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2012年12月28日 (金)

がんばれ! ふくしま:福島県双葉町の未来は日本の未来を照らす

2012年12月28日金曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -2.4 01:57。最高気温(℃) 7.9 15:16 。寒い一日。ざっそう句:古新聞 世相を流す 走馬燈。朝の屋外軒下の気温-3.5℃。室温3.3℃。宅内閑居。古新聞の整理等々。古新聞を拾い読みして、走馬燈のようにこの一年を振り返る。安倍第二次内閣が威勢良く始動。

今年の干支がタツ。来年がヘビ。タツは空想上の生物だが、ヘビは実在する生物だ。タツの姿はこれ以上スゴイク威勢が良い物はないというよな姿に描かれる。一方、ヘビは誰もが見て知っているのでヘビを絵にしてもそのスゴイ姿はタツに及ばない。まもなく今年の干支のタツが退き、次のヘビに代わる。古来、竜頭蛇尾という譬えがある。「竜頭蛇尾 出典=『景徳伝灯録けいとくでんとうろく』二一。「惜しむべし竜頭翻かえって蛇尾と成る」」WIKIPEDIA「景徳傳燈録(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AF%E5%BE%B3%E5%82%B3%E7%87%88%E9%8C%B2#.E3.83.86.E3.82.AD.E3.82.B9.E3.83.88)」によれば、「景徳傳燈録(けいとくでんとうろく、新字表記:景徳伝灯録、全30巻)は、中国・北宋代に道原によって編纂された禅宗を代表する燈史である。」一方、WIKIPEDIAによると、「燈史(とうし,新字:灯史)は、一般的に仏教界における歴史書、とりわけ禅宗史書を指す用語である。」との事。「惜しむべし竜頭翻かえって蛇尾と成る」は理想と現実の隔離を解いた禅の公案なのか。それにしても、1000年以上前に竜頭蛇尾の譬えがあったとは。

2012年12月27日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.0
TMAX= 7.8 最高気温(℃) 7.9 15:16
TMIN= -2.1 最低気温(℃) -2.4 01:57
DIFF= 9.9
WMAX= 5.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.1(西) 09:34
SUNS= 9.2
RAIN= 0

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がんばれ! ふくしま:福島県双葉町の未来は日本の未来を照らす

地域にとって重要なニュースも、全国ニュースとして流れる機会は少なく、見落としもある。最近、WEBの地方情報から、福島県双葉町の下記のニュースが目に入った。

福島民報(論説・あぶくま抄)は、「【双葉町長不信任】 混乱は復興の妨げだ(12月21日)。http://www.minpo.jp/news/detail/201212215585。(2012/12/21 08:42 ))」というタイトルで、「双葉町の井戸川克隆町長に対する不信任決議案が20日の12月定例町議会で可決された。井戸川町長は議会を解散するか辞職を迫られる。解散しなければ失職する。東京電力福島第一原発の所在地であり、全住民が町外に避難する。町政運営の両輪とされる町長と議会が決別する事態は不幸としか言いようがない。町を挙げて復興へ向かう態勢を早急に取り戻してほしい。 不信任決議案は6、9月の両定例議会にも提出されたが、いずれも否決された。今回は過去に反対した議員も賛成に回り、全会一致で可決した。決議は「町長は自分の町、自分の考えだけで事に当たろうとした」とする。全議員が一致して今月12日に出した辞職要求を拒否されたことも、3度目の決議案提出につながった。 両者が歩み寄る余地はあったはずだ。井戸川町長は6月の否決後「重く受け止める」、9月には「議会とよく意思の疎通を図っていきたい」と話した。今回の結果は、この半年、説明や意思疎通が円滑にいかなかったことを示す。 「十分な説明を受けていない」「一生懸命町民のために頑張っている」。井戸川町長は国、県、東電などへの不満や自らの奮闘を口にする。ならば、町議会へ説明し、理解と協力を得る努力をとことん重ねてほしかった。」と報じた。

河北新報は、「双葉町長不信任案可決 町議会で全会一致 進退、週明け判断
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121221t61007.htm。(2012年12月21日金曜日
))」というタイトルで、「福島県双葉町議会は20日、福島第1原発事故で役場機能を移した埼玉県加須市で12月定例会を開き、井戸川克隆町長の不信任決議を議員8人の全会一致で可決した。地方自治法で町長は10日以内に議会を解散しない限り失職する。井戸川町長は週明けにも進退を判断する意向を明らかにした。 不信任決議は、除染廃棄物の中間貯蔵施設の立地調査をめぐり、11月28日に福島市であった福島県知事と双葉郡8町村長の協議を井戸川町長が欠席したのが主な理由。当時、調査候補地に双葉町の2カ所を含む郡内12カ所が挙がっており、井戸川町長は双葉地方町村会長として協議を主導する立場だった。」と報じた。

WIKIPEDIA「双葉町(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8C%E8%91%89%E7%94%BA)」によると、「福島第一原子力発電所(東京電力)の5号機と6号機が立地している。なお、1号機から4号機までは隣接する大熊町に立地している。 2011年3月11日の東日本大震災で被災し、これに誘発されて3月12日に発生した福島第一原子力発電所事故の影響を受けて、3月19日以後は、町役場は埼玉県内に移転した。詳しい経緯は「#歴史」を、最新情報等は町の公式ウェブサイト(#)を参照のこと。(最終更新 2012年9月24日 (月) 14:24 )」とある。

このWIKIPEDIA記事によれば、「総人口 6,310人(推計人口、2012年10月1日) 」であるが、長い歴史があり、今日に至っているのが分かる。その歴史の中で、東京電力の福島原発事故がいかに大きな出来事だったか。まさに、その長い歴史の中で存亡の危機に直面しているのが現在であろう。その存亡の危機の中にあって、自治体の首長とそれを補佐・監視する議会の責任は重大だろう。

福島民報は、町長と町会の意思疎通の不徹底を厳しく指摘しているようだ。社会や人を動かすには正当な権力や権利に従うのが民主政治の原点だろう。そうして、人・物を動かすには然るべき情報が不可欠だ。残念だが、複雑なシステムは分業体制が前提になる。そのシステム全体が、システムの目的に適合するよう働くためには、物と情報が協調して動かなければならない。ところが、その情報に格差が生じる。自己(または組織)に有利な情報は出したがらない。これは、一般的な傾向だ。ところが、存亡の危機に関する情報や将来を決める重要な情報は十分な説明を受けたいというのが住民の希望ではないか。首長が議会を軽視し、独断専行に走れば、大きな禍根を残す可能性もあるだろう。人口数千人の町政が分裂すれば、その影響は町民にも波及してくるだろう。

福島県双葉町のホームページによると、12月定例議会は「日程:平成24年12月18日(火)~12月20日(木)、場所:加須市騎西総合支所 3階 議場」(http://www.town.futaba.fukushima.jp/gikai/20121212_01.html/)で、行われたようだ。この結果町長不信任案が可決されたというサイト内記事は2012年12月25日火曜日現在で見あたらなかった。

「議会たより ふたば(http://www.town.futaba.fukushima.jp/gikai/pdf/20121101gikailetter_no102.pdf)」に前回は出席議員8名で賛成4、反対4で不信任案は否決されている。この号によると、会期4日間の傍聴者数は合計100名。内訳は双葉町民27名、町外14名、報道関係59名とある。

二元代表制で、地方自治体の首長と議会議員は有権者住民から直接選挙により選ばれる。このようなシステムはチェックアンドバランスとして暴走対策としての機能が盛り込まれていると言えるだろう。だが、首長と議員を選ぶ有権者が忘れられてはならない。その有権者も現在は、自分や家族の事で精一杯という所だろう。前回の議会では、報道関係の傍聴者数が多いが、双葉町民は27名が傍聴している。双葉町の町民は町外で分散生活をしていると思われるが、町長と議会の対立をどの程度知っているのか。町民不在で、物事が予想もしない方向に進んでしまう心配は無いのか。

福島民報は「井戸川町長は中間貯蔵施設をめぐり、現地調査受け入れを認めた県を批判する。会議に出席して見解を示すべきだったのではないか。自治体間で復興への考え方に温度差があるのはやむを得ない。相互理解を図り、調整しながら進めていくのが政治の役割だ。」と論じている。「混乱は復興の妨げだ」と混乱の早期収束を促している背景に「中間貯蔵施設」設置への設置への賛否がからんでいるようだが、これこそ住民が最も知りたいことかも知れない。

WEBを調べている時、「「反面教師にしてほしい...」双葉町井戸川町長インタビュー (http://www.youtube.com/watch?v=98sudW4C4m8)」に出会った。「アップロード日: 2012/01/16  福島第一原子力発電所のある福島県双葉町の井戸川町長は1月15日、脱原発世界会議に参加。OurPlanetTVのインタビューに応じた。」とのコメントが付いていた。福島原発事故発生後10ヶ月頃採録された長い映像だが、歴史の流れを伝えている。この映像を見て、多数の人命や安全が脅かされる過酷な原発事故が発生し、それに対処する情報が絶対的に欠けている場合、自治体の首長が、避難・誘導で安全側の行動指示をすることは当然の責任ではないかとの印象を持った。

町長も町議会議員も同じ町民だと思うが町民の声はどうなっているのか気になった。原発問題には対立・相反する多くの命題が含まれる。更に、信念や感情とも切り離せない。それを解きほぐして整理するだけでも時間と労力が必要だろう。今後の双葉町はどうなるのか、どうするのか注目したい。

第二次安倍内閣が発足した日のNHKTVは福島県双葉町井戸川町長が町議会の解散を決意したと極短いニュースを流した。

東京新聞は、「双葉町長が議会解散 中間貯蔵問題 不信任決議 「身を削る思い」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012122702000104.html。(2012年12月27日 朝刊))」というタイトルで、「東京電力福島第一原発事故で埼玉県加須市に役場機能ごと避難している福島県双葉町の井戸川克隆町長は二十六日、町議会を解散した。除染に伴う汚染土の中間貯蔵施設建設問題などをめぐり町議会に町長の不信任を決議されたため、町長は議会解散か、辞職や失職を迫られていた。 井戸川町長は会見で「解散は身を削る思いで苦渋の決断。だが町には、避難指示区域の見直しなど喫緊の課題が山積している。(町政を)中断するわけにはいかない」と主張。一方で「不信任は大変重いと受け止めている。町民に不安を抱かせた責任に対し、町が抱える課題解決に粉骨砕身取り組んでいく」と述べた。町選挙管理委員会は来年二月上旬を軸に町議選の日程を調整する方針。」と報じた。

町長の決断を受けて、新しい町政がスタートするのは福島原発事故が2年目を迎える頃になりそうだ。町長と議会の対立は、町民内部の対立を反映しているのか。町外へ避難した住民と残留した住民では見方・考え方が異なるだろうが、自分が住む町への思いに変わりはないと思う。同じ町内でも、場所により利害の相違もあるだろう。しかし、原発事故以前のままの復興も絶望的だろう。新しい出発が必要だろう。住民や議会で話し合うにも、正しく正確な情報は不可欠だ。当局は、住民の判断に必要な情報を即刻開示・説明すべきだろう。その上で、町民の総意で町が進むべき姿を描いてもらいたい。福島県双葉町は、多数の原発が立地する日本の中で、原発事故に基づく町づくりの先頭に立つことになるだろう。福島県双葉町の未来は日本の未来の象徴でもあろう。がんばれ! ふくしま。

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