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2009年12月 4日 (金)

ヒイラギナンテン

2009/12/4

ヒイラギナンテン

単身赴任をしていた時の宿舎であった会社の社宅の生活は単調であった。何人か職場の同

僚もいたが余り親密なつき合いはなかった。一度、宴会があるから来ないかとお呼びがかか

った。その時は有り難く呼ばれていった。冷蔵庫やレンジを持っていったがほとんど使わずに

持ち帰った。自炊をすればできる環境にあったが、ほとんど外食等で済ませた。社宅に帰っ

ても話す相手もいない。ともかく単調なのは、生き物がいないということに気付いた。生き物

がいれば変化を確認できる。ということは自分も生きているという事を生き物を通して感じる

ができる。そんな訳で、水栽培で水を吸わせたティッシュペーパーの上に野菜の種を播いた

り、ニンジンの頭の部分を水を入れた容器の中で育てたりした。そのような、生き物でも自分

が手をかけて生きている事を見ていると何となく精神が安定した。単身の社宅から自宅に帰

るのが出張であり、何か生活が逆転していた。要するに、身分も駐在先の居候という身分

で、そこから派遣元の職場に仕事に行く出張に抱き合わせで帰宅していた。これが単身赴任

の楽しみであった。しかし、夏場の長期出張の時は、例の野菜類の水栽培の水も蒸発してか

らからになって、野菜も枯死していた。そんな、単調な生活を送ってきた社宅ではあったが、

そこを出る時が来た。その社宅の小さな庭にヒイラギナンテンが植えられており、実を付けて

いた。これを持ち帰り種を播いたら、今日では数本育って大きくなっている。そのヒイラギナン

テンも行き場所が無く、あちこちに分散している。ともかくその木の由来を知っているのは自

分だけであろうと妙な感傷に浸る事がある。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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