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2013年5月18日

2013年5月18日 (土)

日々農天気(接木に挑戦):接ぎ木したハチヤガキが発芽して枝が伸びてきた

2013年5月18日土曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 26.6 15:21。行楽には最高の日和だった。ざっそう句:そよ風に 水面きらきら 波志江沼。朝飯前にジニア苗ポット移植。その後、三人で波志江沼環境ふれあい公園へ花見に出かけた。好天で遠くの山並みも見える。AMEDAS前橋13時の湿度は16%。ばったり知人と会い立ち話。見知らぬ人がシャッターを押してくれたので記念写真ができた。広場の大木は何の木とかみさん。それを調べてから帰ろうと近くまで行ったが、表示は無かった。ケヤキだと思っていたが、よく見ると違っているようだ。WEBで調べたが手がかり無し。平日の昼前後で来客も少なくゆったりと公園の一時を過ごせた。雑談して帰宅。

2013年5月17日の天気(AMEDAS)

TAVE= 19.2
TMAX= 25.5 最高気温(℃) 26.6 15:21
TMIN= 13.9 最低気温(℃) 13.9 05:00
DIFF= 11.6
WMAX= 7.4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.7(西北西) 03:51
SUNS= 13.4
RAIN= 0

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日々農天気(接木に挑戦):接ぎ木したハチヤガキが発芽して枝が伸びてきた

ノミを使い、太い幹を台木にした接ぎ木は初めての経験であった。昨日見たらようやく芽が伸びて枝状になっていた。比較用の枝の発芽が進んでいるのに対して、接ぎ木した方は芽が動き出すのがかなり遅れた。接ぎ木直後は活着するか気になった。穂木と台木の間の接合部が綺麗につながっていれば比較の枝と同じ動きをするはずだろう。

微視的に、この接合部を観察すれば、穂木と台木の細胞が相互に浸入して、細胞が混合したキメラ状態になっているという説があるが、それを確認するすべがない。半導体が、単なる導体と異なる性質を持つのもこの接ぎ木と同じ様な構造(接合)が存在しなければならない。

現役時代は回路屋だったので、ある機能を実現する構造(デバイス)を直接見たり、いじったりできなかった。しかし、そのデバイスをブラックボックスに見立てて、あるパラメータで規定した。そのパラメータの大小で、構造(接合)の良さが規定できた。

思うに、植物の接ぎ木部分の構造や接合は半導体よりも格段に複雑な現象で簡単な数式では表せないだろう。構造自体が細胞分裂等で変わってしまうのだ。そこに生物と非生物の違いがあるのだが。それでも、短い時間の間なら近似的に一種のデバイスのように見えるかもしれない。

植物の接ぎ木で更に不思議なのは、台木部分と穂木部分は接合部を通して互いに相手が必要とする物質をやりとりしながら共生している事だ。これは、動物ができるワザではない。植物にも種類により接ぎ木可能や不可能という相性があるようだ。植物の接ぎ木から、それと同類の事を動物の場合を類推すると、器官レベルの移植なるだろう。科学・医学が進めばそれも可能になるのか。

ともかく、接ぎ木という技術は異質な物をつなぎ合わせる技術として面白い。また、類推という思考方法も結構役立つ。オヤジギャグではなくジジイギャグを作るのにも結構役立つ。話も途中で折れると白けてしまうが最後までつながると愉快だ。

先日、華蔵寺祭りでチャリティバザーがあった。お茶なら必ず使うからと買った人がいた。そこに寄付の箱も回ってきた。音がしないのを入れて下さいと冗談とも本音ともとれる声が聞こえてきた。不請ながら音のする方を入れた。バザーの方は売れ残りそうな頃を見計らい売り手と談合。オレ小銭しか持ってこなかったがお茶でも買うかな。チャリティだからチャリンティ(硬貨+お茶のティとかけている)で良いよと売り手のおばさんが投げ売り?こりゃ先手を取られた。それじゃ買うか。やったぜオバンギャル。オバンギャグとは言えなかったが楽しい一時だった。
Bopix_hachiyatugiki_keika3_6pix

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)