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2012年7月11日 (水)

幼少の頃(愛しきもの 道具達):桑摘み

2012年7月11日水曜日
昨日は晴れ。最高気温は32℃台の真夏日。ただ、まだ梅雨明けにはならないらしい。日陰の下草刈り。残りタレドリンクに塩と砂糖を追加して熱中症対策ドリンクを作り、これを飲みながら作業。大量の発汗。防虫ネットをかぶっているので汗を拭くのも大変。汗が眼に入りヒリヒリする。発汗作用も人類が改良してきた身体防衛機能と言えるだろう。他の生物はこれほど汗をかかずに、暑いときはそれなりのゆったりした動作をしているのではないか。幼児の時に汗をかかないと汗腺が発達しないらしい。人体も生きるためにはそれなりの適応をしているのだろう。ツルハシで邪魔になった細めのムクゲとウメの木を各一本堀上げた。休み休み作業。1~2週間前からちらほら咲き始めたムクゲの花が満開となっている。ムクゲの花を見るとまた長い夏が来たと思う。先日、作業小屋の鴨居の釘にぶら下がっている桑摘み用具をデジカメに納めた。なぜか一個だけ残っていた。

2012年7月10日の天気

TAVE= 26.5
TMAX= 32 最高気温(℃) 32.7 16:31
TMIN= 21.2 最低気温(℃) 21.2 05:17
DIFF= 10.8
WMAX= 3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.1(南東) 20:06
SUNS= 8.5
RAIN= 0

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幼少の頃(愛しきもの 道具達):桑摘み

養蚕では、蚕の餌が桑の葉。桑の葉の与え方も、蚕の蚕齢大きさの段階ごとに違う。辞書をひくと蚕齢は、はきたてが一齢で、脱皮ごとに数えて五齢まであるとの事。はきたては、桑の葉を包丁で刻んで与えた。母や祖母の仕事だった。それから、中間段階は、桑の葉を摘んでそれを飼育台に並べて与えた。最終段階は葉を食べる量も多くなるのか、葉が付いた桑の枝ごと与えた。枝切りには剪定はさみも使っていたかもしれない。剪定ばさみや大久保はさみがやたらに多くあった。昔は、こういう道具を業者が贈答品としてくれたようだ。ほとんどが安物だ。

子供が手伝ったのは桑摘みがほとんどだった。桑の枝きりは父の仕事だった。そのためには刃が厚い小鎌を使っていたようだ。桑摘みにつかった道具は、指を通す穴がある刃物だった。それを両手の人差し指にはめて両手を使って桑の葉をかきむしるように摘んで、竹のかごにぎっしり詰め込んだ。それをリヤカー等に摘んで帰り、秤で重さを量る。更に、それからかごの重さ分を差し引いて、仕事の能率に応じて賃金をもらった。まさに、若年労働者と同じ扱いだったが、こういう仕事を通して労働の厳しさと共にその尊さも実感した。年齢的には10才前後の頃だったと思う。重さは何貫目という尺貫法だった。

子供が手伝った養蚕の仕事では、上簇できる蚕を拾う「ズウ拾い」と言うのもあった。こちらは、時間との勝負だったのか、拾った蚕の重さを計量した記憶はない。誰が使ったか分からないが、作業小屋の鴨居に桑摘みが一個だけかかっていた。表面は錆でぼろぼろになっている。摘んだ桑は、鮮度を保つためすぐにかごから出して、空気を通して霧をまいた。霧は霧吹きという道具を使ったか、口に水を含んで霧にしたのか定かでない。桑置き小屋という小さな建物が桑の保管場だった。蚕は、隙間があればどこでも飼った。お蚕さまという程で、客間でも棚を作って飼っていた。母は、この子はかまってやれなかったので、目を離したときXXをチュウチュウ吸っていた良く話した。XXは今、思い出せないが、元気な蚕ではなく、死んだりグッタリした蚕をそう呼んでいた。かみさんに聞いたらXXは「ナダレ」だった。もう、「ナダレ」も死語に近く記憶から遠ざかりつつある。
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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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