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2018年7月16日

2018年7月16日 (月)

荘子と混沌(改題):読みかじりの記:老人の寝言:宇宙・物事・人間の究極的理解は可能なのか:そんなのは要らない!;また猛暑 食い倒れるか 欠食爺。180716。

2018年7月16日(月)
昨日は晴れ。ざっそう句;また猛暑 食い倒れるか 欠食爺。朝方は畑に出るがヒユとスベリヒユを一掴み収穫して撤退。今回はスベリヒユも追加。庭先水田も干上がりそうでバケツで給水。古本拾い読み。昼前一風呂浴びて地区恒例行事で用事外出。養蚕農家の先代達のお蔭で出来る食事会だ。腹一杯飲み食い。名酒らしき物を頂いたがその旨さが分からない。帰宅してもしばらくアルコールが抜けない。古本拾い読みを続行。猛暑の中の飲み食いも体力が必要だ。早めに横になったが夜が長い。

Iob_2018_amedas_i_2018_07_12_to_15_
原ファイル名=「IOB_2018_AMEDAS_I_2018_07_12_TO_15_MOUSYO_猛暑日の24H気温変化M.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones
7/12の天気は連続猛暑日の前日で曇り一時晴れであった。猛暑日が続くと、夜も気温が下がらず熱帯夜になりやすく、翌朝も高温から始まる傾向が強い。

Iob_2018_wcspix_18071512
原ファイル名=「IOB_2018_WC&SPIX_アメダス天気図&衛星画像=18071512.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

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2008/10/19

荘子と混沌(改題):読みかじりの記:老人の寝言:宇宙・物事・人間の究極的理解は可能なのか:そんなのは要らない!

追記(2018/07/14):この過去記事は、ほぼ10年前に書いたが、読みにくさがあるので、読み易く整形、再読して、印象・コメント等を追記して再利用。

この宇宙も、宇宙を構成する物質も、それらの起源や運動を解明しようとする人間も、すべて有限の命しかなく、それ自体が時空の中に囚われている。最近、人間を取り巻くあらゆる現象や実体を理解する、そんな人間の努力はそもそも不遜で、それらの関係を統一的に理解することは、本来不可能なことのように感じるようになった。

日本で初めてのノーベル賞を受賞された湯川秀樹博士が中国思想である荘子に親しんでいた事は広く知られている。荘子の思想が自由な発想を触発させる内容に富んでいたからであろう。

湯川秀樹博士が戦後の日本の平和運動に大きく関わってきたことに感銘を受けてきたが、戦時中は日本の核兵器開発の動きに加わっていたという事実を知り、更に大きな衝撃を受けた。

「田舎のアインシュタインとノーベル賞(改題):技術 回顧と展望:老人の寝言:日本は中流国の下で十分だ 追;春宵の 空に三日月 チャリを漕ぐ。180420。(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2018/04/post-d6f6-3.html)。(2018年4月20日 (金))」(この記事へのリンク)

Googleでキーワード「湯川秀樹 核兵器開発」を検索(https://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&num=20&q=%E6%B9%AF%E5%B7%9D%E7%A7%80%E6%A8%B9%E3%80%80%E6%A0%B8%E5%85%B5%E5%99%A8%E9%96%8B%E7%99%BA)。(このKWで検索)

湯川秀樹著作集の読書に関する一冊を読んでみた。博士は荘子の混沌の話を素粒子論の発想と対比して語っていた。物理の基礎理論の混沌と荘子の中の混沌を対応させつつ混沌の中から中間子理論を導いた事を語っているのではないかと思った。

宇宙やそれを構成する物質・エネルギーの関係は、現在でも統一的に解明されていないようだ。

WIKIPEDIA「ブラックホール。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB)」(このサイトへのリンク)

Googleでキーワード「ダークマター」を検索(https://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&num=20&q=%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%83%BC)。(このサイトへのリンク)

そうして博士の究極の目的とした素領域の理論も視野に入れて荘子の混沌を語ったようでもある。時間と空間という入れ物は決まっていても、それを舞台にして演じる役者は本当に大勢いる。偉大な音楽や偉大な彫刻などもその例だろう。天才がそれをつむぎだす。

それなら、その役者の正体は何か。湯川博士は素粒子の種類が多く成りすぎて、それをうまく整理できない状態を混沌という状態に見立てたようだ。多くの素粒子を生み出す更に基本的で究極的な粒子の存在を想定した。それが「クォーク」という基本粒子であり、陽子や中性子、中間子などの粒子はすべて、クォークの組み合わせでできていると考えられるようになった。

本年のノーベル物理学賞の小林・益川理論は湯川博士の研究の流れの中にあったといえるようだ。物理の世界にも実際の世界にも常に混沌がつきまとっている。その混沌の根本をつかむことは永遠の課題かも知れない。しかし、混沌に真正面から向かわない限り混沌の本当の姿さえ見えないのも事実であろう。

混沌とは物事が生まれ育ち始める原点のようなものかも知れない。湯川博士にとって荘子とは自由なアイデアを見つけ、育む場であったようだ。

物質が生まれる様式と崩壊する様式が完全に解明されれば、宇宙の歴史も解明できるのだろうか。物質は質量、電荷、エネルギーを持つが、これらを固定的な粒子像として捉えることは本来不可能なのでは無いか。

核兵器は既に、終戦前後の科学レベルで開発できた。その科学兵器が人類存続の障害物になっている。現代の科学には膨大な資金が投入されている。投入した資金の額に相当する、成果・効果があるのか、最近疑わしく感じるようになった。

歴史的には、世界の著名な科学者が、核兵器の開発に直接・間接的に関与した可能性があるのではないか。人間の頭脳は100年前からそれ程進歩していないだろう。今でも、群盲像を撫でるような段階にあるのかも知れない。

いかなる科学も学問も、一般の常識人の批判作用が働かなければ、暴走する必然性を持っていると思う。オーム真理教殺人事件がその証明の一つと言えよう。

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追記(2014/6/7):「荘子と混沌(2008年10月19日 (日))。」の記事がいきなりランキング7位に入った。アクセスログは無いので何人この記事にアクセスしたのか不明だ。ともかく最低数人の読者がいるのだろう。物事、数字で知ってしまうと興ざめする事が色々ある。数年前の、自分でも忘れかけた記事を読んでくれる読者がいるだけでもありがたい。思うに、終戦直後に湯川秀樹博士がノーベル賞を受賞した事は、自信を失っていた多くの国民に元気を与えてくれたと思う。特に、当時の青少年が受けた感化も多大だったと思う。残念だが、当今の理化学研究所とそれを取り巻くSTAP細胞論文問題は、まさに混沌状態にある。それも、自然観に関わる深遠な混沌で無く、下世話・世俗的な混沌だ。現代の青少年達が科学に対してどんな夢が持てるのか。

サイト内でキーワード「科学ニュースに独り言」を検索(https://www.google.com/?hl=ja#hl=ja&q=%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AB%E7%8B%AC%E3%82%8A%E8%A8%80%E3%80%80site:http:%2F%2Faf06.kazelog.jp%2Fitoshikimono%2F)。(このKWで検索)

追記(2014/6/9):
上記記事がランキング2位に入った。なぜ急上昇したのか不明。Googleで以下のキーワードを検索して当BLOGのヒット状況を調べた。「湯川秀樹博士と混沌」というイメージはまだ健在なのかもしれない。

混沌 湯川:24/約 29,500
混沌 湯川 理化学研究所:69/約 12,200(当BLOG記事)
混沌 理化学研究所:100位以下/約 22,000
湯川 理化学研究所:100位以下/約 36,400
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2008/10/19

荘子と混沌

日本で初めてのノーベル賞を受賞された湯川秀樹博士が中国思想である荘子に親しんでい

た事は広く知られている。荘子の思想が自由な発想を触発させる内容に富んでいたからであ

ろう。湯川秀樹著作集の読書に関する一冊を読んでみた。博士は荘子の混沌の話を素粒子

論の発想と対比して語っていた。物理の基礎理論の混沌と荘子の中の混沌を対応させつつ

混沌の中から中間子理論を導いた事を語っているのではないかと思った。そうして博士の究

極の目的とした素領域の理論も視野に入れて荘子の混沌を語ったようでもある。

時間と空間という入れ物は決まっていても、それを舞台にして演じる役者は本当に大勢い

る。偉大な音楽や偉大な彫刻などもその例だろう。天才がそれをつむぎだす。

それなら、その役者の正体は何か。湯川博士は素粒子の種類が多く成りすぎて、それをうま

く整理できない状態を混沌という状態に見立てたようだ。多くの素粒子を生み出す更に基本

的で究極的な粒子の存在を想定した。それが「クォーク」という基本粒子であり、陽子や中性

子、中間子などの粒子はすべて、クォークの組み合わせでできていると考えられるようになっ

た。本年のノーベル物理学賞の小林・益川理論は湯川博士の研究の流れの中にあったとい

えるようだ。物理の世界にも実際の世界にも常に混沌がつきまとっている。その混沌の根本

をつかむことは永遠の課題かも知れない。しかし、混沌に真正面から向かわない限り混沌の

本当の姿さえ見えないのも事実であろう。混沌とは物事が生まれ育ち始める原点のようなも

のかも知れない。湯川博士にとって荘子とは自由なアイデアを見つけ、育む場であったよう

だ。

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追記(2014/6/7):「荘子と混沌(2008年10月19日 (日))。」の記事がいきなりランキング7位に入った。アクセスログは無いので何人この記事にアクセスしたのか不明だ。ともかく最低数人の読者がいるのだろう。物事、数字で知ってしまうと興ざめする事が色々ある。数年前の、自分でも忘れかけた記事を読んでくれる読者がいるだけでもありがたい。思うに、終戦直後に湯川秀樹博士がノーベル賞を受賞した事は、自信を失っていた多くの国民に元気を与えてくれたと思う。特に、当時の青少年が受けた感化も多大だったと思う。残念だが、当今の理化学研究所とそれを取り巻くSTAP細胞論文問題は、まさに混沌状態にある。それも、自然観に関わる深遠な混沌で無く、下世話・世俗的な混沌だ。現代の青少年達が科学に対してどんな夢が持てるのか。

サイト内でキーワード「科学ニュースに独り言」を検索(https://www.google.com/?hl=ja#hl=ja&q=%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AB%E7%8B%AC%E3%82%8A%E8%A8%80%E3%80%80site:http:%2F%2Faf06.kazelog.jp%2Fitoshikimono%2F)。

追記(2014/6/9):
上記記事がランキング2位に入った。なぜ急上昇したのか不明。Googleで以下のキーワードを検索して当BLOGのヒット状況を調べた。「湯川秀樹博士と混沌」というイメージはまだ健在なのかもしれない。

混沌 湯川:24/約 29,500
混沌 湯川 理化学研究所:69/約 12,200(当BLOG記事)
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湯川 理化学研究所:100位以下/約 36,400
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時刻等℃   D m/s H mm 04:55 15:49 17:46
2018年07月15日 伊勢崎(イセサキ) AMEDASへのリンク


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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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