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2012年5月22日

2012年5月22日 (火)

日々農天気:やっつけ仕事で金環日食観測

2012/5/22(火)
昨日は晴れ。千載一遇の皆既日食でヤキモキしていた天気も薄雲はあるものの良好であった。AMEDASによると6時、7時、8時の日照時間は、0.3、0.8、0.6Hだった。幸運だった。この天気、文明が進んでもいまだ人間の思う通りに制御できないのだ。やっつけ仕事または突貫工事のようにして、日食観測用のピンホールカメラを作成して日食を観測。何とかデジカメに日食画像を納める事ができた。高接ぎをした桃の摘果。梅の実ほどの大きさだった。接木一年で実がなった。夕方、草むしりと灌水。灌水ではホースを引き回すのだが、そのホースが作物をなぎ倒しそうで神経を使う。以前、ホース用のプラスティクローラーを使っていた。今年は、作物をセル方式にして、長い列に作るのは止めた。多品種少量の生産方式でも、セル方式が使われているようだ。ちょこまかと動くのには適している。それで、灌水ホースの引き回しの工夫が必要になった。今回は、竹筒をローラーにして、それをプラスティクの杭で地面に固定する用具を数個作ってみた。竹を切るには、金鋸を使った。プラスティクの杭のみでは角が尖っているのでホースが引っかかる。使い勝手が良ければ更に作りたい。工作も工夫してうまくゆくと面白くなる。ミカンの花が咲き出した。どこからとなく芳香が香ってきて気付いた。寒波で葉を落としたミカン樹ほど花が多いような気がする。樹体を保護するために実を落とすべきか。

2012/5/21(月)の天気

TAVE= 20.1
TMAX= 26.9 最高気温(℃) 27.0 14:08
TMIN= 15.1 最低気温(℃) 14.9 04:52
DIFF= 11.8
WMAX= 5.3 最大瞬間風速(m/s)
SUNS= 10.6 (風向(16方位)) 10.2(南東) 15:53
RAIN= 0

Q
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日々農天気:やっつけ仕事で金環日食観測

ピンホールカメラの予備実験で、愛用のノコギリ替え刃のケースに太陽を写してみた。小さな点が写った。出来そうかなと思った。なんとか世紀の一瞬をデジカメに納めたかった。朝飯前のやっつけ仕事で段ボール箱を加工。この段ボール箱は、果樹苗を送るのに使われたもの。ホコリを払って加工。フィルムに当たる部分は白色封筒を切り張り。作った装置を脚立に立てかけた。やっつけ仕事の極意は、その行程毎にチェックを徹底すること。全てが現物合わせ。筒体の頭部に小さな穴を開ける。筒体の尾部から覗く。外光を遮るため空洞を設けている。外部から光を入れると混合してしまうので、紙テープで不要入光部分を塞ぐ。フィルムに当たる部分に像が写るよう調整してから、全体を固定する。ピンホールカメラの完成。でかくやや重いが何とか日食の観測は成功。一番の心残りは、デジカメのストロボをオフにできなかった事。対策としてストロボ発光部を指で押さえてストロボ光を減らす。ところがその部分は光センサーが付いている部分だった。金環になった瞬間は最も光が弱くなる。仕方がないので金環になった瞬間は真っ黒な画面をソフト処理して取り出した。光と影。さて、本当に見たのは何だったのか。現役時代はやっつけ仕事も良くした。今は、ほとんどやっつけ仕事やもぐら叩きのような仕事だが。

Pin_hole_cam_yobi_jikkenn
予備実験:小さな白点が太陽。Master330 は愛用のノコギリ(写真は替え刃ケース:黒地を利用)。

Pin_hole_cam1_4pix
日食観測1

Pin_hole_cam2
日食観測2

Pin_hole_nissyku_keika
日食の経過(ピンホールカメラなので上下が実像と逆転しているようだ。)

Pin_hole_kinkan_bw_gazou_120521
金環(白黒画像処理)

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)