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2014年2月21日 (金)

日々農天気:2014年2月大雪による果樹被害

2014年2月21日(金)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 5.9 14:03。最低気温(℃) -3.6 07:19。ざっそう句:ピチャピチャと 時たまのドン 同じ雪。宅内閑居。資料整理。大雪からほぼ一週間になるがまだ雪景色はほとんど変わらずに残っている。雪が少しずつ後退して黒い土に代わっている。南面の屋根の雪が落ち終わると今度は北面の屋根から雪が落ちてくる。

今回の歴史的な豪雪と膨大な被害・損害の発生で、気象庁のコンピュータはまともに本来の気象予測に使われていたのか疑問に思った。現在は、広範囲の気象データをほぼリアルタイムに収集できるだろう。それを、スパコンに取り込めば、数時間~数十時間先の気象は相当精度良く予測できるのではないかと感じた。

気象庁ホームページによれば、「気象庁広報誌 | こんにちは!気象庁です! 平成24年7月号;http://www.jma.go.jp/jma/kishou/jma-magazine/1207/(平成24年7月号)」というタイトルで、「6月5日に新スーパーコンピュータシステムの運用を開始、数値予報を高度化し、防災気象情報や航空気象情報等の改善を進めます。 6月5日より気象庁で9代目となる新スーパーコンピュータシステム(Hitachi SR16000モデルM1、最大論理性能847TFLOPS※)の運用を開始しました。従前の約30倍の能力をもち世界の気象機関の保有するスーパーコンピュータと比較してトップレベルの性能となります。これにより現在の数値予報、衛星データ処理及び本庁各課室のルーチンを引き継ぐとともに、新たに台風や局地的な大雨に対する予測精度の向上、防災気象情報の高度化、航空機用の気象情報の高度化、次世代気象衛星に対応した衛星データ処理の高度化を行います。この一環として、局地モデル(LFM)の開発/試験を現在進めており、今年の夏までに東日本を予報領域とする1日8回の局地モデル運用を開始します。これを活用し、まずは、羽田空港周辺を対象とした航空機運用向けの情報の提供から始めます。また、1年後には、予報領域を日本全域に拡大し1日24回の運用に拡張する計画です。さらに、従来の数値予報モデルの改善についても順次、準備が整ったものから開始する予定です。 また、設置場所として免震構造の計算機用の庁舎(写真参照)を新営し、72時間無給油運転可能な発動発電機とともに大規模災害に備えています。」と報じている。

この記事のトップに掲げているのが「防災気象情報」である。この気象庁9代目新スーパーコンピュータシステムが今回の歴史的豪雪の予報にとれほど貢献したか知りたいところだ。福島原発事故ではSPEEDIという放射性物質拡散予測システムがあったが活用されなかった。

WIKIPEDIA「気象庁。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E8%B1%A1%E5%BA%81)」によると、「気象庁(きしょうちょう、Japan Meteorological Agency、JMA)は、国土交通省の外局である。気象業務の健全な発達を図ることを任務とする(国土交通省設置法第46条)」との事だ。

どんなに優秀なコンピュータシステムでも、それを使いこなすのは人間だ。予測データを出すのはコンピュータでも予報を出すのは人間だ。見方を変えると、気象庁9代目新スーパーコンピュータシステムは千載一隅の大成果をあげたかも知れない。どうもSPEEDIという亡霊を思い浮かべてしまう。

2014年2月20日の天気(AMEDAS)

TAVE= 1.6 NO DATA
TMAX= 5.6 最高気温(℃) 5.9 14:03
TMIN= -2.6 最低気温(℃) -3.6 07:19
DIFF= 8.2
WMAX= 5.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.1(西北西) 01:43
SUNS= 9.6 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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日々農天気:2014年2月大雪による果樹被害

ナツミカンは皮が厚いので鳥も食べない。人間も、食べ始めると結構たべられるのだが、冬の寒い時にたべるにはちょっと抵抗がある。そんなわけで、鑑賞用として樹上に残しておいた株があった。大雪が降った後に様子をみると、枝が一本横になっていた。折れたのか、曲がっただけなのかまだ確認して無い。ともかく、実が付いている上に雪が積もったので加重が原因だろう。

Iob_natumikan_higai_2014
構造材料には色々な破壊モードがあるようだ。重さで圧縮変形するのだから座屈になるのか。

WIKIPEDIA「座屈。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%A7%E5%B1%88)」

植物の場合、縦に繊維が入っていて、繊維方向の強さは強いようだが、やはりひょろ長い構造になると強度が弱まるのかも知れない。果樹の整姿剪定の基本は三角形と聞いた記憶があるが、放任するとそういう樹形にはなってくれない。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)