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2023年6月 3日 (土)

身辺雑記:老人の寝言:老人の妄想:近世群馬の人々(1);「忠治殺すにゃ刃物は要らぬ」:;粗だけが 光る世襲に 世は呆れ。20230603。

2023(皇紀2683年明治156年大正112年昭和98年平成35年令和5年)年6月3日(土)
昨日は台風二号の影響で終日雨。アメダス雨量RN=77.5mmと田植え時期には有り難い雨量だ。
ざっそう句;粗だけが 光る世襲に 世は呆れ。
昨日は知人と予定の用事外出。鬱陶しい雨が終日降っていた。昔は上州一帯が水利に恵まれなかった。昔なら恵みの雨だった。その水利を確保する知恵が溜池だった。地域の八幡沼開削の歴史を思い出す。用事は無事済み、帰路郷土史の大先輩宅を訪問し昔話に浸った。帰宅後、遅い昼飯を食いノートパソコン1でネットサーフィン。相変わらず、梅雨時のような鬱陶しい情報に目が移ってしまう。

Iob_20230603_
原ファイル名=「IOB_20230603_粗だけが 光る世襲に 世は呆れ.gif」

「八幡沼開鑿と川端宇兵衛翁(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/11/post-d6f7.html)。(2008年11月25日 (火))」で、「華蔵寺公園の北東県道462の東側に八幡沼(新沼)がある。沼の南岸にこの沼の由来を刻んだかなり大きな石碑が建っている。八幡沼の開鑿開始から51年後の大正2年に建立された「八幡沼の碑」がそれである。八幡沼は粕川から取水した灌漑用水を貯水する人工沼であり、まさに一銭たりとも出費をしたくない文久二年の大旱魃の年に、村民の心の拠り所である八幡宮、村社大明神さえも潰して、農民125名が大刑覚悟のうえ連印して藩主に陳情し、発起人・世話人等は総額500両以上の資金を投じ、3年間の期間をかけてこの大工事をやりとげた事が記録に残っている。  大工事を先頭に立ってやり遂げたのが川端宇兵衛翁であった。奇しくも川端宇兵衛は国定忠次の隣村で同じような境遇に生まれ同じような事をして同じ時代を生きていた。国定忠次より1年先輩であったが、国定忠次が大戸の関で磔で処刑されて12年後即ち忠次の13回忌の文久2年(1862)に八幡沼の開鑿を始めたのである。」と書いた。

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身辺雑記:老人の寝言:老人の妄想:近世群馬の人々(1);「忠治殺すにゃ刃物は要らぬ」:20230603。

処分すると言うので、貰ってきた古本の一冊に「近世群馬の人々(1)」(三山文庫9:昭和38年刊)があった。その人名を目次から引用すると以下の通り。聞いたような名前もあるが、良く知っている名前はほとんどない。そこで当ブログ内での引用件数を調べて見た。最初に内田粂太郎からの妄想。

内田粂太郎(0)
江口きち(0)
金井之恭(4)
桑島定助(0)
佐藤次郎(0)
須永 好(0)
住谷天来(0)
角田金五郎(0)
角田柳作(15)
村上随憲(7)
湯浅一郎(2)

内田粂太郎の章の執筆者は明治41年生まれの山田直次郎で前橋市立女子高校教諭(現前女の前身:音楽)とある。WEB情報によると、山田直次郎には、「「群馬県音楽の歩み」 後藤重樹・山田直次郎/著 みやま文庫 1965」があるとの事だ。内田粂太郎は文久元年に武家の一人っ子として生まれ、長じて群馬県師範学校の最初の音楽科担当教諭として赴任して、群馬県音楽教育の礎を築いた。和魂洋才と言うが、武士の息子が切り開いた明治時代の西洋音楽導入事情等が書かれており面白い。内田粂太郎が生まれ育った時代が八幡沼の開削が始まった文久年間の頃で、江戸時代が終わる直前頃だった。この時代は、国定忠治の伝説・真説が飛び交っていただろう。西洋音楽も、西洋科学と同様が明治政府がむしゃらになって導入したのだろう。一方、終戦後の音楽の授業では日本音楽(和楽器等の知識)は殆ど学ばなかったように思う。

Iob_20230603__2原ファイル名=「IOB_20230603_処世の歌.gif」

終戦直後に生まれた百姓人間は、音楽が苦手であった。生活の中に歌や音楽というぶ文化的要素がほとんど無かった。課程(バカなATOK!)にあったのはラジオ程度。リズムがあったのはお祭りの屋台囃子程度。小学校にあったのはオルガン程度か、教科書に印刷された紙のピアノでその奏法を習った。尚、文字の「粂(くめ)」は国字で久+米を組み合わせて出来ている。WEB情報によると、「[字訓] くめ;[字形] 国字;久米の合字。麻呂を麿とするのと同じ。〔万葉〕など、古代に久米の姓は多いが、古くは粂に作る例はない。[訓義]:1. 姓、くめ。」との事だ。

群馬県の民謡と言えば、草津節や八木節。民謡は平民の生活から生まれて来た文化だ。伊勢崎市には、町田佳聲という民謡研究者がいた。それを知ったのは数年前だった。

「01C_残照雑記:身辺雑記:田舎老人徒然草:町田佳聲生誕130年記念イベントでの民謡を聞きつつ古里伊勢崎を思う;謎コンビ まだまだ行ける 政治ショー。20190301。(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2019/03/01c_13020190301-03e1.html)。(2019年3月 1日 (金))」で、「当BLOGで、群馬県人で海外に出て活躍した角田柳作、矢島保治郎を取り上げた。今回初めて町田佳聲に出合った。町田佳聲が全国津々浦々民謡ハンターとして回って、絶滅するかも知れない民謡を採取した姿を想像すると、群馬県人・伊勢崎人としてのDNAが流れているのかと思った。群馬県人・伊勢崎人としてのDNAがあればこそ、全国津々浦々人々が迎え入れて、その地域の民謡を町田佳聲に伝えてくれたのでは無いか。」と書いた。

YOUTUBE:「八木節 (やぎぶし) 国定忠治「群馬県・栃木県民謡」(https://www.youtube.com/watch?v=WpT40m_sIys)。(342,745 回視聴 2020/02/20)」(なぬ、この八木節の歌詞には国定忠治いねーじゃねーか。忠治がいねー八木節なんて~)

YOUTUBE:「八木節(国定忠治)赤城山-下-(堀込源太)80rpm (https://www.youtube.com/watch?v=nd-6fiM7omQ)。(105 回視聴 2019/10/18)」国定忠治は明治以後、鬱屈していた住民の気分を解放してくれたようだ。「忠治殺すにゃ刃物は要らぬ、チョット堅気の振りをすりゃ~いい。」

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項目 日積温 残日 通日 通積温 TA TX TN TD WX SN RN
DATA 432.7 213 152 41385.7 18.0 19.3 18.2 1.1 3.1 0 77.5
時刻等℃ 12 3 15 0.00 mm
        1年の 42% 経過       AMEDASへのリンク  
ダブルカウントに注意(2023年1月3日ファイル作成);黄緑はそのデータ発生時刻(MATCH関数20220116)
伊勢崎 2023年6月2日(1時間ごとの値)


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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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