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2009年12月25日 (金)

ペット

2009/12/25

ペット

幼少年時代に動物と親しむことは子供の成長に多くの影響を与える。幼少年にとって人間の

生死に直面する機会も少なくその意義を知ることは非常に困難である。しかし、身近な動物

の生死に遭遇することは多いだろう。寿命が比較的に短いペットはとくにそうであろう。自分

の幼少時代は、幸い身近な所に色々な動物がいた。従って、今日のペットの類にはあまり縁

がなかった。当時の大人には野鳥を捕獲して飼ったり、カナリヤを飼っている人がいた。ま

た、ハツカネズミを飼っている人もいた。ハツカネズミが運動用の車をくるくると回しているの

をうらやましく見たこともあった。当時、自分が飼っていたのは、ひょうたん型をしたコンクリー

トの池に川で捕ってきた鮒などであった。この池もいつしか取り壊しになってしまった。社会人

になってがむしゃらに働いている自分の姿をあのハツカネズミが車を回している姿に重ねて

見た事もあった。結局、手間の掛かる家畜類はいなくなり、かろうじて雑種の猫を飼うくらであ

った。子供に買い与えた最初のペットはハムスターであった。飼育箱は金網を張って自作し

た。その後、息子達は自分なりに熱帯魚に凝っていた。娘は野良犬を拾ってきた飼った。そ

の中で、動物を飼う気持ちを起こし、いくつかのペットの生死を体験してきた。最近、厚生省

官僚OBが殺される事件が起きた。動機については必ずしも明確ではないようだ。幼少年は

大抵、ペットのような動物でも殺してはいけない。まして人間は絶対殺してならないとさとされ

るのが普通であるだろう。野放しにされたペット類が捕獲され殺される事にはやはり何らかの

矛盾を感じるのも普通人の感覚であろう。人も社会も病んでいるので殺人が起こるのではな

いかとふと思う。人間に危害を加える存在を撲滅すればその憂いは永久に無くなる。しかし、

そんな事が現実に可能なのか。NET上に以下の犬猫の殺処分数のデータがあった。

平成19年度
          犬猫合計殺処分数    犬殺処分数     猫殺処分数
  全国    310,457                100,963          209,494

最近、九州大学生体解剖事件というのを知った。これは、戦時下に死刑を宣告された米兵

捕虜を生体解剖した事件であるという。大義名分は戦争医学に寄与する事であったようだ。

この事件は戦時下の特殊な状況で起きた。今日の犬猫の殺処分はガス室で密かに行われ

ているようだ。犬猫の殺生マシーンが確実に稼働しているのだろう。無機的にガス室に送ら

れる犬猫を小中学校に回し、給食の残飯で飼って、動物教育の一環としてはどうか。新規に

送り込まれた犬猫で飼育能力が満杯になったら、ガス室に送るか生かす方法を皆で考えさ

せる。きれい事でない生命教育が可能になるのではないか。ガス室に送り込まれる運命の

犬猫も犬死にせずに済む。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)