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2012年7月25日

2012年7月25日 (水)

老人の寝言:切らさず貯めよアドレナリン(院長の独り言:東電を辞めた理由(1)・・格納容器)を読む

2012年7月25日水曜日
昨日は曇り。少しだけ日射があた。トウモロコシ数本収穫。草むしり。用事外出。たまに寄るスタンドがセルフ方式に変わっていた。店員が操作を教えてくれた。直ぐに忘れそうだ。その時は言って下さいとにこにこ対応してくれたが、人員削減があったろうと思うと時代の変化を感じる。トウモロコシの品種は黄色に白が混じるもの。最近の甘い品種の種子価格は高いので、極一般の品種。栽培が下手で、ほぼ無肥料なので、背丈も実も小さいが、圃場で生食をしてみた。甘いサラダのようだ!農薬を使っていないので安心して、虫になった気分で食べた。若いヤングコーンの実が膨らんだ程度のものは、ぼそぼそするだけで甘みはない。熟す寸前のトウモロコシを虫が狙うのも納得だ。最近、福島原発事故の検証の産物である、事故報告書がいくつか出てきた。民間調査で出版されたのもある。振り返ると、事故発生当日が金曜日。東京電力TOW TOPは揃って物見遊山(金曜日にゆっくり帰り土日はゆっくり休むというレジャー感覚の計画に見える)?で司令官が総司令本部(本社)に不在だった。初動体制は国も東電もむちゃくちゃに見えた。週刊誌の記事の方がよっぽど読み応えがあった。

2012年7月24日の天気

TAVE= 26.6
TMAX= 30.7 最高気温(℃) 29.8 14:34
TMIN= 22.9 最低気温(℃) 20.3 04:35
DIFF= 7.8
WMAX= 2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 6.2(南東) 16:20
SUNS= 0.9
RAIN= 0

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老人の寝言:切らさず貯めよアドレナリン(院長の独り言:東電を辞めた理由(1)・・格納容器)を読む

最近は福島原発事故も気になりつつも、遠くなった感じがしている。読んでみて印象に残ったサイトはBLOG TOPページにものぐさ検索できるようにしている。Googleにおんぶにだっこ。久しぶりに「Google検索:小野・出来田内科医院 院長の独り言」をクリック。「http://onodekita.sblo.jp/article/46922174.html。2011年07月23日東電を辞めた理由(1)・・格納容器」に出合った。

最近、福島原発事故の幾つかの調査報告書が出つつあるが、「作文」に見える部分やら、意識的に言及していない部分やらで、調査報告書事態も身元調査をしないと信用できないような感じがする。「調査報告書」自体が、一連の福島原発事故の中の一事象に過ぎなくなっているのではないか。後世の人々は、眉につばを付けて、表裏、縦横斜めから読まないと、福島原発事故の全貌は把握できなくなるのではないか。

そもそも、「調査」の「調」という漢字には、「しらべる」の他に「ととのえる:バランスをとる」という意味がある。また、「調査」の「査」という漢字には、「しらべる」の他に「探り出してあきらかにする」という意味がある。このように、類語を二重に重ねているのは何を意味しているか。疑問、疑惑を全て拾い上げ、事故の原因、発生の論理、歴史的・時系列的事実を矛盾なく、バランスさせて徹底に調べる事を意味するのではないか。調査報告書が、事実を隠蔽し、事件の幕引きの手段に成り下がっては、福島原発事故の被害者だけでなく、国民、ひいては、これからも同じ事故が起こらないと言えない状況にあって、世界の人々、人類に対する不誠実・冒涜であり、日本国民の愚劣さを世界に示す結果にもなるのではないか。これが、日本という国の悲しい現実。言ったものは有るが、言わないものは無い。正に、幼児や未開人の論理がまかり通っている。

上記の「東電を辞めた理由(1)・・格納容器」という記事は、今だから言わねばならないと言う、作者の真情が伝わってくる。また、作者記事に対するコメントも印象に残る。福島原発事故調査報告書は、福島原発事故に関して、そこで働き、現場の過去から事故当時までの様子を見てきた人々の情報に耳を傾けるべきではないか。

希望を持って入社した東電を何かの理由で去る。そこには大きな失望や自分の信条に反する重大な何かがあった事だろう。一人一人の個人でみれば、善良で、優秀なのだろうが。あの福島原発事故により、悲惨な事態が招来された。言うか言うまいか、天秤は揺れ続きついに言うべきに傾いた結果だろう。あれだけの放射性物質が漏れても、当局は事故の初期に格納容器は健全だと言い続けただけ。出口がない密閉空間から物が漏れるなら、どこかに漏れ口があると見るのが健全な常識ではなかろうか。当局は、自分が危険圏内にいるときは、責任逃れに、事実の発表先延ばしし、断片化し、ポツリポツリと発表するだけ。国民不在・唯我独尊の態度。その後は黙りを続けており、その間に事態の風化が進む。

量子力学ではトンネル現象でバリアーを超えて電子が飛び出ることはあろうが、今回の、福島原発事故発生後の問題は、量子力学という微視的なレベルではなく、古典力学レベルの問題だろう。「調査報告書」は、原子炉内で核分裂によって生まれた放射性原子が鉄壁を超えて飛び出し、格納容器をはるかに超えて、ひいては、世界中に浮遊・飛散している事実をまず、合理的に分析・解明しなければならない。放射性物質が格納容器以外で高濃度に観測されるのは、普通の物理学と因果律が正しいと前提にする限り、格納容器が破損したか格納容器から何らかの経路を経て外界に漏れたと言うべきではないか。格納容器系に欠陥が生じたと断定すべきだ。それを隠さんがため、そんなことはあり得ない、お前の言い分を証明せよと言う輩は、たとえ、格納容器が健全であっても、福島原発事故による放射性物質の格納容器外への高度の拡散は、物理の因果律に反しない事を証明すべきではないか。それが、証明できれば、まさに世紀の大発見であり、ノーベル賞を幾つももらえるだろう。

原発事故の「格納容器」は、諸悪の根元である放射性物質を封印するパンドラの箱であった。その「パンドラの箱」は、余りにも無力であった。それが現実ではないか。「パンドラの箱」を正視できているのか。そんな事を考えると、日本の調査意識・動機、調査力は幼児レベル以下。世界の笑い物のなるのも間近い。

それにしても、上記「2011年07月23日東電を辞めた理由(1)・・格納容器」の記事に淡々とかかれている著者の気持ちは多くの人に知ってもらいたいと思った。アドレナリンも切らさずじっくり貯めこまないと精神的なパワーにならないのだろう。丁度1年前の記事であった。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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