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2012年3月19日 (月)

心象の足跡:吉田松陰を彷彿とさせる渋川市の御蔭松と楫取素彦(2)

2012/3/19(月)
昨日は曇り一時雨。平均温度は高くなっているが体感的には寒い日だった。町内行事。夜、知人が98ノートを持って遊びに来た。カラーノートパソコンの初期の製品らしくHDDは100M以下でOSはDOS。CPUはインテルの486クラスのようだ。一太郎V6程度が起動して感激していた。当時は自動車一台分位高価だったとか。自分はデスクトップはエプソンの98互換機を使っていた。自宅で仕事をするためNECのモノクロPC98ノートに外付けHDDをつないで使った。主に使ったソフトはマイクロソフトのワークスだった。その後はDOS/Vの自作機を主に使った。CPUは安価なインテル互換のサイリックス製を使った。古いパソコンを引っぱり出して使ってみるのも遊びとしては面白そうだ。

2012/3/18(日)の天気

TAVE= 8.3
TMAX= 10.3 最高気温(℃)   10.5  13:15
TMIN= 3.8 最低気温(℃)   3.6  05:07
DIFF= 6.5
WMAX= 4 最大瞬間風速(m/s)  7.9(西北西)  23:58
SUNS= 0
RAIN= 1

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心象の足跡:吉田松陰を彷彿とさせる渋川市の御蔭松と楫取素彦(2)

高山彦九郎については、伊勢崎の歌人須永義夫の「高山彦九郎 歌と生涯」という著作を読んでそれを記事にした事がある。その最終回が、「読みかじりの記:(高山)彦九郎 歌と生涯(14)http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/12/post-64fd.html」である。高山彦九郎の辞世の歌は、

■枯れ果てて身は土となり墓なくも 心は国を守らむものを
■松崎の駅(うまや)の長に問ひて知れ 心づくしの旅のあらまし

須永義夫は、「二首目は前年五月に『酌みかはす今日の別れの盃のめぐるがごとにまたも相見む』と歌って別れた碩学の友、赤崎貞幹と再び会い、そして最後の別れとなった歌である。」とその背景を解説している、調べてみると松崎の駅(うまや)とは、筑後松崎宿の事のようだ。筑後松崎のホームページに筑後松崎宿への歴史上の来訪人物が紹介されているhttp://matuzaki.orz.ne.jp/yado.files/06main.htm。。高山彦九郎は「寛政5年(1793)6月13日、死の2週間前に松崎宿の旅籠柳川屋に来ている。http://matuzaki.orz.ne.jp/turu_siryo/matu_isin.html」との事だ。改めて、辞世の第二首目を読んでみると、旅に生きた思想家高山彦九郎は、その最後の旅の目的を、あえて残さないと述べているかのような印象を受ける。自刃の意味も語られていない。見方によれば、それは高山彦九郎の自刃の影響力を最大かつ最長に保つ唯一残された方法であったようにも思われる。高山彦九郎の自刃の衝撃は、高山彦九郎の周辺から、徐々に広く深く伝わったのではないだろうか。

吉田松陰に関しては、キーワードの「松」のイメージが強い。「松下村塾 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E6%9D%91%E5%A1%BE」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年2月13日 (月) 07:54 )(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「松下村塾(しょうかそんじゅく)は、江戸時代末期(幕末)に長州藩士の吉田松陰が講義した私塾である。長州萩城下の松本村(現在の山口県萩市)に、松陰の叔父である玉木文之進が1842年(天保13年)に設立し、松陰も学んでいる。」。「松下村塾」の「松下」も、「松本村」の「松本」も意味としては極めて近いと感じる。吉田松陰の名前は、幼名:虎之助→吉田家に養子入り後:大次郎→通称:寅次郎と変わっている。名前を変える毎に、自己のアイデンティティも形成されてきたのではないか。一方、「字源(大正12年初版)」によれば、「松:まつの木の長寿にして歳寒にも色を変えへざるより、節操・長寿などの譬に用いふ。」とある。松竹梅も冬の寒さに耐える姿から目出度い意味を持つようになっている。松竹梅=「松竹梅:【意味】 松竹梅とは、松と竹と梅。めでたいものとして祝い事の景物などに使われる。品物などを三階級に分けた際の等級の呼称。一般的には松が一番で竹、梅の順となる。url=http://gogen-allguide.com/si/syouchikubai.html」。

吉田松陰は「松陰」という号を、高山彦九郎の戒名「松陰以白居士」よりとっているという説がある(太田市立 高山彦九郎記念館 http://www5.wind.ne.jp/hikokuro/8sho-tenmatu.htm)。そこには、『嘉永4年(1851)江戸遊学中の長州藩吉田松陰は水戸の会沢常蔵(正志斎)が著した「高山彦九郎伝」で彦九郎の存在を知り、「武士たるものの亀鑑このことと存じ奉り候」と兄に書き送っています。松陰はその後も彦九郎への思索を深めていきます。松陰の辞世「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置きまし大和魂」と、彦九郎の辞世「朽ち果てて身は土となり墓なくも心は国を守らんものを」との呼応は彦九郎の影響が大きかったことを物語っています。また、吉田松陰の号の由来はこれまで「出典不明」とされ、松陰の出生地松本村にちなんでいるとの説が示されてきましたが、彦九郎の諡(おくりな)の「松陰以白居士」との関連が指摘できます。』と記されている。同サイトには、「幕末の志士に高山彦九郎が与えた影響http://www5.wind.ne.jp/hikokuro/ataetaeikyou.htm」」の中に、高山彦九郎自刃後の様子は、『寛政5年、1793年:6月27日、高山彦九郎は筑後国久留米城下、森嘉膳宅で謎の自刃、28日朝8時過ぎ没する。6月29日、高山彦九郎の遺骸を森嘉膳の宅庭に仮埋葬する。8月29日、自刃した家の主人森嘉膳から唐崎士愛宛ての返事の手紙に高山彦九郎の戒名について回答している。11月11日、彦九郎の遺骸を高山家と同宗旨の真言宗寺院、寺町の遍照院内に改葬する。戒名は「松陰以白居士」』と記されている。

調べると、真言宗の戒名は戒名(広義)=道号2字+戒名2字(狭義)+位号2字との事。高山彦九郎の場合、位号の「居士」は、広辞苑の「学徳が高くて仕官しない人。」という、原義がぴったりあてはまるように感じる。それでは、「松陰以白」が伝えようとしているメッセージは何か。これは、道号=松陰と戒名=以白に分解されるだろう。「字源」には、「松影=ショウエイ(まつのかげ)」、「松下=ショウカ(松の木のした)」という類語がある。従って、「松陰=ショウイン(松の木の木陰)」と解釈できる。更に詳しくは、松の木が投影された形のある影ではなく、松の木に覆われた形のない日陰が「松陰」の意味だろう。和英・英和辞典で調べると「陰=shade」、「影=light 、reflection」で、「陰」には光の量は少なく色も形も定かでないが、「影」には光の量は多く、色も形もあるとみなせる。ところで、道号は仏道に入った後の号との事だ。戒名は、本来は受戒の際に与えられる名前だが、後に死者に与えられるようになった。高山彦九郎の場合の戒名「松陰以白」、まさに、辞世の歌「松崎の駅(うまや)の長に問ひて知れ 心づくしの旅のあらまし」を受けて与えられたように感じられる。

WEB上で遍照院のイメージを検索すると、その庭園や境内には松の木らしい木が見える。高山彦九郎記念館サイトの記事から、高山彦九郎関係者で、戒名の相談や確認があった事が想像される。寛政5(1793)年、高山彦九郎自刃享年47歳。高山彦九郎の志操の高さを松の古木に喩えたのではないか。広辞苑によると、「陰」には、「物の後の、暗いまたは隠れた所、それから転じて、『他の者をおおうように及ぶ、その恩恵・庇護』」という意味があり、その時は「陰」「蔭」を使うとある。高山彦九郎が自刃で、後世に伝えようとしたメッセージがこの「松陰」という戒名に込められているように感じる。それでは「以白」の意味は?ここで、また思考が止まった。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)