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2015年7月7日

2015年7月 7日 (火)

身辺雑記:田舎老人徒然草:梅雨の一時、ドナルド・キーンさんのエッセイを読む;もたれ合う 世界は急に 変われない。1507。

2015年7月7日(火)
昨日は雨。最高気温(℃) 21.5 11:32。最低気温(℃) 19.0 18:31。ざっそう句;もたれ合う 世界は急に 変われない。宅内閑居。初代WIN7-NOTE-PCは休業中。電源アダプター単独の出力電圧をテスターで測定するとほぼゼロボルト。電源アダプターの破壊を疑う。電源が入らなければそれ以上の確認ができない。後継のWIN7-NOTE-PCは初代の環境に近づけているが、まだ同等レベルになっていない。32BIT-OSなので古いソフトが使いやすいかも知れない。ギリシャのEU緊縮案に対する国民投票の結果が出た。WEB情報によると、「ギリシャ内務省によると、開票がすべて終わった段階で反対が61.31%、賛成が38.69%。投票率は62.5%だった。」との事だ。ギリシャの投票率62.5%は群馬県知事選挙の投票率31.36%のちょうど二倍程度だ。投票率は政治に対する真剣な期待度に比例するようにも感じる。群馬県県知事選挙でも、終戦直後は、ギリシャ以上の高投票率の時があった。興味があるのは、投票した有権者の年齢分布だ。群馬県知事選挙の投票率の地域分布を見ると都市部より郡部が高いようだ。そうすると、高齢者の方が投票率が高いのか。ギリシャの場合、高額の年金をもらう高齢者が多く、若者の失業率が高いとの事だ。従って、反対票を投じた割合は若年層が高いような感じも受ける。怒れる若者が多い国には将来が開けるが、怒る気力も無い若者が多い国に将来が期待できるのか。足下にまで危険が迫ってくれば、日本の若者も本気になり政治に目をを向けるだろうと思うが、そうなった時は既に手遅れになっていないか。

2015年7月6日の天気(AMEDAS)

TAVE= 20.1 NO DATA
TMAX= 21.2 最高気温(℃) 21.5 11:32
TMIN= 19.2 最低気温(℃) 19.0 18:31
DIFF= 2 NO DATA
WMAX= 2.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.1(南東) 17:29
SUNS= 0 NO DATA
RAIN= 6 NO DATA


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身辺雑記:田舎老人徒然草:梅雨の一時、ドナルド・キーンさんのエッセイを読む

外は、しとしとと雨が降っている。WEB記事を読んでいると、偶然に東京新聞のWEB SITEに掲載されているドナルド・キーン氏の「ドナルド・キーンの東京下町日記」という記事に出会った。同氏は東日本大震災の時、日本の国籍を取り、日本に永住すると言うニュースを聞いていたので、興味を持って読んだ。

「ドナルド・キーンの東京下町日記の記事一覧(http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/shitamachi_nikki/list/)。」(一覧へのリンク

同氏に関しては、「技術 回顧と展望:東日本大震災の復興に際し、湾口防波堤はもっと強固にならないか(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/04/post-00cb.html)。(2011年4月30日 (土))」の記事の中に書いていた。(この記事へのリンク

その一年後に、「ざっそう句(Weedy Haiku Records):津波と老学ドナルド・キーンさん(Tsunami and an old scholar Mr. Donald Keene)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/03/weedy-haiku-rec-5040.html)。(2012年3月11日 (日))」の記事を書いた。(この記事へのリンク

同氏のエッセイを読むと、改めて平和のありがたさを実感させてくれる。「憲法9条行く末憂う(http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/shitamachi_nikki/list/CK2014040902100027.html)。」という記事の中に、『 知り合いで憲法起草に関わったベアテ・シロタ・ゴードンもこう証言していた。「人権部門担当の私は、男女平等の概念を盛り込もうとして抵抗を受けた。でも九条については異論を聞かなかった」』と言う下りがあり、日本人は憲法九条を異論無く受け入れていたのではないかと思った。(この記事へのリンク

WIKIPEDIA「ベアテ・シロタ・ゴードン。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%B3)」(このWIKIPEDIA記事へのリンク

印象に残る記事は、「晩年まで教壇 薫陶受けた師(http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/shitamachi_nikki/list/CK2014040902100019.html)。」であり、『 しかし、何といっても深く思い出されたのは角田(つのだ)柳作先生だ。一八七七年生まれで、学生としてお会いしたときに既に六十代だった。質実剛健で日本的美徳をまとった人だった。私は彼の「日本思想史」を受講しようとした。第二次世界大戦前夜で対日感情の悪化もあり、希望者は私だけ。「一人のためでは申し訳ない」と辞退を申し出た。だが、角田先生に「一人いれば十分です」と諭された。』という部分である。(この記事へのリンク

角田柳作に関しては「群馬の人物」(http://www.geocities.jp/gl_kanko/Jinbutsu/GLK-Tsunoda-Ryusaku.html#skip_link)に紹介されている。(この記事へのリンク

WIKIPEDIA「角田柳作。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E7%94%B0%E6%9F%B3%E4%BD%9C)」(このWIKIPEDIA記事へのリンク

ドナルド・キーン氏を通して、その師であった角田柳作を知り、調べてみると群馬県の生まれであり、師弟という縁の不思議さを感じた。

「ツルよ 飛んでおくれ:老人の寝言:アメリカの歴史観(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2014/05/2014-246d-2.html)。(2014年5月27日(火) )」(このページへのリンク(設定2015/12/10))の記事では、奥泉栄三郎氏の事を書いた。角田柳作も奥泉栄三郎氏も群馬県の生まれで、長く米国で活躍したが、我々一般庶民にとっては無名に近い人物だ。日本国憲法はアメリカに押しつけられたから自分で書き直すと高言しても、それに耐えられるだけの実力が備わっているのか。そんな人物が、アメリカにすり寄っている姿は滑稽にも見える。ドナルド・キーン氏のエッセイを読むと改めて文化交流の大切さを教えられるのではないか。(この記事へのリンク

追記(2015/12/10):上毛新聞P20に角田柳作関係の記事が出た。角田柳作の功績を見直す動きが出てきたようだ。

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)