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2011年2月

2011年2月 8日 (火)

雑草句録:落葉たき

2011/2/8
昨日は北西の強風が吹き荒れたが肌を刺すような冷たさは無く、風の寒さの中にもかすかな春の訪れを感じた。畑仕事をしているとラーメン販売の人が声をかけてきた。試食してもらって気に入ったら通販で注文して貰うらしい。ラーメンと言えば秋葉原のジャンガララーメンを知ってますかと聞いたら知らないとの事。話を進めると九州と豚骨スープが一致した。豚骨の髄液がうまさの秘訣ととの事。相手もさるもの、秋葉原はメードですかと冗談を投げかける。こっちは電気少年だからしびれる方が良いとは言わなかったが、いやー、あそこの全部入りはおすすめですよ。メードのみやげにしたらどうですかと冗談を返した。お互い気を抜いた気分転換の一時。

昨日の天気

TAVE= 6.4
TMAX= 10.9
TMIN= 2.1
DIFF= 8.8
WMAX= 9
SUNS= 9.6
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:落葉たき

■焼きイモを食いて思うは落葉たき

焼き芋は今は甘藷。昔は里芋も焼いて食べた記憶がある。

○種芋や花の盛りに売り歩く     芭蕉

芭蕉の時代は芋と言えば里芋の事か。種芋売りが売り歩いた光景をみるとのどかさを感じる。

■芋離れ麦米切られ国沈む

2011年2月 7日 (月)

雑草句録:植木屋

2011/2/7
陳皮茶を飲みながら朝日が昇るのを拝む一時も良いものだ。昨日は朝からどんよりとした曇りで、朝の気温はそれほど下がっていなかった。
昨日の天気

TAVE= 4.0
TMAX= 7.2
TMIN= -0.4
DIFF= 7.6
WMAX= 4
SUNS= 0
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:植木屋

■植木屋の仕事増えたり春近し

植木いじりも農作業も春と秋に集中する。

○この寺は庭一盃のばせを哉     芭蕉

Google検索:約 80 件。芭蕉の人生後半10年間頃の句らしい。庭に植えたバショウは風流なのか。一応芭蕉で名が通っているのでその庭を誉めているのか。ともかく、事実記録としての意義はあるだろう。この寺はどこかに実在すると思うがどうか。手抜きという評もあった。

■だくめいくどーでもいいくもくならくよ

2011年2月 6日 (日)

雑草句録:紅梅

2011/1/6
昨日の天気

C-TEMP 112.3
TAVE= 6.3
TMAX= 14.9
TMIN= -1.3
DIFF= 16.2
WMAX= 5
SUNS= 8.6
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:紅梅

■紅梅の花一輪を胸に挿せ

紅梅は白梅と異なり華やかさもある。

○紅梅や見ぬ恋作る玉簾     芭蕉

Google検索:約 5,520 件。芭蕉の紅梅の句はこれ一つのみか。紅梅は芭蕉から見ればアイキャッチャー。先ず眼を引くが、紅梅が咲く家の奥に掛かっている簾に目が自然に移り、中が見えないから想像が膨らむ。

■紅梅や箱の中には子等の夢

紅梅から紅梅キャラメルの連想。

2011年2月 5日 (土)

雑草句録:ダイエット

2011/2/5
昨日の天気

TAVE= 5.4
TMAX= 12.1
TMIN= -0.8
DIFF= 12.9
WMAX= 6
SUNS= 9.3
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:ダイエット

■はなたらし体重測るダイエット

一時はダイエットを気にして毎日体重計にのり、データをとった。データをとると色々な傾向が分かってくる。今は適度なサンプリングのみである。

○夕顔に見とるるや身もうかりひよん     芭蕉

Google検索:約 45 件。難解な句だ。「寛文7年、24歳の若い作。 」とあった。うかりひよんとはなにかに浮かれてぼーっとしている様子とか。ウリ科植物の夕顔の花と源氏物語の夕顔という女性を連想させているようだが。体重⇒身という連想で出てきた句である。身もというので、心もという部分が省略されているようにも感じられる。芭蕉の女性観を探る手がかりになる句なのだろうか。幼年期、青年期の芭蕉も気になる。

■身と心白一色の絵巻かな

2011年2月 4日 (金)

雑草句録:冬の墓

2011/2/4
鬼は外、福は内と三回唱えて、豆まきのまねごと。年の数ほど豆も食えないが、恵方巻きも出てきた。これは、最近の流行なのか。子供の頃はこういう贅沢は無かったと思う。夏みかんをやったら、その皮を煮て砂糖まぶしに加工したものを貰った。これが実に美味く、ほろ苦さと甘さと食べ心地で最高の贅沢を味わった。昨日は、風もなく穏やかな晴天で屋外の仕事も苦にならなかった。2/1と気象データ比較すると風の差が体感に大きな影響があるようだ。冬の風の凄さ。

昨日の天気

C-TEMP 97.4
TAVE= 4.0
TMAX= 11.9
TMIN= -3.8
DIFF= 15.7
WMAX= 3
SUNS= 9.8
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:冬の墓

■枯れ枝を拾いて拝す冬の墓

冬の墓、そこに枯れ枝が落ちていると一層うら悲しくなる。

○秋の風伊勢の墓原なほ凄し     芭蕉

Google検索:約 58 件。西行の歌とも関連があるようだ。芭蕉が奥の細道から伊賀へ向かう旅の途中の句。墓原とは墓が林立している様なのか。なほ凄しと墓原を吹き抜ける秋風の無常観を一層強めている。

■拾う人建つ人もなし骨と墓

2011年2月 3日 (木)

雑草句録:赤城山

2011/2/3
いよいよ節分だ。春は近い。
1月末までの積算気温はC-TEMP =93.4 ℃であった。春を待つ植物も、日々の温度ではなく日々の温度の積み重ねに従って動くとの事だ。そこで、2010年1月の積算温度を調べるとC-TEMP =142.7 ℃であった。今年の冬の寒さは数値の上からも実感できた。

昨日の天気

TAVE= 3.3
TMAX= 8.2
TMIN= -1.6
DIFF= 9.8
WMAX= 4
SUNS= 8.2
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:赤城山

■白衣着て眠り初めたる赤城山

旧句は「白衣着て眠る如しや赤城山」であった。赤城が雪化粧した時の姿である。赤城山はかつては大噴火を繰り返した活火山であったが、現在は活動を休止している休火山である。赤城山のイメージは女性的で上手にその気品を出したいのだが。

○そのままよ月もたのまじ伊吹山     芭蕉

Google検索:約 25,100 件。奥の細道の道中、俳諧同志に招かれた時読んだ句とのことだ。伊吹山は月の力を借りるまでもなく秀峰として一本立ちしていると讃えた句。

■彦九郎忠次も揃って赤城の子

赤城山を見て育った高山彦九郎は自刃、国定忠次は磔といういたましい最期をとげた。しかし、赤城を前にして恥じる事は何一つないであろう。

2011年2月 2日 (水)

雑草句録:チラチラ

2011/2/2
昨日の天気

TAVE= 3.3
TMAX= 11.2
TMIN= -3.3
DIFF= 14.5
WMAX= 9
SUNS= 9.9
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:チラチラ

■チラチラと目立ち始めし梅の花

宿題:梅があちこち、ポチポチと咲き始める様子を句にせよ。

○梅が香にのつと日の出る山路哉     芭蕉

Google検索:約 303 件。のつと日の出ると秀逸な表現であるがヒット件数は少な目。山道を来て、梅の香りに惹かれるように日が出てくるのだから、構想としては雄大で面白いと思う。僅かな梅の香にニュートンの万有引力以上の力があるように見える。軽みの実践句という解説があった。遊び心が必要だ。

■百姓の持て余したる梅の枝

追記:寒風が当たらず、日当たりの良い場所の梅は既に咲き始めている。梅の実がなる為には受粉が行われなければならない。この時期に、梅の花粉を運ぶミツバチ等の昆虫は活動しているのであろうか。梅の枝は材が固く、枝の張り方も小さな枝が四方八方に着くので、剪定枝の処分が大変である。この枝を粉末にしてプラスティック材料として使う例が新聞にあった。脱石油の植物性プラステティックが安価に生産できれば、分解リサイクル可能な画期的技術となるだろう。

■蜂飛ばずあだに咲き落つ梅の花

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追記(2015/1/8):本記事がランキング9位に入った。昨日、古い記事を探せるよう年別の記事一覧を作成した。ひたすらリンクのコピペ。ランキング3位にテスト投稿「TEST YOUTUBE PLAYER」があったが、テストなので削除した。実は作業後「チラチラ」が目について、ご本人もこの記事にアクセスした。ご苦労様。期待通りで無いの世の常。2011/3/11までは、記事も気楽に書いていたが、それ以後は記事の視点が大きく変化した事を我ながら再確認した。削除したのが原因か、現在ランキング9位もでしか表示されていない。ひょっとすると、自分がアクセスしたのでランキング入りしたのかも知れない。
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2011年2月 1日 (火)

技術断想:日本の自動車の行方

2011/2/1
昨日の天気

TAVE= 0.7
TMAX= 6.3
TMIN= -4.4
DIFF= 10.7
WMAX= 6
SUNS= 8.9
RAIN= 0

以下本題。

技術断想:日本の自動車の行方

2010/2/12のBLOGで自動車メーカーのリコール件数を調べた。2010という年は車のリコールでは際だった年だったと思う。そこで、国土交通省のホームページで昨年に続きリコールの件数を調べてみた。トヨタの年次別のリコール件数を調べると興味ある傾向が見られたが、それは省略する。下表は単なる件数だけの表なので中身についてはなんとも言えない。
2011/01/26(B)の統計期間は:1993年04月15日 ~ 2010年12月27日の届出日の中から検索します。

  2010/2/12(A) 2011/01/26(B) =B-A
いすゞ自動車 495 568 73
スズキ 165 187 22
ダイハツ工業  115 154 39
トヨタ自動車 502 586 84
日産自動車 377 454 77
日野自動車 283 314 31
富士重工業 81 86 5
本田技研工業 369 395 26
マツダ 307 335 28
三菱自動車工業 940 990 50

日本の自動車業界の盟主トヨタ自動車も社長直々に訪米し、自社の品質管理体制の弁明に追われた。日米間の貿易摩擦を振り返ると、繊維、カラーテレビ、自動車、半導体等色々ある。貿易収支、労働市場・国内産業の保護等がその背景にあるだろう。今までの摩擦は物の分野なので比較的客観的に判断が出来たと思われる。しかし、最近の自動車の品質問題になると、摩擦が具体的に見えにくい問題に及んでくる。ソフト技術、知的財産等容易に見抜けない分野がこれからの世界貿易の草刈場になるのではないか。例えば、トヨタの米国における品質問題が、今後の裁判市場でどのように化けるのかは予想もつかない。国家間の知略・戦略的な対応力が問われる時代に入っているのではないか。例えば、TPPというシステムにただ乗りするのが日本にとって最適な戦略なのかを考えると?がともる。遅れて誘いがあった場合の最高の戦略とは何なのか。お土産をさげて、頭を下げて仲間入りをさせてもらうのがベストなのか。

たまたま半導体摩擦の時に、半導体業界にいたが、日本がとった政策には納得ができなかった。日本は業界をあげて、米国から半導体を輸入する体制を作ってやった。当然、それなりの政府の指導があったのだろうが。その当時はアメリカを助けてやるのだという優越感もあったように思う。結局、米国は日本に売り込む努力即ち営業コストを払わずに濡れてで粟の商売ができたのではないか。そんな、油断に対応しているうちに日本の半導体はどんどん体力を失っていったように思える。アメリカから日本を見ればお人好しという一言で済んでしまいそうだ。市場原理が全然機能しなかったのではないか。強い強いと自己満足している内に第三の勢力が出てくるのが世界のダイナミズムである。歴史の流れを見ると自動車産業も盤石ではなくどこからかダークホースが現れるのではないか。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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