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2014年4月21日 (月)

身辺雑記(田舎老人徒然草):悪友のチン説

2014年4月21日(月)
昨日は曇り。ざっそう句:庭先で 鴨とばったり 顔合わせ。マイカーが不在で老人モードで用事外出。寒さが戻ったので厚着になった。庭先で見知らぬ大きな鳥に会った。こちらが、とっさに動きを止めたので、飛び立たずに警戒モードに入った。ポケットから慎重にデジカメを出して数枚撮影。シャッター確認の音が出る設定なので気付かれたたようだ。すぐに飛び去った。鴨かどうかは不明だが大きな水鳥で、二三羽いたようだ。飛び立ったのは一羽。他は物陰に隠れたか。残念だが飛び上がる瞬間を見ていない。助走したのか、オスプレーのようにジャンプしてから飛翔したのか。

2014年4月20日の天気(AMEDAS)

TAVE= 8.5 NO DATA
TMAX= 12.1 最高気温(℃) 12.4 14:16
TMIN= 5.1 最低気温(℃) 5.0 04:18
DIFF= 7
WMAX= 2.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.2(東南東) 14:13
SUNS= 0.3 NO DATA
RAIN= 1 NO DATA

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身辺雑記(田舎老人徒然草):悪友のチン説

最近、市内でも珍しい動物が目撃されているようだ。狸の話は以前に書いた。 「環境雑録:野良猫と狸はどう違う(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/05/post-4e3c.html)。(2012年5月10日 (木))」

先日、狐を見たという話を聞いた。日本ではオオカミは絶滅したようだ。その人は、外形、所作から狐に間違いないと言っていた。しばらく走り去ると止まって後ろを振り向いたそうだ。幼少の頃は、狐やおとうかの話をよく聞いた。 サイト内でキーワード「キツネOR狐」を検索(https://www.google.com/?hl=ja#hl=ja&q=%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%8DOR%E7%8B%90%E3%80%80site%3Ahttp%3A%2F%2Faf06.kazelog.jp%2Fitoshikimono%2F)。

野良猫は良く見るが、最近野良犬を見ることは少なくなった。狐も野生動物なので、餌と隠れ家がある環境が必要とか。この話には真実性がある。ぜひデジカメ等で捕らえてもらいたいものだ。

昨日は、昔の悪友からヒトダマを見たという話も聞いた。近所の某さんが亡くなる一月ほど前の体験とか。また墓地で燐光も見たとの事。まだ当時は土葬が行われており、あり得る事と思った。

これはおまけ話だが、幼少時にミミズに小便をかけたらXXの先が膨らんだので、あの俗説は正しいという話も聞いた。ミミズとXXの先が小便で繋がるとそれが原因になるという、チン説付きだった。

この俗説が、科学として正しいかはいささか疑問ではある。多分、当時の子供は、ミミズに小便をかける遊び程度はしたのではないかと思われる。自分の記憶では?だ。ただ、最近聞いた話では、「ミミズとXXの先が小便で繋がる」という条件が付いていた点で斬新な感じがした。

最近の科学的難問では、STAP細胞に関する命題がある。これを、因果律という命題に書き換えれば、「一度機能が決定された細胞に何らかの物理的または化学的な刺激を加えると、その細胞は多数の機能を発現する細胞に変化する」と言えるかもしれない。

この科学的命題を証明するためには、実験に使う細胞が「一度機能が決定された細胞」でなければ意味が無いのは明らかだ。マジシャンが、帽子の中に卵を入れ、その帽子から鳩を取り出す演技をして、それが成功すれば、マジックとしては成功だ。

もしも、このマジックと同じ結果を科学としては学術誌に発表する場合は、卵が鳩になる全過程を科学のプロセスに従って記述して証明する必要がある。万一、今回のSTAP細胞論文が、細胞のすりかえというマジックレベルの芸事に帰着すれば、それこそ、科学史に汚名を残す大スキャンダルになるのではないか。

「物理的または化学的な刺激」を加えて、細胞が一代の間に、DNAが万能性を発現するように再プログラムされるのか、何世代を経過する中で再プログラムされるのか、理解できない。生物の個体発生が、一定の方向性を持つという事は、DNAの再プログラムが簡単に起こらないような仕掛けがあると考えるべきではないかと妄想せざるを得ない。「物理的または化学的な刺激」で簡単にDNA再プログラムが起これば、生物界は、現在と全く異なるのではないか。この辺は理化学研究所のスパコンで研究して貰いたいものだ。

筋論・原理論から言えば、万能性を有する幹細胞が、機能が限定された細胞にプログラムされる全メカニズムをDNA解析で解明し、その中の細胞の方向を決めるDNA配列を決定し、一度機能が決定された細胞からその配列を除去すれば、再度万能性を発現することを証明すべきではないか。「物理的または化学的な刺激」を加えて云々というアバウトな手法は、今日の分子遺伝学の水準から見れば、いささかマジック的な印象を受けるのだ。

ともかく、「物理的または化学的な刺激」が遺伝子のどの部分に作用するのかも、老人の頭脳では理解できない。老人の妄想では、この部分に、マジシャンの手口が隠れているように見えてしまうのだ。マジックなら、それを言っちゃあお仕舞いよで済むのだが、科学では、それが捏造の舞台作りに見えてしまうのだ。STAP細胞論文著者で、仮説に戻ったと主張する科学者は、検証可能な仮説として、仮説を提示すべきではないか。仮説を隠れ蓑にするような態度はもはや科学者として死んだも同然ではないか。

この仮説が提示できないまま、理化学研究所が行う再検証からは、否定的な結論しか出ないと推測せざるを得ない。そういう結論になると、仮説自体が世界の笑いものになるのではないか。

ところで、悪友の説では「ミミズとXXの先が小便で繋がる」と、ミミズから細菌や何か見えない物(電流等)が小便経由で、XXの先に侵入して、侵入した何物かが、悪戯をするのだそうだ。こう言われると、彼が主張するチン説をばっさり否定できないと感じた。自分のXXの先が膨れたという体験(証拠)もあるとの事だ。

悪友のチン説は、庶民の科学レベルでは上等の方ではないかと思う。STAP細胞論文著者の仮説を聞いてみたいものだ。

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  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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