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2010年12月

2010年12月 4日 (土)

雑草句録:師走

2010/12/4

昨日の天気は全国的に荒れた。夕方強風が吹き、雷光が走った。
アメダスのデータ(伊勢崎観測所)では、17:10 21.5m/sの風速を記録していた。自分の体感では10m/sの風を大風と感じる。昨夕の風は怖いくらいであった。

寡占と独占は違う?

公正取引委員会はヤフー株式会社及び米グーグル社との検索エンジンとネット広告に関する提携の独禁法に関する相談を受け、検討した結果、独占禁止法上問題となるものではない旨回答したとして、その調査の結果を取りまとめて公表した。マイクロソフトがクレームを言っているようだが、正式に独占禁止法違反を申し立てているのか不明であるが、ネット検索が情報の選択を左右してしまう現状は好ましい物ではないだろう。かつては、色々な検索エンジンがあったが、それが淘汰されて、結局巨大なものだけが残っているのが現状であろう。ともかく、ある検索キーワードを検索エンジンに入力するとそれに対応するサイトを順序づけて出力してくれる。問題は、その順位を決める価値観とアルゴリズムである。そこが、企業秘密として深い謎に包まれている。ついつい便利で使ってしまうが...。Googleの弱点をついた色々な選択枝を選べる検索エンジンが現れることを期待したい。
以下、本題。

雑草句録:師走

■おくやみのニュース見落とす師走かな

年末の慌ただしさにおくやみのニュースを見落とす失敗をした事もあったようだ。新聞のおくやみ欄を見て付き合いの程度でどうするかを決めるのが一般的と思うが、親の付き合いとなると解らない場合が多い。そんな場合は、多少の失礼はお互い様なのだからと考えたりする。付き合いも新しく生まれるのもあり、消えて行くのもある。それが世の常なのかもしれない。

2010年12月 3日 (金)

雑草句録:廃業

2010/12/3

雑草句録:廃業

■新年会なじみの店は廃業し

持ち回り当番が来て、新年会会場を探した。前年の場所に問い合わせをしたら廃業していたので別の会場を探す事になった。地域では名が知られた店も廃業となる事例が目立つ厳しい時代が到来しているのかもしれない。

2010年12月 2日 (木)

読みかじりの記:安保徹著『病気は自分で治す』

2010/12/2

読みかじりの記:安保徹著『病気は自分で治す』(新潮文庫)

釈迦は生老病死という四つの苦しみから解放される道を求めて出家したようだ。以来この四苦から逃れられた人はいないようだ。あるとき、癌にかんする事が知りたくて何冊も本を買い求めた。その中に癌関係の医師の本もあったが、後で調べてみると著者の癌医が癌で亡くなられているのを知って愕然とした事があった。

人間の心身のバランスは内からと外から無限と言えるほど多くの要因をうまく制御することにより安定が保たれている。このような作用をホメオスタシスというらしいが、これを理論に乗せることは大変難しそうだ。システムの全体も要素に分解して、それを再構成すれば少し見通しが良くなる。工学はこの手の手法がうまく適用できる。現代は医学も、また全ての学問もかくて細分化に向かってしまう。かつてはストレス学説が流行った事もあったと思う。今日ではこのストレスを単純に悪とみなす傾向が強いが、ストレスも定義次第では悪にも善にも転化するのであろう。

最近、「病気は自分で治す」という魅力的なタイトルを付けた文庫本を書店で見つけたので読んでみた。確かに、ホメオスタシスで心身が安定に保たれている時に、水面下で進んでいる病気を予知して対策する事は大変だ。病状が出てから対処療法に従った方が実際的かも知れない。免疫や自律神経も正常に働いているとその有り難さに気付かない。その見えない部分を解説してくれるのが本書かもしれない。

本書の中で低体温に付いて述べていて興味を覚えた。昨年の冬は、布団に入っても足が冷えて寝付けず電気あんかを使用した。今年は、仕事でよく歩いた夜は足がぽかぽか暖かいのに気付いた。運動と血流の関係と思うが、普段気づかない事に気付いて何か新しいことをやって見るのも意義がありそうだ。そんな訳で、体温について調べてみて、テルモ体温研究所というホームページを見つけた。テルモは体温計等医療機器のメーカーでこのようなサイトを設けて情報発信しているのは有り難い。ダミーリンク:クリック後アクセスが失敗するので、wwwwをwwwとwを一つ削除(自分で入力)してアクセス:http://wwww.terumo-taion.jp/

追記:低体温が気になって、ほぼ一日、間隔はランダムだが自分の体温を測ってみた。やはり、加齢でエンジンの回転が遅くなっているのか少し低めに感じた。所が、前記のサイトを読むと体温は時刻や測定部位により異なると解説されていた。脇の下は身体の深部に近いので、そこで測る理由にも納得した。しかし、それでは仕事にならないので舌下に体温計をくわえて時間は適当に決めた。測定する時間もデータの再現性に影響するようだ。そういえば、現役時代は恒温槽で集積回路の特性を測定した事を思い出した。測定物の周辺の温度が一定になるよう空気を攪拌して温度を自動制御していた。ともかく生体も何も形のある物は温度は一定ではなく偏りがあるのだ。そこで、更に思い出すのが地球の気温。温暖化、温暖化と騒いでいるがこの地球全体の気温を誰がどのようにして測定して決定しているかを正確に知っている人はほとんどいないのではと思うこの頃ではある。病気でもない爺さんが自分の基礎体温を測って話が変なところに飛んでしまった。

2010年12月 1日 (水)

読みかじりの記:(高山)彦九郎 歌と生涯(2)

2010/12/1

今年も鳥インフルエンザで鶏が死んだニュースが昨日流れた。宮崎県の口蹄疫の場合、感染ルートの特定が公表されていない。今回は至急で専門家を現地に派遣したようだ。初動調査と感染の拡大防止が最大の課題である。鳥インフルエンザウイルスは人に感染するように変異する可能性が多いようで流行すると大変なことになる。インフルエンザワクチンの接種も行われているが、今年はパスしている。意識的に防衛する以外に手はない。

以下本題:

読みかじりの記:(高山)彦九郎 歌と生涯(2)

○「御所の荒廃を詠む」の章

■東山のぼりて見ればあはれなり 手の平ほどの大宮どころ

著者須永義夫は冒頭に、この歌を引用して「東山に登って御所を見下し、その荒廃を『手の平ほどの大宮どころ』と詠んでいるが、後桜町天皇の坐します宮は手入れもされず放置されて一層小さくみえたのだろう。」と述べている。

著者は高山彦九郎の行動に「勤王のための思いつめたような一途さ」を認めているが、その思想を形成した原点を「十三歳の時に太平記を読み新田義貞の忠誠に感動し、足利尊氏を逆賊として憤慨した事」などと指摘している。また、女傑というべき祖母りんの薫陶、伊勢崎藩学の影響も指摘している。

尚、高山彦九郎の出自等に関しては「高山彦九郎の実像」の中の「高山彦九郎小伝」で萩原進が、高山家の先祖が「太平記」に現れ活躍をしていた事を記している。太平記の時代と高山彦九郎が生まれた時代には400年以上の隔たりがある。高山彦九郎の行動には400年以上前の先祖のDNAが乗り移っているのだろうか。

以下2010/12/12追記:著者が伊勢崎藩学の影響を指摘しているが、高山彦九郎 記念館 ホームページ資料によると、村士玉水(すぐりぎょくすい)は伊勢崎藩儒で、「村士玉水は彦九郎の師といわれる。伊勢崎藩校学習堂の命名者。門人に服部栗斎・岡田寒泉・小松原醇斎(剛治)等がいる。父村士淡水は三宅尚斎の門人で、福山藩儒。」とあり、高山彦九郎が伊勢崎で学んだ事がその後の高山彦九郎の思想や行動に大きく影響した事が推測される。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)