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2023年6月 9日 (金)

身辺雑記:老人の寝言:老人の妄想:近世群馬の人々(1):住谷天来;「日本の災害はほとんど人災だ;税金の使い方が間違っているゾ~」:;雨に咲く ビヨウヤナギの 花一つ。20230609。

2023(皇紀2683年明治156年大正112年昭和98年平成35年令和5年)年6月9日(金)
昨日は一時晴れ後曇り後雨で、関東甲信梅雨入りが発表された。
ざっそう句;雨に咲く ビヨウヤナギの 花一つ。
玄関先新聞を読みながらかみさんと二言三言。畑に咲いているのは何か。バラの花だという。微かに赤い花が見える。宅内閑居。ノートパソコン1でネットサーフィン。何を見てもマンネリ臭い。クライナのダム決壊ニュースが流れるが、ウクライナとロシアの言い分が合わず、真相は不明だ。日本も自然災害が多発する季節になった。幾つかの大災害が重なって起こると想定外の問題が起こる。大地震で停電が起きたり、機器が破壊したり、ATMシステム等に障害が起こったときを想定するとシステムの安定度は原始的な程良好だと考えられる。電気・機器等々を使う文明システム<人力・原始的システム。現代文明の便利さを支えている要素は全て人造物で信頼性が万全では無い。日々の不便こそ人類の幸せの源泉だ。見せかけの便利さに騙されるな。そんなモノは文明のカスだ。

Iob_20230609_
原ファイル名=「IOB_20230609_雨に咲く ビヨウヤナギの 花一つ.gif」

日刊ゲンダイDIGITALは、「マイナカード“別人”登録13万件! 河野大臣に問われる「重大責任」相次ぐトラブルは序章に過ぎない。;url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/324212#:~:text=%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89。(公開日:2023/06/08 14:05 更新日:2023/06/08 14:05)」というタイトルで、「いくら何でも多すぎる。河野デジタル相が7日の記者会見で、マイナンバーの公金受取口座への紐付けをめぐるトラブルについて点検結果を発表。本人ではなく家族や同居人などの名義の口座を登録したとみられるケースが約13万件にも上った。河野氏は「誤登録ではない」と繰り返し強調しているが、カード普及の旗振り役としてゴリ押ししてきた責任は免れない。」と報じた。


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身辺雑記:老人の寝言:老人の妄想:近世群馬の人々(1):住谷天来;「日本の災害はほとんど人災だ;税金の使い方が間違っているゾ~」:20230609。

処分すると言うので、貰ってきた古本の一冊に「近世群馬の人々(1)」(三山文庫9:昭和38年刊)(本書)があった。その人名を目次から引用すると以下の通り。聞いたような名前もあるが、良く知っている名前はほとんどない。そこで当ブログ内での引用件数を調べて見た。今回は住谷天来からの妄想を綴る。

内田粂太郎(0)
江口きち(0)
金井之恭(4)
桑島定助(0)
佐藤次郎(0)
須永 好(0)
住谷天来(0)
角田金五郎(0)
角田柳作(15)
村上随憲(7)
湯浅一郎(2)

住谷天来の章の執筆者は大正2年生まれの萩原 進で群馬県議会図書室長、著書「群馬県史」等がある。WEB情報(https://ja.wikipedia.org/wiki/萩原進)によると、「萩原 進(はぎわら すすむ、1913年7月23日 - 1997年1月20日)は、日本の歴史学者である。群馬県吾妻郡長野原町出身。群馬県の郷土史研究に従事。群馬県議会図書室長、前橋市立図書館長を歴任。来歴;1934年群馬県師範学校を卒業し、群馬県内の小学校訓導・教諭・教頭を経て、群馬県農業会主事・群馬県議会図書室長・前橋市立図書館長を歴任。その間、群馬県図書館協会副会長、全国公共図書館理事、また「みやま文庫」理事兼編集委員長や「群馬県文化事業振興会」常任理事、群馬県芸術文化協会長、前橋刑務所篤志面接委員や読売新聞選挙浄化委員、1987年には群馬県史編纂専門委員長としてその完成に尽力、1984年に群馬県文化財保護審議会長をつとめた。 」との事だ。本章は生家の住谷三郎が書く予定であったがやむを得ぬ事情で本執筆者が代わって書いたと章末に記されている。

WEB情報(https://kotobank.jp/word/%E4%BD%8F%E8%B0%B7%E5%A4%A9%E6%9D%A5-1084574)によると、「住谷天来;没年:昭和19.1.27(1944);生年:明治2.2.16(1869.3.28)
牧師,新聞人。群馬県出身。前橋の幽谷義塾で学び,前橋教会でキリスト教に入信。廃娼運動,前橋英学校の創立に参加。明治23(1890)年に上京後,内村鑑三らと親交を結び,日露戦争に対する「非戦論」に共鳴。明治42年ごろ,帰郷して天来と改名(旧名弥朔)。前橋,伊勢崎で牧師として働いたのち,大正7(1918)年から甘楽教会(富岡市)牧師。『上毛教界月報』に寄稿,自らも月刊『神の国』『聖化』を刊行,平和主義のため軍国主義的時代背景のもと,度々発禁となった。柏木義円と並ぶ群馬のキリスト教平和主義者。漢詩をよくし黙庵と号す。<参考文献>『甘楽教会百年史』 」との事だ。

住谷天来の生年は明治維新の翌年で、明治以後の激動の時代を全身で生きてきたようだ。江戸時代の正規の学問は漢学であったようだ。宗教は仏教と神道が主流。キリスト教は邪教として禁止されていた。明治維新後は、キリスト教も和魂洋才の洋才分野として伝わってきたと思われる。

当ブログで書いた「06BC1_明治時代後期に渡米した米じいさん物語を読む」という一連の記事の主役、米爺さん(重田善蔵)という人物も明治の初め頃生まれ、文明開化の波に乗って、渡米した。自宅は仏教であったが、その後の調査で渡米したニューヨークで教会の仕事をしていたと分かった。プロテスタントの信徒だったようなので、前橋の師範学校時代に、住谷天来やその周辺の人物と交流があった可能性がありそうだ。ニューヨークでは、本書後半に出てくる角田柳作と交流があったことが分かっている。角田柳作は仏教系の学問を身につけた研究者であったが、当時のニューヨーク在住日本人は自分が信じる宗教を超えて、群馬県人として親交を結んでいたようだ。多くの人種が済んでいるニューヨークという外地にあっては、宗教を超えて、同国民として助け合う必要があったようだ。

6BC1_明治時代後期に渡米した米じいさん物語を読む:記事目次(リンク)

天来は幼名を弥作と言い、成人になってから天来と名乗ったようだ。キリスト教信者として生きると決心して天来と名乗ったと想像したが実情が知りたい。伊勢崎にも、森村堯太というキリスト教徒の実業家がいて廃娼運動で活躍した。天来は伊勢崎教会の牧師となったこともあるようで、伊勢崎もキリスト教が普及しつつあったようだ。実は、前記の米爺さんがいつ頃・どこでキリスト教に遭遇したか調査したが、記録が無く迷宮入りになっている。

安倍晋三元首相銃撃時死亡事件以来、世襲問題が注目されてきたが、学問、文化、ノウハウ等々の人間活動の蓄積効果が大きい分野は世襲化が都合の良い要因が多々あるように思われる。特に宗教分野では世襲が目立つように感じる。角田柳作がハワイに進出した要因に日本人のハワイ移民の盛り上がりという時代的背景があった。当時、日本の宗教もハワイ布教を熱心に勧めていた。仏教に流派があるようにキリスト教にも流派があるようだ。

折伏教典(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/09/post-8720.html)。(2009年9月29日 (火))」で、「キリスト教では無教会派の矢内原忠雄、南原繁に興味を抱いた事もあった。しかし、宗教と信仰は別物であろう。まだ結論が出ていない。施設、組織、規律という外的な見える要因が宗教にはつきまとうがそういうものは誰にでも見えるが、誰にも見えないか、極少ない人にしか見えないものもある。そう言う、どうでもよさそうな事も一人の人間にとっては無上のものかもしれない。そのような人の心を思うこともなく、これが最高の真理だと押し売りされるのはうんざりである。当時、その団体の選挙運動が自転車とメガホンであったのを思い出した。それと同じ様な運動を昨今の大政党がやっている。小さいことは良いことだ。原点に返ることはもっと良いことなのかもしれない。」と書いた。

WEB情報によると、「https://genshu.nichiren.or.jp › publications › post-5061 › id-6040
『折伏教典』考証|日蓮宗 現代宗教研究所;一、『折伏教典』とは 『折伏教典』は、昭和二六年五月三日の創価学会第二代戸田城聖会長誕生に続いて、同年一一月に教学部編集で初版が発行され、以来、版を重ねていたが、昭和四四年頃に絶版にされている。」との事だ。

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項目 日積温 残日 通日 通積温 TA TX TN TD WX SN RN
DATA 564.5 207 158 44589.5 23.5 29 20 9 4.9 4.4 1.5
時刻等℃ 11 23 12 29.33 mm
        1年の 43% 経過       AMEDASへのリンク  
ダブルカウントに注意(2023年1月3日ファイル作成);黄緑はそのデータ発生時刻(MATCH関数20220116)
伊勢崎 2023年6月8日(1時間ごとの値)


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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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