迷信
2009/10/10
迷信
幼少の頃乳歯が抜けたとき、屋根に向けて投げた記憶がある。調べてみたら、永久歯が順
調に伸びることを願って下側の歯は屋根に、上側の歯は縁の下に投げるらしい。乳歯が最
初に抜け始めるのが6才頃との事で、6才以降の記憶であろう。当時の家は縁側にもすき間
があったので、そこに抜けた歯を入れたかもしれない。こういう風習は迷信と思っていたが、
理由を調べると合理的な意味もあるようだ。今日では歯科医に行くのは子供でも当たり前で
あるが、終戦後は子供が歯科医に行くのは虫歯が痛む時くらいだったかも知れない。歯列の
矯正等は夢のような治療であったと思う。そう言う点で、自分の歯列も無修正のままだ。笑う
と歯列の乱れが見える。これも個性の一つか。思うに、理想な姿を追求すると、スーパーの
野菜のような無個性の物が跋扈するようになりかねない。マイケルジャクソンは以前から見
ると大変身したと聞いた。全く無関心の分野で何のことか分からなかった。説明を聞いて納
得した。変身願望も人間に備わった基本的な願望であるようだ。凡人は程々が良いようだ。