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2018年2月27日

2018年2月27日 (火)

接木(改題):技術 回顧と展望:果樹を楽しむ:接木は人類が手にした最大級のハイテクだ!!??;紅梅(勾配)に 登って晒す 猿の尻。180227。

2018年2月27日(火)
昨日は晴れ。ざっそう句;紅梅(勾配)に 登って晒す 猿の尻。穏やかな晴天なので昼前から庭の手入れ。タマリュウ等の中に生えている細篠を掘る。落ち葉を掃き出す。椿の枝を剪定。蕾は膨らんでいるがまだ開花前だ。どの蕾を咲かせるか選択が出来るのでズボラ庭師が椿の剪定をする最適期だろう。思い切って沢山の蕾を落とした。切った枝は、生け花にでもしようか。暖かいので少し汗が滲んだ感じ。上着二枚を脱いで作業。接木で紅白の梅を作ったが、白は開花、紅は蕾で、まだ咲き揃わない。紅梅の親木はほぼ満開であった。紅梅が咲いているので、これで一句物にしようと考えたが、浮かんでくるのは駄句ばかり。辞書を引くと、「紅梅の落花燃ゆらん馬の糞/蕪村」という例が出ていた。最初は意味が全く理解できなかった。紅梅の落花の赤さを火が燃えるのに例えてのが前半の句だろうと想像した。問題は馬の糞。江戸時代は、馬の糞を乾燥して燃料にしたという話を聞いた。そこでイメージを膨らませると、紅梅の花びらが散って、地面一面火が燃えているような風景が浮かび、そこに乾燥した馬の糞が転がっていれば、馬の糞も燃え出しそうだと詠んだのだろうと拡大解釈した。今時の俳人の及ばない想像力と言えようか。最も、今時は馬も身近に見る事が出来ず、馬の糞なぞ、色や形や大きさを想像が出来ないだろう。午後、宅内閑居。部屋の整理等。探していた電気ドリルが出てきた。これでDIYを再開できそうだ。今朝、無線LANが不通になった。「サーバーが見つかりませんでした」というメッセージが出た。再起動してもNG。別のコンピュータは接続できている。無線アクセスポイントとして使っている無線ルーターの電源をOFF⇒ONで復旧した。

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2008/9/9

接木(改題):技術 回顧と展望:果樹を楽しむ:接木は人類が手にした最大級のハイテクだ!!??

追記(2018/02/24):記事整形、過去BLOG再読、印象・コメント等。当BLOG-EDITORで「接木」を検索した結果をこの記事末部に載せておく。接木は植物に対して行われる手術だ。人間に対しても手術が行われる。接木の歴史も人間に対する手術と同様、長い歴史があるようだ。

ともかく、接木も手術も生きている細胞に働きかけて、組織を合体させ、より優れた働きをさせるという目的の下に行われる。さらに、このコンセプトを拡大すると、生物から無生物まで適用できる。

たかが接木で、身近にその効果を試す事が出来るが、細胞レベルで接木現象を明快に説明した理論に遭遇した事が無い。最近のSTAP細胞事件で、キメラマウスの創出が脚光を浴びたが、その真偽が気になる。

この記事は、STAP細胞事件が起きる前に書かれた。植物では、異なる品種の細胞が容易に融合し一つの組織体を作る。動物でそれが出来ないのは何故か。それを突き詰めて行くと、どんな組織も作れる幹細胞にたどり着く。

ともかく、メカニズムが分かってしまうと、それが当然だと思ってしまうが、この世の中には、解明されていないメカニズムが無数にあるのだろう。以下、過去記事を改造する。

接木とはなかなか興味ある現象だ。その現象が利用されているのが植物だ。品種A(穂木)と品種B(台木)を合体させる技術である。この技術の利点は品種Aと品種Bの両方の良い利点が実現できる事だ。

通常は最終目標(おいしい果物を作る等)とする品種を穂木という。穂木を支えて穂木が良い仕事をする土台となるのが台木だ。家で例えると台木が基礎であり穂木はその上の構築物になる。台木は見えないところで主人を支えているのだ。

不思議なのは台木も穂木も合体して一緒に生きて行くこと。動物ではこれが大変難しい。更に不思議なのはなぜ合体が可能なのかということ。結局、Aの細胞とBの細胞が共生できる十分な能力を持っているからと考える以外にない。

Aの細胞とBの細胞が繋がっている部分、即ち接合部が重要な役割を演じているのだ。基本原理が学理的に解明されるとその応用が一挙に拡大する。接合部が重要な働きをしているよい例がトランジスターだ。

米国ベル研究所のショックレー、ブラッテン、バーディンによって、1947年に発明され、1948年に公表された。還暦を迎えているがその応用分野と関連産業は衰えることを知らない状況が続いている。

トランジスタの公表以来、もう今年で70年になるのかと感慨を覚える。トランジスタの前の電子デバイスは真空管が主役であった。制御する電極は、ガラスの真空中に組み立てられた機械的構造物だ。振動等の衝撃の影響を受けやすい構造だった。トランジスタはデバイス機能を一個の個体の中に閉じ込めたのである。

自分が、半導体の仕事に就いたのが、トランジスタの発明からほぼ20年後である。そのトランジスタは更に組織化され、多くの機能を盛り込んだ集積回路に発展した。トランジスタや集積回路で大繁盛した日本の家電機器も、今や海外メーカーが主力になってしまった。

一方、新しい科学技術分野が、この十年来進展してきた。バイオテクノロジー・バイテクもその一つだろう。人類の夢が不老長寿。身体の部品が老化したら新品と交換出来れば、人間死ぬ事もなくなるだろう。それが、出来なくても寿命が延ばせれば、それでも結構。その代替え部品の製造で注目を浴びたのが、幹細胞だ。

卵子から誘導したES幹細胞は、倫理的な難点があるため、卵子以外の体細胞から誘導したiPS細胞が脚光を浴びて、ノーベル賞も与えられた。そのiPS細胞も、製造が容易ではなく、コストダウンがしにくい。そこで、飛び出してきた例のSTAP細胞だ。

ところが、接木技術は一千年以上も前から利用されていたらしい。接木は経験的には確立された技術ではあるが、学理的には完全に解明されていないようである。納得できる接木理論にお目にかかった事がない。革新的な幹細胞製造技術がSTAP細胞だったのだと思う。

ともかく、バイオテクノロジー・バイテクの発想の原点にも、ローコストの要求が厳然とある事を示しているのがSTAP細胞事件であった。

植物の接木のような事を、動物に実施する事が可能になればどういう世界が開けるのか。異種動物の器官を人間に移植するのは抵抗があるだろう。組織レベル、細胞レベルならどうなるのか。

生物内部の現象はあまりにも複雑で解明することに実用的な価値が乏しいのであろうか。ともかく、今接木の不思議に魅せられている。

物は見方。最近、かみさんが、大活躍しているオリンピック選手の顔をまじまじと見ている。次回のオリンピックに出てくる時は整形しているかもしれないと変な期待を込めて観戦しているようだ。

オレ的には、人間改造は程々に止めた方が、最大多数の幸福になるように感じるのだ。アインシュタインのマリリンに関するジョークも気が利いている。


Googleで「マリリンの知能 アインシュタイン」を検索。

アインシュタイン2

zip2000.server-shared.com/albert-einstein-2.htm

マリリンは、あるパーティーでアインシュタインにこう言いました。 「私の美貌とあなたの頭脳をもった子供ができたら、どんなに素晴らしいでしょう」それに対し、アインシュタインはこう言いました。 「私の顔と、あなたの知能をもつ子供が生まれるかもしれませんよ」20世紀最高の頭脳はジョークに関しても最高のセンスを持っていたようです。 <原子爆弾開発計画> 1939年、無事アメリカに移住した彼のもとに、彼と同様ハンガリーから亡命してきた物理学者レオ・シラードが現れます。彼はドイツが原子爆弾の開発を行っている ...

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2008/9/9

接木

接木とはなかなか興味ある現象だ。

その現象が利用されているのが植物だ。

品種A(穂木)と品種B(台木)を合体させる技術である。

この技術の利点は品種Aと品種Bの両方の良い利点が実現できる事だ。

通常は最終目標(おいしい果物を作る等)とする品種を穂木という。

穂木を支えて穂木が良い仕事をする土台となるのが台木だ。

家で例えると台木が基礎であり穂木はその上の構築物になる。

台木は見えないところで主人を支えているのだ。

不思議なのは台木も穂木も合体して一緒に生きて行くこと。

動物ではこれが大変難しい。

更に不思議なのはなぜ合体が可能なのかということ。

結局、Aの細胞とBの細胞が共生できる十分な能力を

持っているからと考える以外にない。

Aの細胞とBの細胞が繋がっている部分、即ち接合部が重要な役割を演じているのだ。

基本原理が学理的に解明されるとその応用が一挙に拡大する。

接合部が重要な働きをしているよい例がトランジスターだ。

米国ベル研究所のショックレー、ブラッテン、バーディンによって、

1947年に発明され、1948年に公表された。

還暦を迎えているがその応用分野と関連産業は

衰えることを知らない状況が続いている。

ところが、接木技術は一千年以上も前から利用されていたらしい。

接木は経験的には確立された技術ではあるが、学理的には完全に解明されていない

ようである。

納得できる接木理論にお目にかかった事がない。

生物内部の現象はあまりにも複雑で解明することに実用的な価値が乏しいのであろうか。

ともかく、今接木の不思議に魅せられている。

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検索結果(WEB-EDでの)

「接木」で検索した結果、以下の記事/ウェブページが見つかりました。

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接木 08/09/09 記事
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時刻等℃   D m/s H mm 04:19 15:22 18:24
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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)