食料としてか、種子としてか。1798年には郷倉の面積も拡大している。この郷倉の大きさから見ると、飢饉の時の食料蓄備というより、各戸保管している翌年用の種子まで食べ尽くしてしまうリスクに対応したのが主たる目的のように思える。郷倉の面積拡大は、米の作付け面積の拡大も反映しているのではないか。ともかく、種子を手元に確保するのはあらゆるビジネスの基本だろう。
Azuki_hatake_120811

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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)