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2011年5月7日

2011年5月 7日 (土)

老人の寝言:余りにも余りにも唐突な美談の裏に何があるのか

2011/5/7
先日、引き出しの上段と下段の中身を入れ替えた。上段には赤、下段には黒ののし袋を入れていたのだが、近頃よく使うのは黒、赤はほとんど使っていない。別れも種々様々だ。最近も全く予期しない突然の別れがあった。ユッケを食べたことが原因と見られる腸管出血性大腸菌O(オー)111に感染して集団食中毒で死亡者が出た事件が発生した。楽しい食事の後に悲惨な結果が待っていた。誰も積極的に死にたいとは思わない。生肉を食べる(本人)・食べさせる(業者)には相当の注意が必要なようだ。当然食の安全を確保する行政の役割も重要だ。迅速な原因解明と再発防止対策が必要だろう。

昨日の天気:曇りの寒い天気であった。

TAVE= 14.8
TMAX= 18.1
TMIN= 12.1
DIFF= 6
WMAX= 2.7
SUNS= 0.1
RAIN= 0

老人の寝言:余りにも余りにも唐突な美談の裏に何があるのか

東日本大震災も発生以来2ヶ月になるのを控えて、地道で確実な対策の実行が必要な段階にさしかかっている。ここ数日、震災や原発事故をしり目に、集団食中毒のニュースが話題をさらった。そこに、降って湧いたように浜岡原発停止というニュースが走った。asahi.comは、「浜岡原発の全原子炉停止へ 首相の要請受け入れ(url=http://www.asahi.com/politics/update/0506/TKY201105060230.html;2011年5月7日3時10分)」というタイトルで、「菅直人首相は6日、東海地震の想定震源域である静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所について、定期検査中の3号機や稼働中の4、5号機も含めてすべての原子炉を停止するよう中部電に要請した。中部電は受け入れる方向。停止期間は、中部電が2~3年後の完成を目指す防潮堤新設までとなる見通しだ。」と報じた。

この総理大臣の行動に対する判断は安易に評価すべきではないかもしれないが、余りにも唐突に感じる。地震、津波、原発事故で日本が、精神的にも経済的にも瀕死の状態になっている。それを救う任務をもつ最高指揮官が総理大臣ではないか。地震・津波等の天災や事故等の発生は確率事象でもある。全ての発生可能性に対して万全な対策をしたら、いくら金や時間をかけてもその対策は終わらないだろう。物事には順序がある。もぐらタタキで有限の時間を失ってはならない。何を最優先にするのか、それを最終的に決めるのが政治判断ではなかろうか。今回の総理の一つの行動に対して、何故今更というという何千何万もの疑問があらゆる方面から上がるのではないか。今となっては、地震、津波、原発事故という三重苦で瀕死の重体である日本を救う道筋を着けるのが総理大臣唯一の任務ではないのか。総理大臣の権力をおもちゃのように自分の延命や名声のために使っては歴史が泣くだろう。

asahi.comは、「首相は停止要請の理由に東海地震を挙げ、「30年以内にマグニチュード(M)8程度の地震が発生する可能性が87%という数字も示されている」と説明。」とも述べている。確率論的に表現に従えば、東海地震が今後1000年以内に発生する確率は99.9%程度の確実性はあるかもしれない。しかし、99.9%程度の確実性が大きいから即時停止という理由にならないのは自明である。要するに期間を限定すれば確率は変わる。同じ理由により、「今後3年以内にマグニチュード(M)8程度の地震が発生する可能性がX%」というならば、このX%は87%より小さくなるのが当然ではなかろうか。もし、今回の東北地方太平洋沖地震を教訓に、浜岡原子力発電所の耐震補強対策工事を行うために浜岡原発を一時停止させるのであれば、このX%を具体的な数値で示すべきでったのではないか。ここに最大の説明責任があると思う。総理大臣がオオカミ少年にならない事を願うばかりだ。統計で嘘をつく方法とかいう本があった思う。説明にも一貫性が必要だ。責任となることは他人に、手柄になることは自分にではどんなチームワークも機能しない。すべてが個人プレーで終わってしまう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:合わせ鏡

歌題=合わせ鏡:

■朝々を 髪梳く時の 長くなり 合わせ鏡に 薄き毛寄せ合う 29 狩野 輝子

分かっていても歌にできない事を見事に歌にしている。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)