がんばれ! ふくしま!:30年後の予測は外れても、朝陽はまた上る
2012年9月12日水曜日
昨日は晴れたり曇ったり。ざっそう句:自家採種 ダイコン蒔けば 雨恵む。最高気温(℃) 33.6 13:17 。真夏日。朝飯前に灌水、草退治と自家採種のダイコンの種まき(三回目)。夕方から夜にかけて雷雨。近くで暴れたので落雷対策。雨量も多いので作物にとっては救いの雨。昨日は東北地方太平洋沖地震から一年半。警察庁によると(url=http://www.npa.go.jp/archive/keibi/biki/higaijokyo.pdf)死者15870人、行方不明2814人、負傷者6114人、建物全壊129423戸、半壊265156戸と発表されている。間接被害は想像を絶する。
2012年9月11日火曜日の天気(AMEDAS)
TAVE= | 25.7 | |
TMAX= | 32.8 | 最高気温(℃) 33.6 13:17 |
TMIN= | 21.2 | 最低気温(℃) 20.8 16:50 |
DIFF= | 11.6 | |
WMAX= | 4.1 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 13.9(南西) 16:44 |
SUNS= | 5.1 | |
RAIN= | 25 |
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がんばれ! ふくしま!:30年後の予測は外れても、朝陽はまた上る
昨日のNHKTVは、3.11災害を受けた東北地方各県で広汎に人口流出が起こっていると伝えた。
朝日新聞デジタルは、「30年後に4割減も 県人口試算
。http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001208290010。(2012年08月30日)」というタイトルで、「県内経済の回復にも影響か: 流出が止まらなければ、県の人口は30年後には最大で4割減となる――。県が29日公表した試算は、原発事故で加速した人口減少の深刻さを改めて示した。流出に歯止めがかからないと、県内経済の回復にも大きな影響を与えかねない。」と報じた。
この期に及んで、なぜこのような悲観的情報を中央マスコミが流すのか理解に苦しむ。また、県がなぜ、不確実な前提に基づいたシナリオをオニの首をとったように流すのかも理解に苦しむ。30年後を予測する机上の想定などいくつでも出せるが、その多くが思いつきの範疇を出ないだろう。県や国が、本気で人口流出対策したら、人口流出は抑えられるというもっと前向きなシナリオを発表し直してはいかがか。どうせ当たらないのか、当たってもそれが分かるのは30年後では余りにも情けない。責任逃れとセンセーショナリズムが背後にないか。人口流出を起こさせている原因は、もはや県や国にすがることもできないという県民のやるせない気持ちを表しているのではないか。30年後より、3ヶ月後、3年後を真剣に考えるべきではないか。「県内経済の回復」以前に、「県民の生活再建」が先ではないか。もっと切り込め。ジャーナリズムはいまこそ良い仕事をするチャンスではないか。どこかで拾ったような資料の垂れ流しでは県民も泣けてくる。
毎日jpは、「県外避難者:75%「故郷離れ移住も」 毎日新聞調査
。http://mainichi.jp/select/news/20120908k0000m040096000c.html。(2012年09月07日 22時10分(最終更新 09月07日 22時27分))」というタイトルで、「東日本大震災で大きな被害のあった岩手、宮城、福島の3県から全国に避難している県外避難者への毎日新聞のアンケートで、回答者の7割強が「故郷を離れて移住を考えている」と答えた。また、6割弱が将来の家賃負担などを理由に住宅についての不安を抱いていることもわかった。11日で震災発生1年半。原発事故などで避難が長期化する中、生活の苦しさを感じている人も6割にのぼる。」と報じた。
上記記事は、県外避難者へのアンケートで、足で稼いだ記事として説得力がある。県外移住も、県外避難の長期化という様相を示している。ふるさとに戻りたいという強い願望も現実が許さないない苦渋の選択がこのアンケートに現れていると言えないか。人間は感情の動物というが、冷静な理性で物事を見ている面もある。口先だけの、きれい事を信じて行動した結果、とんでもない事態に直面したという苦い経験を持たない人は少ないだろう。疑心暗鬼。それが余りにも長く続くと心身も失調してしまう。経済も政治もそうだろう。自然運行という明日を信じて裏切られる事はないだろう。