雑木歌録:雨蛙
2010/10/12
雑木歌録:雨蛙
■枯葉着て ぽんと跳ね出る 雨蛙 冬着脱ぎ捨て 生きよ我が友 夢野照葉
■青葉上 座禅の如き 雨蛙 雨近づけば 鳴きて友呼べ
■色付きぬ 畑で跳ねる 雨蛙 食いて太れよ 秋風が吹く
■霜降りし 落ち葉の下の 雨蛙 姿見えねど そこにおるらん
■野良仕事 不意に出くわす 雨蛙 一緒に生きよう この地尽くまで
野良仕事をしていると春夏秋冬、どこかで雨蛙に出合う。季節に合わせて色が変わるのが面白い。馴染み深く愛すべき存在である。数年前の五首連作である。
追記:当ブログの先頭にハウス用の鉄パイプに入り外を眺めているアマガエルの姿を載せた。これも偶然の発見であったが、野良仕事をしていても、このようなアマガエルの姿に出会えると気分もなごむ。