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2011年2月25日 (金)

雑草句録:花粉

2011/2/25
昨日の天気

TAVE= 8.1
TMAX= 13.6
TMIN= 3.2
DIFF= 10.4
WMAX= 2
SUNS= 4.7
RAIN= 0

以下本題。

雑草句録:花粉

■昼休み花粉気にして散歩する

会社の昼休み時間は短く、大抵は屋内で過ごしていた。そんな習慣を破って、昼休みに屋外に出て散歩した記憶が残っている。春が近くなってきた頃だ。

○松杉をほめてや風のかをる音     芭蕉

Google検索:約 172 件。花粉気にしてとは杉花粉の事。芭蕉の時代に花粉症は無かったろうと思いつつ、杉が出てくる句を検索したが余り多くない。松はさまになるが、杉は格が下がるのか。この句は、「藤原定家の歌「頼むかなその名も知らぬ深山木<みやまぎ>に知る人得たる松と杉とを」(『拾遺愚草』)を引いて作った句。」との事だ。死の年、元禄7年夏、京都嵯峨の落柿舎滞在中の作とされる。藤原定家のゆかりの地とも関係するようだ。こういう前提とする歌や故事を知る人も無くなると連想も働かなくなりそうだ。藤原定家の歌に戻って理解する必要がある。山奥に繁る木々の名前を知る人は少ない。しかし、それが松の木だ、杉の木だと名前を知っている人が、居て欲しい物だと、本当は誰かに知ってもらいたいと思っていたのだろうが、藤原定家が自分の心を松や杉に託したのだろうか。そいう故事を思い出すと、今、松杉に、かすかに吹き渡る風の音を感じる芭蕉自身が藤原定家になった気分のようになってこの句を作ったのではないかと思ってしまう。

■猛暑来て我が家の杉も花準備

たまたま我が家の杉の葉を取ると杉の実らしき物が着いていた。昔、杉鉄砲を作って飛ばしたのを杉の実と思っていたが、どうもそれは杉の雄花のようだ。これが花粉を飛ばすのか。取った杉の葉には、別に松かさを小さくしたような物が着いていた。本当に杉も実が出来るのはこの雌花の方だろう。杉が雌雄異花と知ったのはその時であり、年に合わないが発見にうきうきした。

追記:記憶は重複する事により強化されるのか。世の中の動きを記憶に焼き付ける意欲もかき立てられない現実。ともかくあちこちに渦が巻いている。その渦中の人が一首残すだけの余裕があれば少し事態が冷静に見られて、その一首にメッセージを託す事も可能なのではないかと思う。金にまみれて、知らぬ間に精神の貧困を招いている現実。振り返ると、会社の昼休みは30分余と短かった。その大きな理由は、昭和40年代としては珍しい週休二日制にあったと思う。総労働時間を確保しつつ労働日を週一日短縮した。始業時間も一般の会社より早かった。世間の動向で若干の変更はあったと思うが、基本的な勤務体制は変わらなかったと思う。後にフレックスタイム制も導入されたが、休み時間の枠組み等は大きな変更はなかったと思う。入社当時は、昼休みになると、数分で飯を食べ、その後早打ち将棋を一局指すという人もいて、そのバイタリティに感心した記憶がある。当時は、がつがつ食い一所懸命働けば何とかなるという楽観的な世相もあったようだ。

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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)