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2014年4月14日 (月)

田舎老人徒然草:大木も空洞化で倒れる!

2014年4月14日(月)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 20.7 13:39。最低気温(℃) 4.2 05:17。ざっそう句:地味ながら ポットに植わる 野のスミレ。DIY五日目でようやく完成。残り資材は庭に使った。午後用事外出。スーパーで一品のみ買い物。我が家の庭ではチューリップが最盛期。数株しかないが今年も咲いた。チューリップはヨーロッパで品種改良され、一時期は投資の対象になり、バブルでその熱が冷めたらしい。消費税増税から二週間経過。かみさん曰く、安くなったものもあるゾ。某リケジョの星氏の記者会見はテレビでもはかなりの視聴率を稼いだようだ。ネット中継も同様。その日に、某トップクラスの自動車メーカーが大量のリコールを国に申告したと新聞記事にあった。数年前まで遡っている不具合だから、不具合発覚時に即座にリコールするのがメーカーの良心ではないか。メーカーにとって最適な申告時期を狙って、社会的な関心が集まるニュースにぶつけたのではないかと妄想した。いわば世間の目を盗む計画的なリコール隠し・リコール引き延ばし。うろ覚えだが、数ヶ月前にも同じようにリコールを発表していたと記憶している。リコールを大量に貯め込んで、こそこそと大量放出するのは異常に見える。物事を金に換算して決めるようでは興ざめだ。利用者の生命・財産無視にもほどがある。このような体質だと懲りずに同じ事を繰り返し、最後に大破という事態が起きるかも知れない。まさに、製造業魂の空洞化ではないか。

2014年4月13日の天気(AMEDAS)

TAVE= 12.6 NO DATA
TMAX= 19.4 最高気温(℃) 20.7 13:39
TMIN= 4.7 最低気温(℃) 4.2 05:17
DIFF= 14.7
WMAX= 3.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.8(東南東) 18:11
SUNS= 11.3 NO DATA
RAIN= 0 NO DATA

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田舎老人徒然草:大木も空洞化で倒れる!

二月中旬の大雪で、前代未聞の被害が発生した。鯉沼の南側堰堤に立って、昔懐かしい農村地帯のような景観を作っていた古木が倒れた。大きい方の一本は倒れずに残っている。こちらは、人手で切り倒されるのか。

堰堤工事で、古木を切り倒しても、その根まで掘りあげて工事をするのか。根を残すと徐々に根が腐り、地中に空洞が生じ、堰堤の強度を下げる心配はないか。ともかく、経過を見守る以外にない。

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最近見ると、倒れた、背の低い方の古木も、再度幹の最下部で切り直しされていた。根を掘りあげる前作業なのか。その結果、幹の根元の切り口が見やすくなっていた。その根を観察すると、幹に腐りが入っていたのか、空洞があったような形跡がみえる。雪の重さと、風圧だけが倒れた原因だと思っていたが、幹の空洞化で、構造的な強度不足が生じていたという、もう一つの原因があったように感じた。

空洞化は外部からは見えにくいが、あらゆる構造物に生じる。電機屋さんは良く半田を使うが、半田は濡れるように溶かして接着するのが基本だ。半田がとけないで、中に空気が入ったり、機械的にくっついているだけで半田をしたと思い込むのが初歩的な失敗となる。半田が不完全の場合、その場所を探すのが大変である。イモ半田、とかテンプラとか言っていた。これは現役時代の回顧譚だが。阪神淡路大震災では、高速道路のコンクリート工事で手抜きがあった事が発覚した。空洞という構造上の強度不足がコンクリート構造物の倒壊を招いたと言われたと記憶している。空洞化は、組織にも産業体制にも起こる。見えないからと、安心していると、大きな力が加わったときに、容易に崩壊を招く可能性があるのが空洞化のようだ。

この大木の切り口を見ていると、何となく空洞化の怖さも見えてくる。樹木が倒れない時は、根元に小さな穴があるだけに見えたと思う。見方を変えれば、植物は内部に大きな空洞ができても全力で生きて行く生命力を持っているのだろう。

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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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