寝言老人が幼少の頃:竹竿で「カキトリ」をした盆柿または上植木柿
2012年9月28日金曜日
昨日は晴れ後曇り。ざっそう句:古柿や 味も姿も 昔なみ。最高気温(℃) 24.4 15:26 。辛うじて夏日を脱した。畑仕事には快適な天気だった。汗をかいても心地よい感じだ。何かの加減で、オケラが一匹飛び出してきた。夢中になって捕獲。デジカメ撮影後解放した。辞書で調べると、農作物を食害するらしいが、童心にさせ、かつ、遊ばせてくれたので、オケラでオッケ(OK)ーラ。出会ったのは何年かぶり。畑の虫類ではコオロギなどよりずっと少ないようだ。雑草マルチの後かたづけ。ヒユ、メヒシバ等の大型雑草の上に、むしった草をのせた区画。太い茎は残っていたが、葉は腐敗しているのでマルチの効果はあった。腐敗しても根は張っているので、あぜかき等で根を切り離して、雑草を積み上げ堆肥にする。きれいになったスペースに、菜種のこぼれ種が発芽するのを期待した作業。
2012年9月27日の天気(AMEDAS)
TAVE= | 20.3 | |
TMAX= | 23.9 | 最高気温(℃) 24.4 15:26 |
TMIN= | 15.3 | 最低気温(℃) 15.0 05:56 |
DIFF= | 8.6 | |
WMAX= | 3.5 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.9(東南東) 18:28 |
SUNS= | 4.3 | |
RAIN= | 0 |
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寝言老人が幼少の頃:竹竿で「カキトリ」をした盆柿または上植木柿
幼少の頃は、柿も大切なオヤツだった。竹竿の先を割って、小枝を挟み、その隙間に柿が生っている枝を引っかけて捻り、柿を取った。「カキトリ」の技術は、良く身についた。勉強の「カキトリ」は苦手だったが。その柿の木も、なじみがあるのは家の近くにあった盆柿だ。
正式な品種名は不明だ。当地区の上植木神社の近くに原木?があり、その系統を上植木柿と呼んだとか聞いたような淡い記憶があるが、それ以上は分からない。盆柿または上植木柿と言えば昔の人には分かるかもしれない。WEB検索によるとこの記事と同じような盆柿も見受けるが、筆柿を盆柿と呼んでいる例もある。
我が家の庭にも盆柿が二本あったが、屋根を傷めないよう太い方は切り倒した。現在、切り倒した盆柿の根本から生えたヒコバエの枝にもっと品質の良い柿を接ぎ木している。切る前は、渋柿の台木に盆柿を接ぎ木してあったようで、ヒコバエには渋柿がなった。
盆柿は実が小さいうえに、種が多いので食べられる部分は少ない。こりこりと歯ごたえは良い。完全甘柿のようで、熟期になれば外れて渋いという事がないのが利点。下記の写真では褐斑(ゴマ)が果肉全体に入っているのが分かる。
最近では、柿の人気も余りないのが実状。更に地域の固有?の果樹のようで、果樹の絶滅危惧種に近いのではないか。現在、我が家には一本だけが残っている。それほど太くないが、老木なので良い穂木がとれず、バックアップの接木を試みたが失敗。以前、トロイモのようなツルが巻きあがり、樹勢が弱まったが、今年はかなり実を付けた。その盆柿を二個とって食べた。昔の味だ。
DSC=2012/9/25。