半端道楽(文化と文明雑感):エクセルVS電卓付きそろばん
2013年3月7日木曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -0.2 06:11。最高気温(℃) 13.1 13:05。ざっそう句:ちょくちょくと 鳴いてよ今なら 初雲雀。朝方は定例の仕事。早朝は寒いが、身を刺す寒さではない。雲雀がちょっとさえずった。もう一、二度聞いているのだが、初めて聞いたような感じだ。エクセルで、乗り気のしない計算。合うべき数字が合わない。PCのCALCでは合った。数字にコメント符号を付けると無視するが、他の動きをする場合もあるようだ。エクセルで検算をしてらコメントがらみでトラぶった。ついに、シャープの電卓付きそろばんで検算を始めてしまった。
2013年3月6日の天気(AMEDAS)
TAVE= | 8.9 | |
TMAX= | 17.8 | 最高気温(℃) 18.3 15:28 |
TMIN= | 0.7 | 最低気温(℃) -0.3 04:26 |
DIFF= | 17.1 | |
WMAX= | 7.2 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 13.7(北北西) 16:32 |
SUNS= | 10.4 | |
RAIN= | 0 |
Q
Q
半端道楽(文化と文明雑感):エクセルVS電卓付きそろばん
かつてシャープが電卓付きそろばんを発売した時、面白い企画だと思った。WEBでEL-429の発売時期を調べると、1984年で電源には太陽電池を使用しているとの事だ。そろばんから電卓に変わる頃の商品のようだ。我が家の電卓付きそろばんもEL-429だった。太陽電池なので今でも動いている。電卓は余り使わないが電子機器としては、文明の進化を教えてくれる傑作かもしれない。
今回、エクセルの計算を電卓付きそろばんのそろばんでチェックした。二つの数値の引き算をした結果がある数値とぴたり一致した。要するに、同じ数値が入ったエクセルの行が二つあった。ダブルカウントしていたわけだ。なぜそうなったか振り返ると、その数値は後から挿入したので、忘れまいと、早々に入れたのを忘れて、二度入れたようだ。
エクセルは書式通りの計算をしていたのだが、エクセルの方を疑ってしまった。電卓もそろばんも、一度数値を頭に入力してから計算するが、エクセルの場合は計算しているという意識がしない。やはり、手足と頭脳を連携させるのが能力を維持するのには必要なようだ。かつて、母のボケ防止のために、五つ玉の中古そろばんを買ってやった事がある。母は、1から10まで足すと幾つになるかと、計算して見せた。後で、その答えは暗記していると種明かしをした。
シャープは現在経営危機に直面しているが、電卓付きそろばん等のユニークな商品を出していたので、そういう発想で是非立ち直ってほしい。電卓もそろばんもデジタル的な演算機器だ。レトロとモダンが同居した不思議な商品だ。
本体の裏側に以下の二件の米国特許が記載されていた。両者とも、液晶関係の特許だ。商品化の十年ほど前に特許が成立していたわけだ。
USP3902169
「United States Patent 3,902,169
Washizuka August 26, 1975」
USP3976994
「United States Patent 3,976,994
Washizuka , et al. August 24, 1976(http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO1&Sect2=HITOFF&d=PALL&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsrchnum.htm&r=1&f=G&l=50&s1=3976994.PN.&OS=PN/3976994&RS=PN/3976994)」
更に、WEBを辿ると、以下の記事に出会った。液晶電卓から液晶テレビの流れが見えてきた。我が家の電卓付きそろばんも、電卓の応用だけでなく、その表示素子である液晶はテレビにつながっていたのだ。自分がテレビの集積回路開発に従事していた頃はまさにブラウン管方式の最盛期であり、その当時の液晶はスピードが遅く、静止画に近いワープロ等に使われていた。
「TFT液晶の開発ストーリー(ものを作るこころ 第8回)Development Story of TFT-LCD
(http://ci.nii.ac.jp/naid/110003673550)。(テレビジョン学会誌1996)」