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2010年1月18日 (月)

だれでも特許

2010/1/18

だれでも特許

特許が重要である事は分かっているが自分が特許出願等するとは思っていなかった。職務

発明という事で会社にあって初めて特許が出願できた。自分も特許に関する通俗書を読み、

ある程度の特許に関する知識を得た。豊沢豊雄氏の著書は一般書店で見かける機会が多

かったので読んだ記憶がある。それが数年前に詐欺か何かで問題になったと記憶している。

特許に関してはDr中松もユニークだ。こちらの方は自身が発明家であり、本名中松義郎氏で

選挙でも知名度?がある。ちなみに特許図書館で初心者検索してみた:「中松義郎」に関す

る技術が 110件 見つかりました。最新のものは公開番号 : 特許公開2009-293232 で

あり、発明家として健在のようだ。いわば、在野で特許に関して活動している豊沢、中松両氏

以上の知名度を持つ特許関係者を思い出すのが困難である。しかも人生の過半以上にわ

たり、そのような活動をしているようだ。いずれも、特許や著作権、ひいてはアイデアの重要

性とそれが権利となるという啓蒙的活動をしてきた事実は無視できないのではないか。弁護

士、弁理士、税理士、会計士、医師等法令で権利が守られている資格が多々ある。思うに、

こういう職業は結果系に網を張っており、問題が出たときお世話になるのが一般的だ。お世

話になるのは事後の課題が生じてからの場合が多い。そのような課題や問題が生じた場合

に自分の専門知識を利用して頂くような事前的活動も本来重要ではなかろうかと思う事があ

る。 一般人(顧客になる人々)にあらかじめ、その職業や自分の得意な事を知らせたら、安

心して仕事を頼めるようになるのでははいかと思うが、余りその例を見ない。広告は禁止さ

れているのか、プライドが許さないのか。ともかく、知的所有権は資源の乏しい日本にとって

はその将来を制する無形の資源である。弁理士や弁理士界がもっと特許を出せと啓蒙すれ

ば自分の仕事も増えて社会にも貢献できるだろう。その重要性を広く説く在野の人物は、そ

れに代わる専門家の活動が目立たないだけ際だって見える。自分も、部下を持つようにな

ってからは、部下に恥ずかしいと思う特許でもどんどん出せ、それを判断するのは特許庁だ

から気にするなと叱咤激励した事を思い出す。つまらない特許は埋もれてしまうが、良い特

許には他からクレームがつく。逆にクレームがつく特許が出せれば一人前であろう。技術者

として油の乗った頃、特許を出すゆとりも無かったことを残念に思った。特許の重要性を説く

上司も多くはなかった。ともかく、現場でこれは特許になるかならないかと目をこらすだけで物

の見方が大きく変わるのであり、そういう見方を身につけることにより技術者も成長するので

ある。また、特許原稿を下書きするだけで、正確な技術文書を作成する訓練になり、自分の

技術的な成果を自己評価し、記録も出来る。特許が登録されれば技術者として客観的に評

価され、歴史に名前も残す事ができる。当然、自分の特許が実施されれば、報償の対象に

なる。最近は自分の特許の使用価値を客観的に評価し、それに見合った対価を発明者に支

払うべきだと自己主張する技術者も出ている。欧米では当然の事のようだ。特許出願にも押

さえるべきつぼがある。特許の下書きも、事前に知財部門の専門家と相談するとうまくまとま

る。出願にあたっては、知財部門の専門家にお世話になった事を思い出した。開発部門か

ら管理部門に異動して開発契約等の仕事をした時にも特許の経験は役にたったと思う。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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MEMO 海外の博物館・美術館

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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)