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2011年4月19日

2011年4月19日 (火)

老人の寝言:原子力安全保安院は初めからメルトダウンしていたのか

2011/4/19
昨日はマイカーを使わない老人モードで外出した。自転車で家を出る。車道に比べて自転車が走るべき道路環境は最悪である。いつ転倒して交通事故に巻き込まれるか危険を覚悟しなければ主要な道路を走れない状況だ。自動車の駐車場が駅に近く、駐輪場が駐車場より遠いのも頭に来る。ただだから我慢しろといういやらしい天の声を聞くようだ。次は電車。ローカル線もようやく定常運転に戻っている。丁度、朝の通勤通学時間帯。乗客の7~8割以上は通学生のようだった。下車後バス停を探す。行き先は表示で分かるがバス停が一目で分からない。通勤乗客らしい人に目的地で停車するか教えてもらいバスに飛び乗る。その先は歩いて目的地へ。環境のために公共の交通機関を使いましょうと呼びかけは心地よく響くが、現実は老人が一人で外出できる状況からはほど遠い。帰りは、バスに乗った行程を歩いて駅に向かう。町中の活気の無さに呆然とする。そんな中、夕方になり小さな骨董店を覗いて立ち話。昨年もトンボ玉を買ったと言うと店主と話がはずんだ。おれはどういうわけか古い物がすきなのかな。最近は古い物を大切に使うという伝統が無くなったと意見は一致した。店主があめ数個をくれた。そのお礼にまたトンボ玉を買うと言うと、骨董品は色や状態がよく見える昼間に買うもんだと貴重なアドバイスをしてくれる。いや、俺が買うのはそこに立ち寄った記念に自分専用だと言うとビー玉よりひとまわり小さなトンボ玉を1個渡してくれた。こちらは硬貨一枚を渡す。すると、今度は小さな菅ビーズのような物を1個おまけにくれた。今度は昼間にお茶を飲もうと言ってくれた。なんとなく重い足もかるくなるような夕暮れであった。

昨日の天気

TAVE= 13.8
TMAX= 16.7
TMIN= 11.4
DIFF= 5.3
WMAX= 5.3
SUNS= 0
RAIN= 0

老人の寝言:原子力安全保安院は初めからメルトダウンしていたのか

asahi.com(url=http://www.asahi.com/national/update/0418/TKY201104180444.html;2011年4月18日21時32分)は、

『燃料棒の溶融、保安院が初めて認める 内閣府に報告」というタイトルで「保安院は、燃料棒の表面を覆う金属製の被覆管が熱で傷つき、内部の放射性物質が放出されると「炉心損傷」、燃料棒内部にある燃料を焼き固めたペレットが溶けて崩れると「燃料ペレットの溶融」、溶けた燃料棒が原子炉下部に落ちると「メルトダウン」、と定義した。

 そのうえで、検出された放射性物質の成分や濃度などから、1~3号機で「燃料ペレットの溶融」が起きていると推測。さらに、制御棒などと一緒に溶けた燃料ペレットが、下にたまった水で冷やされ、水面付近で再び固まっている、との見方を示した。』

と報道した。

原発事故とは言え、起こっている現象自体はある条件が整えば必然的に起こるという自然法則の上に成り立っている。そのような本来制御に馴染まない自然法則を人畜無害に制御しようとするのが安全技術ではないか。原子力安全保安院は原子力や各産業分野の安全を監視・指導する国家機関ではないか。その国家機関が、公表してきた事実認識や指示・指導等は、国民や産業人に対して信頼できるものでなければならない。東京電力が原発事故の収束のための工程表を発表したが、既にその内容の実行性に懸念も出ている。上記の記事を読んで、原子力安全保安院が、今まで東京電力のメッセンジャーボーイ程度のことしか行ってこなかった事を歯がゆく思っていた人も多いのではないか。

その挙げ句の果てが、上記報道のような責任逃れの事実追認になったように思えてしまう。原子力安全保安院は原発は安全だというメッセージを発し続けたのではなかった。それでは、戦前・戦中の大本営がやったことと何ら変わらないのではないか。原子力安全保安院がそのようなミッションを完遂し事態の早急な収拾に貢献しているなら話は別だろうが。「燃料棒の損傷」と「燃料棒の溶融」では国民が受ける危機感には大きな差がある。更に、「燃料ペレットの溶融」という専門用語でわかりにくくする。原子力安全保安院は自ら有害無益を証明してしてきたのではないか。そのような国家組織が過去幾つあった事か。

既に日本の各種制度自体が疲弊し、有効に機能する活力を失っている。原子力安全保安院が産業政策を実行する通商産業省内局として存在する限り、本来の任務を完全な透明性と有効性の本に遂行できる保証はないのではないか。原子力安全保安院は独立性の高い開かれた確実に機能する外部機関として再構築される必要があるのではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:蚊柱

歌題=蚊柱:

■ひと声も 発するなくて 舞へる夜 又吾も密かに 夜又隠し持つ 53 菅谷 千恵子

意味をとらえ難い歌だが、何回も読むとおぼろげながらその様子が浮かんでくる。

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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)