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2011年12月20日 (火)

老人の寝言:テロ国家と決めつけた米国の戦略は変わるのか

2011/12/20
昨日は晴れ。朝は真冬の寒さ。最低気温は-3.0℃台で朝7時。宿題を片づけて引き渡し。温州ミカン収穫。果梗直下が膨れて皮が厚い。理由は分からないが、面の皮と同じで中味を守るためか。寒暖の差もあるにかも知れない。ヤブガラシの根を3本堀上げ。これがヤマイモならば掘る元気もでるのだが。瓦や石が出てきてこれを片づける。どうも意地悪爺さんのようだ。パソコンに向かっている時に、北朝鮮最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡ニュースがTVから流れた。その後はこの関連ニュースが続々と流れた。年末を迎えて世界の関心を集める出来事が起きた。

2011/12/19の天気

TAVE= 2.4
TMAX= 8.9
TMIN= -2.9
DIFF= 11.8
WMAX= 1.9
SUNS= 7.4
RAIN= 0

最低気温(℃)  -3.2  07:04
最高気温(℃)  9.8  15:11

老人の寝言:テロ国家と決めつけた米国の戦略は変わるのか

第二次世界大戦で東西に分断されたドイツは統合した。これも見方によれば国家間の力学が変わったから可能になったのであろう。一方、南北に分断された朝鮮は未だ統合の途上である。このような戦争による人為的な国境線の確定は大きな問題を残す。日本もその国境線問題が内政、外交の大きな課題になっている。

asahi.comは、「北朝鮮の金正日総書記死去 視察に向かう途中;url=http://www.asahi.com/international/update/1219/TKY201112190142.html(2011年12月19日15時2分)」というタイトルで、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)総書記が17日朝、急死した。69歳だった。朝鮮中央テレビが19日正午、特別放送で伝えた。同時に、三男の正恩(ジョンウン)氏を中心とする体制に移ることを宣言した。だが、権力移行の展開によっては国内が混乱し、難民の流出や核兵器の行方をめぐって情勢が緊迫する可能性も排除できない。 」と報じた。

この記事はasahi.comの関連記事では早い部類だ。前半は事実を報道しているが、後半は新聞社のコメントだろう。今後、金正日総書記死去を受けて世界は活発な駆け引きが生じるのではなか。

東京新聞は、「米軍 イラク撤退完了;url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011121902000027.html?ref=rank(2011年12月19日 朝刊)」というタイトルで、「【カイロ=今村実】イラクの駐留米軍は十八日、最後の部隊が陸路で国境を越え隣国クウェートに入り、撤退が完了した。「テロとの戦い」を主張し始まり、九年近くに及んだイラク戦争は名実ともに終結した。ロイター通信などが伝えた。 部隊は、五百人余の兵士が約百台の装甲車などに分乗。イラク南部ナシリヤの基地を出発し、午前七時半すぎに国境を通過した。兵士の一人は「早く家族に無事だと知らせたい」と喜びを語った。 米軍は戦時中、最大で約五百カ所の基地に、十七万人が駐留。昨年八月に戦闘部隊が撤収し、その後は約五万人が、イラク側の訓練のため残っていた。 在イラク米大使館には、百五十人余の米兵が、イラク側への訓練のためにとどまる。 一方、北大西洋条約機構(NATO)も十七日、イラク人部隊への訓練任務を終了した。二〇〇四年に始まり、これまでに兵士五千人以上、警察官一万人の訓練にあたった。 米国は〇三年三月、当時のブッシュ大統領が、イラクのフセイン大統領が大量破壊兵器を隠し、国際テロ組織アルカイダと関係していると主張してイラク侵攻を始めた。
 同四月にフセイン政権は崩壊したが、大量破壊兵器は存在しなかったと断定され、「大義なき戦争」と言われる。 米兵の死者は約四千五百人。混乱は宗派対立を引き起こして一時、内戦状態に陥り、イラク人の死者は十万人以上とされる。」と報じた。

米国のイラクやイランへの派兵は結果として、ベトナム戦争と同じような結末をたどっているように見える。米国はオサマ・ビン・ラディンを殺害し、金正日(キム・ジョンイル)総書記が急死し、世界戦略の好敵手を失ってしまった。一国をテロ国家と指弾し、好敵手を正義の敵と名指すのは簡単だが、それは必要悪のようにも見える。これから弔問外交も活発におこなわれるだろう。北朝鮮の動きと共に、米国や他の大国がどのような動きを示すかが注目される。

金正日(キム・ジョンイル)総書記は中国訪問では航空機は使わず列車を使うのが常であったようだ。その理由は特に聞いた覚えはない。常識的には列車の方が安全だからではないかと思う。航空機を使うほどの緊急性もなければ、国家首脳が安全を優先するという点ではそれも常識だろう。しかし、一国の政治体制という観点からは、万一の事故で国家首脳を欠いた場合、北朝鮮では国家機能が十分機能しないという事を十分認識していた行動のようにもみえる。北朝鮮、韓国の民族分断も悲しい現実だが、日本もそう言う事態を歴史の運命で辛うじて逃れたに過ぎない。金正日(キム・ジョンイル)総書記は現地指導の列車の中で、心筋梗塞で急死したと伝えられている。ニュースは国民が慟哭している姿を報道している。朝鮮民族は情に厚い民族と聞く。国民が慟哭している姿に嘘偽りはないであろう。民族分断から民族統合に到るためには先ず国民が力を付けなければならない。しかし、民族の誇りを保つためには臥薪嘗胆に耐えなくてはならない。韓国、北朝鮮の新しい動きにも注目する必要がある。

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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)