ナス、ミョウガ
2009/8/10
ナス、ミョウガ
馬鹿という言葉に関係する野菜である。ナスはボケ茄子との連想からか。ミョウガは市場で
値動きが大きく馬鹿値がついたり手間賃も出なかったりするのでバカと呼ばれていたようだ。
母は食べると馬鹿になると信じた訳ではなかったが、時には食べるのにブレーキがかかった
事があったようだ。一種の迷信に近かったのであろう。ミョウガをバカというのは父から聞い
たことである。昔は茄子の塩漬けはおかずに欠かせなかった。遊びがてらに塩漬け茄子を
丸かじりしたのも記憶にある。それが塩分の取りすぎに通じた。また、味の素は身体に悪い
と言って使わなくなったこともあった。食べ物と健康の管理の実権は母親が握っていたので、
気にしていたのは事実であろう。お焦げを食べると癌になりやすい、マグロの刺身には有機
水銀が含まれている云々と色々気になる事があった。迷信と科学的な根拠があることは峻
別する必要があるだろう。しかし、農薬を含む各種化学物質の健康への影響に関して市民
が本当に知る情報が以外に少ないのも事実である。許容限界を大きく下回るから支障無い
だろうと微量な化学物質を知らず知らずに体内に受け入れている様で気になる。