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2008年11月22日

2008年11月22日 (土)

アイスキャンデー屋

2008/11/22

アイスキャンデー屋

昔の夏の風物詩と言えばアイスキャンデー屋を思い出す。冷たいものといえば井戸水に浸け

て冷やしたスイカとアイスキャンデー位であった。まだ、冷蔵庫が普及しない時代であった。

裏の細い道をアイスキャンデー屋がチリン、チリンと鈴を鳴らしてくる。アイスキャンデーは自

転車の荷台に積んだ箱の中に入っている。その脇に小旗が立っていたりする。通り過ぎない

うちにアイスキャンデー屋を呼び止めて垣根越しにやり取りをする。同じように、豆腐屋、納

豆屋もまわってきた。豆腐屋はププーとラッパを鳴らした。これがトーフーと聞こえるのだから

ラッパが豆腐屋の合図になったのもかしれない。納豆の方はナット、ナットーと肉声であた。

豆腐の場合は垣根越しにどんぶり等を差し出して入れてもらった。まれには金魚屋も来た。

こちらは、天秤で桶をかついで来たと思う。中身であるが、アイスキャンデーは砂糖水に色を

付けて凍らせたようなもので割り箸のような棒がついており、それを持ってペロ、ペロなめる。

納豆は木を薄く削った経木に包まれていた。豆腐は丸裸であった。今から見れば包装は必

要最小限で省資源が徹底していたようだ。むしろ、包装する資材も設備も無かったし、買う方

も安い方が良いのでそういう状態だったのだろう。このような商売の原点というような物売りも

時代の流れの中に消えていった。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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