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2011年9月5日

2011年9月 5日 (月)

東北の海よ:東北の女性歌人。20110905。

2011/9/5
昨日は曇り。未明(2時;27㎜)と夜遅く(23時;50㎜)に雨。この場合、いつ頃かを言葉で表すのに困った。24時間制で時系列的に時間を表す習慣は新しく言葉がまだ十分整っていないようだ。気象庁が用語を定義(ここを参照:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html)しているので参考になる。23時の雨はウトウトしていたがかなり集中して降った強雨のようだった。午前中は下草刈り。ようやく一区画が終了。蜜柑樹は秋芽が伸長中である。春夏秋の年3回芽が伸びる。出たばかりの芽や枝は弱く、霜が降れば最初に枯れるのが秋枝である。動物も植物も幼いときは弱い。でも、雑草の中から芽を出した株が姿を現すと元気付けられる。午後は外出。しばらく車に乗っていないので、バッテリーがバテ気味で一発でエンジンがかからなかった。

2011/9/4の天気

TAVE= 26.0
TMAX= 28.3
TMIN= 22.4
DIFF= 5.9
WMAX= 7.4
SUNS= 0.4
RAIN= 80.5

東北の海よ:東北の女性歌人

河北新報の河北抄は、「宮城県大和町出身の歌人、原阿佐緒(1888~19…;url=http://www.kahoku.co.jp/column/khksyou/20110902_01.htm(2011年09月02日金曜日)」というタイトルで、「宮城県大和町出身の歌人、原阿佐緒(1888~1969年)には生涯、恋愛スキャンダルがついて回った。 相手は、東北帝大教授の石原純。新聞は、世界的な物理学者をさも奔放な女が誘惑したように書き立てた。男中心社会の一方的な中傷だった。 戦後、生家で暮らす阿佐緒を物心両面から支えたのが、仙台市の歌人、扇畑利枝さんである。執筆活動を通じ彼女への誤ったイメージの打破に努めた。」、「東北の女性歌人の交流と発展に尽くした扇畑さんが、95歳で亡くなった。夫で東北大名誉教授の故忠雄さんと「東北アララギ会」を率い、それぞれ河北文化賞を受賞している。」と報じた。

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追記(2020/04/30):

あけみの歌 懐かしの古賀メロディーを歌う緑咲香澄

48,153 回視聴(追記(2022/10/07):110,872 回視聴
2018/06/30

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三たび結婚に破れ幼子を背負って作曲を依頼に来た原に、古賀は自分の母の面影を重ね、涙を流しながら作曲したと伝えられています。  この歌はオリジナルレコードでは3番歌っていますが、古い楽譜に4番掲載されていたのでその通りにしました。ちなみに、「影を慕いて」も4番まで作詞されていたのが同様に2番が抜かれてレコード化されています。

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台風12号の影響で、晴れ間が出たり、雨が降ったりの不安定な天気になり、始めた下草刈りから退散した。たまたま、WEB記事を見て目に付いた人名が「原阿佐緒」であった。どこかで出会った名前だったが、すぐに思い出せない。本文を読んで石原純との関係を思い出した。石原純については、いつか書いたことがあるので、検索してみた。「くろいもの:いとしきもの(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/04/post-c414.html)」に書いていた。石原純は理論物理学者だが、原阿佐緒との恋愛で自ら研究者の道を断ったようだ。そうして歌人として、在野の科学研究者として生きた。

「石原純;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E7%B4%94;(最終更新 2011年8月16日 (火) 03:10 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「石原 純(いしわら あつし(じゅん)、1881年1月15日 - 1947年1月19日)は、日本の理論物理学者・科学啓蒙家・歌人。(イメージ)」、「歌人としては、一高時代に伊藤左千夫に入門し、『アララギ』の発刊に参加。初期の主要同人となった。1921年、妻子を持つ身ながら歌人・原阿佐緒と恋愛事件を起こし、大学を辞職。以後は著作活動をおこなう。島木赤彦や斎藤茂吉の説得を受け付けず阿佐緒との同棲を続け、やがてアララギを脱会に至る。」とある。

石原純は戦後まもなく死亡し、原阿佐緒は更に四半世紀近く生きたことになる。その原阿佐緒を支えてきたのが扇畑利枝さんという事で、改めて感慨を深くした。尚夫君については、「扇畑忠雄;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%87%E7%95%91%E5%BF%A0%E9%9B%84;(最終更新 2010年3月30日 (火) 15:37)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「扇畑 忠雄(おうぎはた ただお、1911年 - 2005年7月16日)は歌人、国文学者。東北大学名誉教授。現中華人民共和国の旅順出身。広島一中、広島高校、京都帝国大学文学部国文学科卒。
19歳の時「アララギ」に入会。アララギ派の歌人となり、斎藤茂吉、土屋文明、中村憲吉に師事。1946年東北アララギ会『群山』を創刊。第二高等学校、東北大学の教授を歴任し、万葉集の研究を専門とした。」とある。石原純も扇畑忠雄も青年時代に「アララギ」同人となり生涯歌の道を歩んだ事に興味を覚える。

自分なりに割り切れば、科学は「理」、歌は「情」。石原純は1947年に亡くなったが、科学啓蒙書の著作も多い。科学者として活動が出来れば最善であったかもしれないが、時代がそれを許さなかったのか。それは原阿佐緒にも言えると思うが。湯川秀樹も歌だけでなく中国古典などにも造詣が深かった。理と情は所詮同じ頭脳の働きだ。車の両輪のように相補い協働するのが理想なのかもしれない。ともかく、情も理もバランスをとるのが難しい。また、情にも理にも時代という圧力が強く作用する。そんな中、自己本位の捨て身の行動も自由や人間解放への希求に通じるのか。尚、原阿佐緒についてはurl=http://homepage1.nifty.com/B-semi/library/koiku/15hara.htmに詩人正津勉(しょうづ べん)の参考になる記事があり、そこに原阿佐緒の歌があった。ともかく東北地方が東北関東大震災から復興するには先ず精神のバイタリティが必要ではないか。先人達の精神の強靱さにも学びたい。そんなことを思いつつ上記河北抄を読んだ。

以下は原阿佐緒晩年の句との事(詩人正津勉のホームページより)

■冬庭のわがまへばかりかげり居り

以下は河北抄に紹介された仙台市の歌人、扇畑利枝さんの歌

■思ひつきの歌は作れぬ遺言のごとくいましめてわが日々あり

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)