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2013年5月7日

2013年5月 7日 (火)

ハトよ 鳴いておくれ(愛しき古里):華蔵寺公園にある「伊勢崎耕地整理事業完成記念(都市建設礎業)碑」は何を語るか。20130506。

2013年5月7日火曜日
昨日は晴れ後曇り。最高気温(℃) 26.4 13:52。ざっそう句:野ざらしの 種芋腐り 肩落とす。昨日は一昨日に続いて夏日。上着を脱いで農作業。畑の里芋の種芋が全滅。土寄せと枯れ草をかけて防寒した積もりだったが、畑の里芋は腐って見る影もない。昨年は自働蒔きダイコンの莢を採取しておいたので、それから種子を取り出して、里芋の後作に播いた。ダイコンは冷涼な気候を好むようなので収穫期が夏だと大丈夫か?腐って全滅した種芋はダイコンの肥料になる筈だ。それにしても、腐敗菌は樹木と野菜で種類が違うのか?

2013年5月6日の天気(AMEDAS)

TAVE= 17.8  
TMAX= 25.5 最高気温(℃) 26.4 13:52 
TMIN= 10.1 最低気温(℃) 9.6 04:06 
DIFF= 15.4  
WMAX= 8.4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.6(北北西) 23:07 
SUNS= 9.8  
RAIN= 0  

Q
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ハトよ 鳴いておくれ(愛しき古里):華蔵寺公園にある「伊勢崎耕地整理事業完成記念(都市建設礎業)碑」は何を語るか。20130506。

追記(2024/03/16):タイトルを変更してリンクを設定した。

この記念碑の篆額は「都市建設礎業」と読めるようだ。その碑には正確に「昭和十五年四月十五日」と年月日まで記されている。この昭和15年という年はどういう年だったのか。振り返ると、自分の父は、二十才台の中程の年齢であり、昭和13年に応召、14年にノモンハン事件に従事、15年に予備役、18年に再応召、20年に召集解除と青年時代のほとんどが軍隊生活であった。

WIKIPEDIA「1940年。(http://ja.wikipedia.org/wiki/1940%E5%B9%B4)」。WIKIPEDIA「1940年代。(http://ja.wikipedia.org/wiki/1940%E5%B9%B4%E4%BB%A3)」。

この昭和15年という年は、この記念碑(本碑)にもあるように、皇紀2600年でもあり、WIKIPEDIA「1940年」によると、「2月11日 - 日本、皇紀2600年(紀元2600年)祝典。阿部定を含む多数の囚人が恩赦を受ける。」とある。

本碑の冒頭に、「伊勢崎耕地整理事業」の経過が書かれている。この事業は既に、大正5年に企画され、大正12年に組合設立・起工、昭和14年12月に竣工し、その工期は24年、総経費は金四拾六萬参千余円という大事業であった。

そうして、本碑の建立は、「昭和十五年四月十五日」であり、実に手際よく事業が進んでいるように見える。市役所内にある、「石川泰三翁寿像建設記」には「昭和十五年九月十三日 寿像建設委員長 星野源左衛門 撰」と記されている。この「昭和十五年九月十三日」を以て、伊勢崎町が消滅し、伊勢崎市が生まれた。

WIKIPEDIA「伊勢崎町。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%B4%8E%E7%94%BA)」によれば、合併前の人口は「23,588人(1935年)」。WIKIPEDIA「伊勢崎市。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%B4%8E%E5%B8%82)」によれば、「1940年(昭和15年)9月13日 : 佐波郡伊勢崎町・殖蓮村・茂呂村が合併し、伊勢崎市が誕生。県内4番目の市になる。(人口40,004人)」。そうして、伊勢崎市ホームページ(http://www.city.isesaki.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html)によれば、「 (2013年4月1日 現在) 人口:211,512人男:105,710人女:105,802人世帯数:82,512戸」である。

WIKIPEDIA「前橋市。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E6%A9%8B%E5%B8%82#.E7.94.BA.E6.9D.91.E5.88.B6.E6.96.BD.E8.A1.8C.E5.BD.93.E6.99.82.E3.81.AE.E7.94.BA.E6.9D.91)」によれば、「1892年(明治25年) - 市制に移行し前橋市が誕生」。

WIKIPEDIA「高崎市。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B4%8E%E5%B8%82)」によれば、「1900年(明治33年)4月1日:市制施行で高崎市となる。」。

WIKIPEDIA「太田市。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E5%B8%82)」によれば、「1948年(昭和23年)05月03日 - 太田町が太田市となる。」。

WIKIPEDIA「桐生市。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%90%E7%94%9F%E5%B8%82)」によれば、「1921年(大正10年)3月1日 市制施行し、桐生市となる。群馬県では前橋市・高崎市に次いで3番目、東毛では初めての市制施行地となる。」。

群馬県の都市の市制移行順位をまとめると、前橋市:1892年(明治25年)、高崎市:1900年(明治33年)、桐生市:1921年(大正10年)、伊勢崎市:1940年(昭和15年)、太田市:1948年(昭和23年)であった。本碑には、何も書かれていないが、市制移行というのが石川泰三の大きな野望であったように見えてくる。

以下は「伊勢崎耕地整理事業完成記念碑」を読む参考資料。

**********************************

都市建設礎業(篆額碑題)(参考資料)

伊勢崎耕地整理事業完成記念碑

予、伊勢崎町長就任の初、大都市建設の礎(いしずえ)を据ゑんと企図せるを以て、之が基準として、先づ街衢(がいく)整備水路疏通の急務なるを痛感し、其の目的達成には、耕地整理法に依るの便なるを認めたり。是に於て、大正五年七月三十一日、有志者と諮りて、機運の到来を待ち、十二年二月二十四日、伊勢崎耕地整理組合設立を申請して、四月一日、本懸の認可を得、同月十日創立総会を開き、役員を選挙して諸般の準備を進め、七月四日起工式を執行せり。会々(たまたま)佐波新田用水掘鑿(くっさく)の計画有り。予又、之が分水に着眼し、十三年九月十七日、八坂堰普通水利組合及佐波新田用水耕地整理組合と協議し、金壱萬弐千円を其の工事費中に提供し、華蔵寺西字堤下に於て、常時水量拾箇を伊勢崎地内に導入するの契約を結べり。爾来、着々工事を進めて、営々二十四年を閲(けみ)し、総経費金四拾六萬参千余円を費して、昭和十一年五月十日、水路先づ成り、十四年十二月十八日耕地整理の業、全く竣工を告げたり。今其の成果の大要を挙ぐれば次の如し。幹線道路幅員八間延長千五百三十七間を始めとし、中小道路面積九萬千八百九十一坪延長三萬七千三百三十七間に達す。街路は整然として、四通八達し、田九十四町七段五畝歩、畑百四町七段二畝歩の地は、耕作上の利便を高め且つ市街宅地の素地を為せり。水路面積四萬二千五百四十二坪、延長三萬千三百四十五間あり縦横に貫流す。其の一部は潅漑に用ひて、五穀豊穣の因を為し、大部は市街に通じて衛生火防に裨益すること萬人目睹(もくと)の事実なり。八間道路東側に町役場庁舎の竣工するや、沿線耕地は忽ち宅地と変じ、本町四丁目、立花町、日吉町、錦町、住吉町等店舗櫛比(しっぴ)し、漸(ぜん)を逐(お)ひて、堅実なる模範市街と化しつつあり、今や我が境域(きょういき)拡張市制施行の議、既に決し、今秋を期して実施せらるるに至れり。之を要するに該(がい=この)事業は大都市の基礎建立に貢献して、正に所期の目的を完遂達成したることを確信す。惟ふに、当時都市計画法未だ発布せられず、加ふるに農林大臣は、耕地の縮減を許さず、遵法上の困難亦(また)尠(すくな)からざりき。此の間、懸官技術員並役職員の真摯熱誠なる指導監督と参加組合員九百八十八名の協心戮力(りくりょく=協力)とに頼るにあらずんば、争(いか)でか此の美果を結ばんや。予、乏(とぼしき)を組合長に承(う)け終始事に従い、今日の成績を得たるは衷心満足とする所なり。然りと雖も、時勢は刻々進展して止まず。之が大成は後人の待つこと甚だ切なり。巽(ねがわ)くは、後賢夫れを努めよ。時、偶々(たまたま)紀元二千六百年に当り、予、亦米寿を迎ふ。感特に探し。茲に、碑を建て、由来を後世に伝えんと欲し、事業の梗概を叙し、併せて所懐を述ぶること斯(かく)の如し。

昭和十五年四月十五日

   伊勢崎耕地整理組合長従五位勲四等石川泰三撰文

前伊勢崎尋常高等小学校長 勲八等未至磨大洲書



                          山田喜泉刻

**********************************

都市建設礎業(篆額碑題)

伊勢崎耕地整理事業完成記念碑」碑文入力時のMEMO・参考資料

(平成25年5月4日)。

(1)   原文は『「八坂樋と伊勢崎の掘と川(長谷川 龍雄 著)」』の「都市建設礎業」の節から引用させて頂いた。

(2)   方法:スキャナーで読み込み、ワード文書に変換。語句の誤変換を手動で修正。本文を理解しやすくするため、句読点、読点、ふりがなを付けた。

(3)   碑文の解釈等は、碑の現物を基準とすべきである。仮名遣い、漢字も古くそのままとしたが、一部入力できない漢字もあり、類語を当てはめた。上記碑文は、あくまで参考資料の扱いとする。

(4)   水量拾箇」について

A)「八坂樋と伊勢崎の掘と川(長谷川 龍雄 著)」P32に用水量の単位について、1個=3.6トンと説明している。従って、「水量拾箇=3.6トンX10=36トンと思われる。単位時間については不明。

B)「1個とは1立方尺の水が1秒間に流れる水の量(黒部河川事務所HP=http://www.hrr.mlit.go.jp/kurobe/jigyo/gaiyo/ayumi1950.html」と定義されている。1尺=(1/33)*10=0.30303m。1立方尺/=0.027826m3/=1.6696m3(ton/分。

C)「農業用水の単位「個」とは?(http://okwave.jp/qa/q410981.html)」「0.303×0.303×0.303m=約0.0278m3」。(基本単位:秒)

(5)   「都市計画。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E8%A8%88%E7%94%BB#.E8.BF.91.E4.BB.A3.E9.83.BD.E5.B8.82.E8.A8.88.E7.94.BB.E3.81.AE.E6.88.90.E7.AB.8B。(最終更新 2013年3月9日 (土) 12:25)」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「日本の社会構造の変化や都市への人口集中を背景に、都市や建築の統制が必要という機運が高まり、1919年(大正8年)、市街地建築物法(建築基準法の前身)と合わせて都市計画法(旧法)が制定され、翌年施行。」とある。

(6)   「予、乏(とぼしき)を組合長に承(う)け終始事に従い、~」に関して、「谷干城「さくら山集序」(http://homepage3.nifty.com/koyosho/YMKW/sakura_jo.html)」に、「明治維新、余は軍務の乏(とぼ)しきを承(う)け、君の名を聞く。」という例がある。

7)尺貫法とメートル法

 

尺貫法

単位

換算率

メートル法

 

幹線道路幅員

8

1.818

14.544

同上延長

1537

1.818

2794.266

中小道路面積

91891

3.306

303791.65

m2

同上延長

37337

1.818

67878.666

九十四町七段五畝歩

     

 

 

9475

0.992

9399.2

a

百四町七段二畝歩

     

 

 

10472

0.992

10388.224

a

水路面積

42542

3.306

140643.85

m2

同上延長

31345

1.818

56985.21

8)石川 泰三: 嘉永6年(1853)~昭和18年(1943)

9)伊勢崎市の誕生(WIKIPEDIA記事)

1940年(昭和15年)9月13日 : 佐波郡伊勢崎町・殖蓮村・茂呂村が合併し、伊勢崎市が誕生。県内4番目の市になる。(人口40,004人)」

10)初代伊勢崎市市長(WIKIPEDIA)

初代 板垣源四郎 1940年(昭和15年)11月9日~ 1946年(昭和21年)11月16日。

11)伊勢崎町:WIKIPEDIA「伊勢崎町。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%B4%8E%E7%94%BA)」)。廃止日:1940913日。

12)石川泰三:「石川泰三 1853-1943 自由民権家・伊勢崎町長 伊勢崎出身

群馬県最初の政治結社「協同社」を結成し、欧米の政治、法律を研究・討議した。

76 是我 石川泰三伝(郷土人物叢書 1)

長谷川竜雄/編著 伊勢崎郷土文化協会 1972.12(http://www.library.pref.gunma.jp/?action=common_download_main&upload_id=817)」。

12)「石川泰三翁寿像建設記」:昭和十五年九月十三日(伊勢崎市役所内)。

13伊勢崎耕地整理事業の総経費金四拾六萬参千余円:当時の事業規模を現在金額に換算すると?円。「明治 6年~昭和29年(図 録):1386倍(http://chigasakiws.web.fc2.com/ima-ikura.html)」という例がある。これを使った単純計算で約63756万円。参考「伊勢崎駅周辺第一土地区画整理事業の計画見直し(http://www.city.isesaki.lg.jp/www/contents/1000000618000/files/h24-12.pdf)」=「工事費41億円を37億円に変更;補償費294億円を175億円に変更」。

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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)