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2009年12月11日

2009年12月11日 (金)

小学生雑誌の休刊

小学生雑誌の休刊

少年頃どのような雑誌を購読していたか記憶がない。しかし、雑誌の付録で遊んだりした記

憶はあるので何かの学習雑誌を購読していたのではないかと思う。幼稚園頃のキンダーブッ

クは覚えていた。これは昭和2年(1927)日本初の保育絵本として創刊された超長寿命の絵

本雑誌である。2009/12/8NHK第一で小学生雑誌休刊の背景等を報じていた。10月に小学

館の「小学五年生」「小学六年生」今年度末での休刊が発表され、それに続いて、学研ホー

ルディングス(東京都品川区)の看板ともいえる小学生向け学年別学習雑誌「科学」と「学習」

が今年度末で休刊となると発表された。総合雑誌の凋落と同じ軌跡の上にある現象のよう

でもある。ともかく、今日では情報が多すぎて、それを求める読者の関心も分散している。従

って、出版側も読者を掴む為には専門化する以外になくなるようである。読者としては美味し

いところだけ、安く味わえればよいという事であろう。

「雑誌業界を支えてきた1つのビジネスモデルが終わった。」とTmedia/「Business Media 誠」

の解説記事が以下のように伝えていた。その要因は、①学研の平成21年9月期決算による

と、家庭訪問販売事業の売上高は約10億6000万円で、売上高全体の3%程度。②少子化

や共働きの増加による在宅率の低下。③子どもの価値観の変化。④学年別総合雑誌が時

代のニーズに合わなくなった」。⑤早期教育の流れを受けた就学前児童に対する通信教育

などの隆盛が、未来の学年誌購読層を囲い込み、同社のシェアを奪った。⑥21年9月期の

教室・塾事業の売上高は98億円にのぼり、家庭訪問販売事業をはるかに上回る。⑦学年誌

の直販はかなり以前から、すでにメインビジネスではなくなっていた。

出版業も情報を加工して売るという産業とみれば、市場の構造とニーズが変わってしまった

と言うことであろう。しかし、教室・塾事業が伸びているという事は単なる物販からより付加価

値の高いサービス業への転換とも見られる。ともかく教材を売った後はあなたが自力でそれ

を活用しなさいというのが従来モデルであるならば、教材、興味、学習まであなた任せのビジ

ネスモデルは至極便利で快適かもしれない。一般教育は将来への保険のような性格もあろ

う。同じ金をかけるならば、将来より目先が大切だというのが親の実利感覚かもしれない。前

記のNHK番組で、子供達の声も流れた。子供達は小さな大人のようでもあった。大人のコピ

ーのようなでおそるべき一面も持っている。学校も塾も習い事も皆遊びだと割り切れればよ

いのかもしれないが。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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MEMO 海外の博物館・美術館

  • https://www.artic.edu/collection?place_ids=Japan&page=6
  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)