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2010年9月29日 (水)

果樹苗:いとしきもの

2010/9/29

雑草句録:果樹苗

■果樹苗を探す楽しみ又の秋
■果樹苗のカタログめくる秋となり

落葉果樹は春から秋にかけて苗を育成して、休眠している秋から初春までが販売の期間になるようだ。果樹苗探しは、畑仕事から解放され、夢のある楽しい一時ではある。業者の苗作りは秘中の秘のようで皆目分からない。自分なりに接木、挿し木をしてみるが業者の苗の足元に及ばない。しかし、その苦労を自分でやってみると果樹についての視野も広がってくる。

農業の物作りの基本は、数を増やすのと生産物を大きくするの二つで、これは製品の開発に通じると日頃から感じている。元開発技術者という習性なのか、果樹の新品種にも関心があり、カタログに目を奪われてついつい買ってしまうが、実が生る頃はカタログから消えている品種もある。素人は定番品種から始めるのがよさそうだと最近感じている。

追記1:今秋は、請求しないが現在までに二社から果樹カタログが送られてきている。苗を注文した場合の発送順序は顧客と会社の都合で決められているようだ。早く注文して、年内に定植した方が良さそうだが、ついつい仮植えして春に定植する場合が多い。少子高齢化で果樹生産高も減少を続けているようだ。苗屋さんはどのような作戦を立てているのであろうか。

追記2:今年の猛暑は果樹の出荷時期や品質に大きな影響があったようだ。稲も32℃位までが適温で、それ以上38℃程までに気温が上がると、生きるのが精一杯で、そちらににエネルギーを使ってしまい、良い米を作るゆとりもなくなるらしい。二等米、三等米が多くなりそうだと稲作農家の人は心配していた。今年は台風とか害虫による被害ではなく、猛暑による米の品質低下という予想外の被害で農業共済の適用がありそうだという話しも聞いた。一方、ニラ作農家の場合は、一ヶ月近く灌水を余儀なくされたが、実害はなさそうだとの事であった。米の場合は収量・品質の低下と在庫米過多から農家の販売価格は低下して、ダブルパンチを受ける事になりそうだ(以下に読売新聞ニュースの抜粋を引用しておく)。今年の猛暑はほとんどの農家にとって逆風であったようだ。 

********************************

読売新聞ニュースの抜粋

『県産コシヒカリ 猛暑で品質低下
JAが仮渡し金引き上げへ

 猛暑の影響で、県産コシヒカリの新米(2010年産)の品質が低下し、8割以上が2等米になっていることから、JA全農にいがたは27日、集荷時に農家に支払う「仮渡し金」のうち、2等米分について、当初より500円引き上げることを決めた。

 通常、県産コシヒカリは8割以上が1等米だが、県産米の約9割を検査する県農産物検査協会によると、今年は成熟が十分でなく、粒が白く濁っていることなどから1等米が16%、2等米が82%。現在の3段階の等級制になった1978年以降、最悪となっている。

 また、今年は昨年産米の在庫が多いことから、卸売業者への販売価格は過去最低となっており、農家は二重に打撃を受ける形。このため、JA全農にいがたでは、支援措置を図ることととした。

(2010年9月28日  読売新聞)』

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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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