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2011年8月30日 (火)

老人の寝言:報道機関の優等生NHKにおごりはないか

2011/8/30
昨日は晴れ。残暑・真夏日が復活。日陰を選んで下草刈り。アメリカセンダングサ、イシミカワ、ヤブガラシ、シノ等が多い。苗はこれらの雑草の陰になりほとんど見えない。ポケットラジオで民主党の代表選挙演説を聞きながら作業。ラジオは国産品だがボリュームの接触が悪いのか時々音が切れる。コンコンと叩くと復活する。昼休みに潤滑剤を噴射して様子を見た。音切れは無くなったようだ。思うにボリュームの接点は極小さな領域ではないか。そんな場所に潤滑剤が染み込んで機能が復活するのも不思議だ。接触不良等は症状が不安定で精神衛生上も良くない。与野党の接触も信頼性が大切だ。首相が代われば事態も少しは改善するのではないかというのが国民の淡い期待だと思う。民主党代表就任までTVを見てから休憩。NHKは決選投票開票中に代表決定という速報を流した。党大会の中継、代表選管開票作業を中継している番組の中このようなニュースを割り込ませるのは、いかにも報道倫理・マナーを軽視しているように見える。厳正な手続きで選挙を行っているという事を示すための代表選の公開だろうから。視聴者は固唾をのんでその開票風景をテレビにかじりついて見ていたのではないか。NHKは開票中の「代表決定という速報」(不確定)をどのようにして入手し・判断して報道したのだろうか。確定結果の発表は選管の確報がでるのを待つべきではなかったか。

2011/8/29の天気

TAVE= 26.0
TMAX= 31.3
TMIN= 21.8
DIFF= 9.5
WMAX= 3.8
SUNS= 10
RAIN= 0

最高気温(℃) = 31.6 ( 15:47)

老人の寝言:報道機関の優等生NHKにおごりはないか

追記:上記、NHKの中継放送に関して以下の記事があった。

asahi.comは、「馬淵氏の呼びかけめぐりNHKが訂正 民主代表選;url=http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY201108290475.html(2011年8月29日20時44分)」というタイトルで、「 NHKは29日、民主党代表選の決選投票の中継放送で、馬淵澄夫前国土交通相が海江田万里経済産業相以外の候補を支援すると報道し、その後の番組の中で訂正した。当時投票は続いていて、投票行動に影響した可能性がある。馬淵氏は代表選終了後、「増税はすべきではない、デフレ脱却を第一に掲げると言ってきた。海江田氏に投票した」と記者団に語った。 NHKは野田佳彦財務相、海江田両氏が争った決選投票を実況中継するなかで、男性アナウンサーが「鹿野道彦農林水産相の陣営は野田財務相に一致して投票する方針を確認した。また、馬淵前国交相は今日午前の出陣式で、決選投票になった場合は海江田経産相以外の候補者に投票するよう自らの陣営に呼びかけた」と伝えた。 その後、この中継番組の中で代表選の解説などをしていた政治部記者が「正しくは馬淵さんが『増税はすべきでなく、決選投票になった場合は私の政策に近い海江田さんに投票していきたい』と表明した」と説明し、報道内容を訂正した。 NHK広報局は「馬淵氏の決選投票の対応は投票開始後に伝えたが、取材情報に基づいて、改めて馬淵氏の対応を伝えた」と説明した。」と報じた。

尚、念のため他の情報を検索すると以下の情報もあった。

毎日新聞は、「民主代表選:馬淵氏の対応、NHKが誤報 決選投票中継で;url=http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110830k0000m010136000c.html(毎日新聞 2011年8月29日 23時06分(最終更新 8月30日 3時43分))」というタイトルで、「NHKは29日、民主党代表選の決選投票の中継で、馬淵澄夫前国土交通相の対応について「海江田万里経済産業相以外の候補」を支援すると誤って伝え、後に「海江田氏に投票」と訂正した。馬淵氏は代表選後、「海江田氏に投票した」と記者団に語っており、決選投票の結果に影響した可能性がある。 NHKは同日午前11時から民主党代表選を生中継。決選投票の開始後、アナウンサーが「馬淵前国交相は今日午前の出陣式で、決選投票になった場合は海江田経産相以外の候補者に投票するよう陣営に呼びかけた」と実況した。 その後、同じ番組の中で政治部記者が「正しくは馬淵さんが『増税すべきでなく、決選投票になった場合は、私の政策に近い海江田さんに投票していきたい』と表明した」と放送内容を訂正した。 NHK広報局は「馬淵氏の決選投票への対応については投票開始後に伝えたが、その後、取材情報に基づいて改めて馬淵氏の対応を伝えた」とコメントした。」と報じた。

NHKには東京電力の電力独占と同じように報道独占の奢りがあるのではないかと危惧している。asahi.comの記事を全文引用したのは「当時投票は続いていて、投票行動に影響した可能性がある。」という指摘の妥当性を判断するためである。毎日新聞の「馬淵氏は代表選後、「海江田氏に投票した」と記者団に語っており、決選投票の結果に影響した可能性がある。 」という報道は更に踏み込んでいる。また、記事を更新しておりフォローの跡が見える。asahi.com及び毎日新聞の報道が正しいとすれば、NHKは国政上重要な選挙が行われている最中に、その有権者の行動に影響を与える可能性のあるデマを全国放送で流したことになり、その責任は極めて重大である。口先だけの説明で済む問題ではないだろう。自分も、上記男性アナウンサーの報道を聞いて、勝ち馬に乗るために決選投票で判断を変えた有権者も出たのではないかと思った。NHK自身が勝ち馬に乗ろう、強そうな方に靡こうという甘えの構造はないか自己検証すべきではないか。故意か過失か云々という前に、そう言う場面でそう言う報道をすることが投票に与える影響を与える懸念があると適切に判断できる能力をNHKが有すべき事が、日本唯一の公共放送であるNHKにたいして当然満たすべき条件として要求されているのではないか。

尚、上毛新聞の8/29のTV番組表を見ると、民主党代表選挙の生中継は、NHK、テレビ朝日、TBSテレビ、フジテレビが行ったようだ。各局で競争が激しかったと思われるが、このような重要な報道番組、しかも正確な報道が求められ、その確報が予定通り当局から出るという状況で、ファーストフードのように速さだけ競って、質をおろそかにして良いのか。国民がNHKに求めている事に逆行しているのではないか。

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  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)