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2011年3月18日

2011年3月18日 (金)

かみつけ女流歌人 雅:紀元杉

2010/3/18
寒い日が続いている。昨日は60Wのアンカを膝の上に乗せて座業。作業場の気温は6℃だった。夕方になり更に冷えそうなので仕事を切り上げた。

3/17の17時頃にJR、地下鉄に対して10%の節電指令が出された。その理由に、気温の低下で暖房等の電力使用が増大して、供給能力の上限に近づき予想の出来ない停電が発生するとおそれがある事を上げた。なぜ、JR、地下鉄なのか。気温の予想はある程度正確にできるのだから、そういう要素を入れて予想して実施するのが計画停電ではないのか。理解に苦しむ。

以下の記事を見ると電力消費量が危険レベルに迫ったのは分かるが、計画停電は建前では東京電力の責任で行っているのではないか。そこに政府が口を出したように見える。当然、首都の大規模停電が国家の危機として政府が計画停電を率先主導するのであれば理解できる。この国難にあって、責任のなすりつけをするような場合ではないであろう。

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以下「スポニチアネックス」WEBからの引用(http//:ww.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/18/kiji/K20110318000447960.html):「首都圏に大規模停電危機…帰宅ラッシュまた大混乱
;海江田経産相は午後3時すぎに緊迫した表情で緊急会見。「本日夕方から夜にかけて電力需要が供給量を大幅に上回り(首都圏などで)予測不能な大規模停電が発生する恐れがある」と強い表現で警告し、各企業、各家庭に節電を呼びかけた。;これを受け国土交通省は鉄道会社に対し、緊急的に運行本数を削減するよう要請。JR東日本は午後5時以降、山手線、京浜東北・根岸線、埼京線、常磐線などで本数を減らして運行。東急、京急などの私鉄、地下鉄も2~3割、削減した。;東電の17日の供給力は最大3350万キロワットだったが、電力需要は午前9~10時に3330万キロワットを記録。最大供給力の一歩手前まで迫った。ただ節電の呼びかけに企業、個人が応じたため、大規模停電は寸前で回避された。」
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昨日は原発にヘリコプターから放水を行った。これを行うために、公務員の放射能被爆許容レベルの上方変更を決定した。放射線の危険性は東京電力と政府が率先して説明すべき事ではないだろうか。東京電力や政府が出す情報を裏読みしなければならない日本とはどういう国なのか。日本に外交使節を置いている西欧諸国が所員に日本や原発危険区域からの本国帰国や関西方面への待避をすすめているという報道を耳にすると日本が国際的に信用されていないのではないかとつらい思いがする。被災地の人々はこのような情報に接するどころではないだろうが、後から知って更に辛い思いがするのではないか。

昨夜は計画停電への予備が無く、暗闇の中ガスコンロでインスタントラーメンを作り一人だけの夕食。台所は真っ暗だが、外が明るい。月光が家の中にも入り、目が慣れるとなんとか物がみえてきた。こんな時だからと朝刊を持って外に出た。本文活字は無理だったが、見出しの一回り大きな活字は読めた。カラー写真の色も何とか識別できた。人類の祖先をだどると、小さなほ乳類で捕食されないように夜活動したらしいと何かの本で読んだ記憶ある。人間、日頃の便利さに自分の持っている能力に気付かないでいるのではないか。自分がサバイバルという点で尊敬するのはグアム島から生還した横井庄一さん。何十年かのジャングル生活でカレンダーが狂わなかっただけでも驚異だった。なにがなんでも生き残っていようという気持が大切だと思う。そのためには、自分の持っている能力に気付きそれを生かして行く事だ。

東北地方太平洋沖地震は本日で、発生以来7日目となった。通信や交通機能の回復等により、徐々に、その被害が明らかになりつつある。警察庁によると、17日午後10時現在、東北など12都道県警が検視などで確認した死者数は5692人に上った(産経ニュース:2011.3.17 23:22 )と報じられた。原発事故に目が奪われて、地震・津波の死者・被害者のニュースも相対的に少なくなっている。

今朝6時の屋外気温は-1.7℃で真冬並に寒い。AMEDASでは-0.7℃。

昨日の天気

TAVE= 1.9
TMAX= 6.7
TMIN= -1
DIFF= 7.7
WMAX= 10
SUNS= 9
RAIN= 0

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:紀元杉

歌題=紀元杉:

■酸性雨に 白く立ち枯れし 屋久杉を 遺産の森に 数多見掛くる 18 石原 信子

屋久杉が酸性雨で枯れているという意外な現実を歌として記録している。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)