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2011年4月 5日 (火)

東北の海よ:海に漏れた放射能は拡散するので問題ないと言ったのは誰だ

2011/4/5
苗に灌水。庭の一株だけのユキヤナギに白い花が咲いている。あちこちに植えたユキヤナギの株はこの株から根分けした物だ。この株がルーツだ。この株だけは最後まで残しておこうと思っている。東京電力は昨日、低濃度の放射能汚染水を大量に海洋投棄すると発表した。即日実施された筈である。東京電力のホームページにはその旨の情報があったが、原子力安全保安院のホームページには関連情報はなかった。こんな重要な情報を即刻開示しないのは極めて悪質である。ニュースが流す情報と当局が公表する公知は責任の所在が根本的に異なる筈だ。気になる4/4 の3号機の状況:7立米/H、燃領域A=-1800mm、燃領域B=-2250mm。

昨日の天気

TAVE= 6.8
TMAX= 11.6
TMIN= 1.8
DIFF= 9.8
WMAX= 9
SUNS= 12.2
RAIN= 0

東北の海よ:海に漏れた放射能は拡散するので問題ないと言ったのは誰だ

東北関東大震災により、広範囲の農地も津波で海水を被り、塩害で農作物の栽培が不可能になっている。これから、稲作の準備も始まる頃だがもう当分無理であろう。一方、海は平常の姿に戻っているようだ。津波で多くの船を失ったが、漁業が受ける打撃は、海さえあれば取り返せるというような話がラジオに流れていた。しかし、そのためには放射能がなくきれいで安全な海が必要なのだ。3月末頃か、福島第一原子力発電所のトレンチという地下抗から放射能を含んだ水が海へ流出している事が発覚した。その時の当局のコメントは、放射能が海に拡散すればその濃度も薄くなり危険でないというような内容だと記憶している。

今度は、ピットというコンクリート抗の亀裂から高濃度の放射能が直接海に流出していることが明らかになった。

YOMIURI ONLINE(2011年4月4日03時36分  読売新聞 url=http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110404-OYT1T00091.htm)によると、

「同原発を中心とした太平洋岸沖合約30キロ・メートルの5地点で今月1日に採取した海水の表層」だけでなく「水深113~160メートルからの採取」した海水からも検出されているので、相当広範囲に放射能が拡散している実態が暴かれたことになる。しかも、それを応急的に止めることも出来ていない。

一方、YOMIURI ONLINE(2011年4月4日03時08分  読売新聞 url=http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110404-OYT1T00076.htm?from=main1)によると、

「電源喪失で容器破損」東電報告書検討せず:
東京電力福島第一原子力発電所2、3号機で使われている型の原発は、電源が全て失われて原子炉を冷却できない状態が約3時間半続くと、原子炉圧力容器が破損するという研究報告を、原子力安全基盤機構が昨年10月にまとめていたことがわかった。」という記事もあった。いわば、今回の原発事故は予め問題点が指摘されていてその対策が為されていなかったという人災でもあることが示された。

しかし、隠し事をしてもはや責任がとれなくなった時点になって、尻まくりして玉砕するというパターンがいつまで続くのか。日本の将来をそういう無責任体制が握っているとなると国民の失望は尽きない。

ところで、ピットから高濃度の放射能を帯びた水が海に流れ出すのも基本はサイフォンの原理と同じで、流出源の水位がピットの水位と同じになるまで続くのではないか。ピットからの流出を止めれば、どこか他に注入した分の汚染水がたまるか流出する。まさにジレンマそのものである。しかし、海という世界の人々につながる海水に放射能を垂れ流すとこは絶対に避けなければならないだろう。ともかく、目先の対策としては原子炉からピットに至る経路のどこかで汚染水を遮断しなければならない。以前コンクリート桶の水漏れを考えたとき、薄いビニールシートで亀裂部をカバーすると水圧で不十分ながらある程度は止水はできた。ゆっくり硬化するヘドロ状の物質を流し亀裂に目詰まりを起こさせるというような方法も可能ではないかとも考えてみた。速効ではないが大きい粒子から小さい粒子へと変えて目詰まりを促進するとか。ともかく、どこに亀裂があるのか不明ならば、水圧の差を利用しない手はないだろう。報道された新聞紙とおがくづと高分子ポリマーはどういう物性を持ち、どういう物理的条件の元に使われたのかについてはその理由が見えない。何か、やぶ蛇的な対策に見えてしまう。

追記:自然には保存則という大原則がある。物の出入りの収支は常にゼロである。原子炉に注入した水も、入れた分からどこかに溜まった分を引いた物が出た分になる。物を貯める容器には限界がある。従って、放射能に汚染された水があふれ出すのも当局者は先刻承知していた筈である。抜本的でない先延ばし対策の連鎖を源流に向けて辿って行くと、結局初動対策の不手際に突き当たる。後手後手の対策は抜本対策をする貴重な時間を次々に食いつぶして来たのが実態ではないか。最悪こうなるというシナリオが公知されていれば、それに対する覚悟は定まるが、土壇場で、寝耳に水のような扱いをされると当局への不信感は爆発してしまうだろう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:別れとは

歌題=別れとは:

■別れとは つね流れいる 時なかの 我のみにある 一つの区切り 23 大石 敏子

幾つもの別れにあい、それを自分なりに鎮魂の歌として詠った。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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