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2011年9月 2日 (金)

会社生活断面記:「挑戦せよ!平強氏最新ブログ」を読む。若者よ世界に目を向けよ。

2011/9/2
昨日は雨。台風12号の影響で断続的だが大雨となった。雨の強弱もあり、その様子をエクセルでグラフにしてみた。伊勢崎南部では大雨で駐車場が水浸しになっている様子がNHKニュースで流れた。大型大台風なので日本に上陸すると大変だ。仕事は休んで20年以上前の資料を眺めた。

2011/9/1の天気

TAVE= 24.5
TMAX= 26.6
TMIN= 22.8
DIFF= 3.8
WMAX= 2.6
SUNS= 0.3
RAIN= 258.5

W20110901_isesaki
2011/9/1の気温と雨量

会社生活断面記:「挑戦せよ!平強氏最新ブログ」を読む。若者よ世界に目を向けよ。

平強氏と仕事をしたのは既に20年以上前の事である。元々は回路技術者であったが、多分音響関係の仕事がメインであり、専門分野での付き合いはほとんどなかった。その後、半導体の海外営業部門に異動し、米国での拡販に従事した。その時、半導体の技術情報等でサポートした記憶がある。日本半導体市場がが民生品中心であるのに対して、米国の半導体市場は、軍用とか産業用が中心で、拡販には苦労が多かったようだ。あの広い米国を飛び回っていたので、急ぎの場合の連絡をとるのが大変であった、そんな中で、MIL-STDに準拠した製品開発の話があり、それを当時の担当部署が開発を引き受け、自分のグループにその仕事が廻ってきた。これは何とか軌道にのせる事が出来た。当時、アタリのゲーム器用のレギュレータ開発依頼があり、これにもチャレンジして、開発は成功したが、結局売れなかった。いわば、特定用途の標準品(ASSP)としの開発であった。米国では、ベンチャー企業が種々の集積回路開発をしているようで、それらの開発依頼もかなりあった。しかし、日本の半導体生産はほとんどが、企業の中の一部門という形態であり、ベンチャー企業と付き合いが簡単にできる体制ではなかったと思う。平強氏は技術者という立場から、既に生産している商品を売るよりも、これからの商品を探して、それを開発し販売するという開発営業的な発想が強かったと思う。退職後の消息はしばらく分からなかったが、ある時、ベンチャー資本家として活動している事を知った。

平強氏の最新のブログは、「Anecdotes from an Accidental Entrepreneur - The Story of Anand Rajaraman and Junglee;url=http://tsuyoshitaira.com/(11/08/25 木曜日9:35:30)」というタイトルで、「Presentation by Anand at My Story, a TiE Silicon Valley Program on August 4, 2011. Tsuyoshi Taira introduced Anand and joined the Q&A session. 」と、今回は全文英語であった。内容は「My Story: Inspiring Journey of an Entrepreneur...Featuring Anand Rajaramanurl=http://sv.tie.org/event/my-story-inspiring-journey-entrepreneurfeaturing-anand-rajaraman」の講演と重なるようだ。今日、Googleがネット検索のトップ企業だが、それ以前のネット検索ベンチャー企業Jungleeに投資し、それが成功した事を述べている。平強氏の記事によるとJungleeはその後AMAZONに買収され、AMAZONの屋台骨を支えているようだ。

TiE Silicon Valley/The Global Network of Entrepreneurs;http://sv.tie.org/major-eventsはシリコンバレーの起業家向けの組織のようだ。このサイトを覗くと多くの外国人(米国でこういう言い方が妥当かわからないが)起業家がいるのが分かる。TiEcon について、「TiEcon is TiE’s premier annual event and is the largest convention in the world dedicated to entrepreneurs. Recent TiEcons have featured some of the most eminent speakers from industry including Larry Page, Steve Ballmer (CEO Microsoft), Tony Hsieh (CEO, Zappos), Ted Turner (Philanthropist, Businessman), Eric Schmidt (CEO Google), Larry Ellison (CEO Oracle), Narayana Murthy (Founder Infosys), Peter Theil (Founder Paypal), Dr Irwin Jacobs (co‐founder, Qualcomm), and Aneesh Chopra (First Federal CTO of USA).」と紹介している。マイクロソフトのSteve Ballmer CEOもスピーチをしている。

そのスピーカーの一人について調べた。:「Anand Rajaraman Senior Vice President/Co-Founder
Walmart Global eCommerce/Kosmix」 url=http://sv.tie.org/speaker/anand-rajaramanによると、「Anand and Venky are active angel investors and are among the handful of preferred angel investors in Facebook in 2005.」、「Anand teaches a class on Data Mining at the computer science department at Stanford University. He recently co-authored a textbook, Mining of Massive Datasets, with Stanford University professor Jeff Ullman. The book has been downloaded over 50,000 times in the first month alone.~Anand obtained his master’s and doctoral degrees in computer science from Stanford University and his bachelor’s in computer science from the Indian Institute of Technology, Madras, where he received the President’s Gold Medal for academic excellence. He regularly writes about venture capital, entrepreneurship, big data, search, and social media on his blog Datawocky and on Twitter (@anand_raj) .」とある。

平強氏も起業家を支援する「angel investors」の一人であるが、米国にはそのような体制があることがベンチャー企業が生まれるインフラになっているように感じる。ところで、Anand Rajaramanという名前もインド系の名前と思われる。Anand/Anand=アーナンダ、阿難陀◆釈迦の十大弟子の一人に通じるのだろうか。ともかく、ITの世界ではインドの活躍がめざましい。平強氏はJungleeが起業された当時を振り返っているが、ベンチャー企業が借金を返せるまでに成長させるのは大変だろう。また、当然色々な面で行き詰まる事も多い。そういう場合の適切なアドバイスも成功には不可欠だ。自分も日本のベンチャー企業といくつかお付き合いをした事があるが、色々チャレンジするにも年齢という壁は必ず存在する。一度、チャレンジして失敗しても、再チャレンジができる程度の社会的なバックアップが整っていればチャレンジもしやすいのではないか。米国の場合、チャレンジして成功した人が、次ぎにチャレンジする人を支援しているようで日米の風土の差を感じてしまう。日本の若者も世界に目を向けて欲しいものだ。日本がだめならアメリカ/世界あるのではないか。そう言っても、平強氏の滞米生活と技術的なキャリアーは長い。やはり、外向きのチャレンジ精神も持ち合わせているのだろう。

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)