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2011年4月

2011年4月30日 (土)

技術 回顧と展望:東日本大震災の復興に際し、湾口防波堤はもっと強固にならないか

2011/4/30
昨日は衆議院予算委員会の審議のもようをラジオ中継で聞きながら仕事。東日本大震災被災地出身の議員の質問には迫力があったが、政府側答弁には覇気が感じられなかった。

「ドナルド・キーン名誉教授:米コロンビア大で最終講義」という毎日新聞の記事(url=http://mainichi.jp/select/world/news/m20110427k0000e030023000c.html;毎日新聞 2011年4月27日 10時19分(最終更新 4月27日 14時20分))を読んだ。

それによると、「 【ニューヨーク山科武司】米国における日本文学研究の第一人者で、今年秋までに日本に移住し国籍を取得する考えを明らかにしている米コロンビア大名誉教授のドナルド・キーンさん(88)が26日、ニューヨーク市内の同大で最終講義を行った。」また、「授業後、キーンさんは記者団に対し、日本滞在中の今年1月、東京都内で入院していたことを明かし「今後どう過ごすかを考え、好きな日本への感謝の気持ちを形にするのは日本人になることだと考えた」と国籍取得を考えた経緯を説明。東日本大震災でその思いが強まったという。キーンさんの決意が被災者ら日本人の感動を呼んだことに「少しでも(日本人に)勇気を与えることができたら何よりもうれしい」と語った。キーンさんは日本文学の研究で08年、文化勲章を受章している。」との事だ。

ドナルド・キーンさんは日本の文学の研究者だけではなく、その研究の成果を広く世界に紹介してくれた人であろう。ドナルド・キーンさんの日本文学の英語訳をテキストとして読んだような記憶がある。ドナルド・キーンさんの日本文学の英語訳を通して日本に親しむようになった外国人が多いのではないかと思う。日本文化を世界に紹介する事は日本人が最も苦手な事ではないか。語学という第一の関門で日本の学者のほとんどが文化の外部発信まで至らない。せいぜい、学術論文で専門家を相手に発表するのが精一杯。文学はまず、物に感じてその意味を読みとる能力を要求される。そのためには、関心のあるあらゆるものに共鳴できなければならない。外国文学を日本に紹介してくれる日本の研究者は多いが、その文学の発祥地に骨をうめようとする研究者の話を聞いたことがないだけに、ドナルド・キーンさんの決意には計り知れないものを感じる。インドでは、人生の四住期といい、人生を、学生期、家住期、林住期、遊行期と四つに区分する思想があるのと事だ。自分はもう林住期かなと思ったりする。ATOKで変換すると臨終と変換されるが、林住期を登録した。ともかく、長い人生を圧縮して見ると、林住期も臨終期とみなしてもさしつかえない。自分の行く末を考えながら生きて行く期間が林住期ではないか。遊行期はまさに、死を覚悟した林住期の仕上げの期間であろう。ところが、本当の遊行の境地に達する事は凡人には非常に困難なようなのだ。一度、山・森林に入り修業し、最後にそこからふたたび社会に出てくる。名誉も物欲も更には命すら捨てて、遊行に徹する。遊行とは社会の木鐸としてひたすら生きる事のようだ。ドナルド・キーンさんのニュースを読むとそんな修業僧の姿を思い浮かべる。日本にそのような人がどれほどいるのだろか。

昨日の天気

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技術 回顧と展望:東日本大震災の復興に際し、湾口防波堤はもっと強固にならないか

東日本大震災の津波被害の大きさには呆然とする。東日本大震災も復興の段階に入ってきた。港湾は漁業、工業、商業等に不可欠のインフラだ。港湾に面した都市は平地で山間地より断然便利だが、津波の被害の危険がつきまとう。しかし、津波のために港湾都市を放棄するのは不可能だ。そのためにはより強固な湾口防波堤が必要であるという現実は動かせないであろう。調べて見ると湾口防波堤の整備には数十年をかけている。釜石湾では津波対策として湾口防波堤工事が行われて、2008年3月に完工したようだ。巨費と長年月をかけて作られた釜石湾口防波堤も一定の効果はあったとされるが、顕著な費用対効果もなく東日本大震災で損壊してしまったように思われた。無念と言う以外にない。

津波は波と言うより大きな移動物体ととらえた方が理解しやすい。そうして、ドミノ倒しを連想した。ドミノ倒しの号砲が地震の発生、プレートの移動だろう。そのエネルギーがドミノ倒しのように伝わる。釜石湾口防波堤の断面図をWEBで見たが、概略は海底の基礎の上にブロックの塀を立てたような構造であった。波消し機能と外洋と湾内の海水の流出を容易にするため塀には隙間を設けていたようだ。逆にこのような構造のため、そこに流れる強力な津波水流で基礎部が削られて損壊に至ったと報道されている(「世界最深・釜石の防波堤、津波浸水6分遅らせる」:YOMIURI ONLINE;(2011年4月2日22時31分  読売新聞):url=http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110402-OYT1T00753.htm)。釜石湾口防波堤が津波対策を主眼に建設されただけに残念である。素人考えだが、津波の方向に直立する塀は津波(自動車にたとえる)と正面衝突する。津波の持つエネルギーをまともに受ける。塀はそれに耐える強度が必要だろう。

それに対して、塀を津波の進行方向に斜めに即ち、三角形の斜面で津波を受けるようにすれば、力が分散するのではないかと思った(斜面にボールが当たるような、ボールをはじくイメージ)。この三角形の斜面は遡上する津波(海水)の一時貯蔵スペースでかなりの面積を必要とする(このスペースを太陽光発電等に使って欠点を補う)欠点があるが、単位面積の応力を分散させるので強度は強くなると思う。津波の力は斜面に垂直の成分と斜面に並行の成分に別れる。この斜面の長さは必要強度、勾配と津波が運ぶ水量で決まる。防波堤の高さ(設計上の基本パラメータ)を超えた海水は湾側に流れる。頂上を越えない海水は運動エネルギーが位置エネルギーに変換され、斜面を海側に落下する。この落下海水は外洋に向かって流れるので、津波の津波の余波をうち消すように働くのではないか。

壊れない、壊れにくい基礎構造の上に、壊れても良い二次的な構造物で津波のエネルギーを吸収させる等色々なアイデアが湧くと思う。構造が複雑で、長期的なメンテナンスが必要な防波堤は子孫に大きな負担を残すのではないか。そんな事を考えつつ津波対策堤防のアイデアを描いてみた。防波堤頂部の防波林は樹木に波消し機能を持たせようとするもの。防波堤に帯状に防波林を設けて、ここで津波のエネルギー(高所で位置エネルギーが大きくなり、運動エネルギーの割合は小さくなる)を吸収する。
Bouhatei

気になったのが、色々な防波堤も直線形が多い。凹面の奥に港があるような場合、波が集まって津波が強まるのではないか(パラボラアンテナ効果)。堤防の強度を増すためには堤防を外洋に向けて凸面状の構造にすると向かってくる津波のエネルギーが分散して強度が増すのではと思うがどうなのだろうか。

運動エネルギーと位置エネルギーの変換、海水の流れを阻害するエネルギー吸収成分etcを考えると電気回路の直列共振回路の動きを類推した。要するに電気工学的モデルではエネルギー蓄積素子であるコンデンサやコイルを壊さないで大きな電気エネルギーを減衰させる事ができればその手段は問わなくても良い。これを土木工学的類推で表せば、津波のもつ運動エネルギーを位置エネルギーに変換する過程でその運動エネルギーを減衰させれば良いことになる。当然そのための構造物を壊さない事が条件になる。WEBを調べていたら、特開平7-113216:「浅海域において、津波のエネルギーを有効に減衰させる。(清水建設株式会社)」というのがあった。津波と堤防関係の特許も30件以上出ていた。

電気では波を逆位相で加えると消滅するという性質があり、ノイズキャンセラー等でこの原理を使用していた。津波は、相手の津波以上の津波を発生できれば押し返す事ができるのか。ソリトンの性質は波が干渉しないということでこれは不可能かもしれない。津波対策に決定打はなさそうだ。最終的にはハードとソフトの多様な対策を積み重ねる以外になさそうだ。湾口防波堤は津波を波高を低めて湾内の海流を弱める働きをするが万全ではない。津波が陸地に進入するのを防止するためには、湾岸を高い防波堤で囲み、河川への遡上を防止するためには水門が必要になる。これも時間稼ぎに過ぎないかもしれない。更に、どこからでも短時間に避難が出来る強固で高度のある避難所を分散設置する必要もあろう。最終的には津波防災という観点で生活自体を変える必要もあろう。よくよく考えると、万一東京湾に津波が押し寄せればその被害は計り知れない。海抜が低い地帯の地下鉄、地下街等は特に問題だろう。同じような状況は沿岸部の大都市に共通するだろう。東日本大震災は人ごとではないと痛感する。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:命をあらふ

歌題=命をあらふ

■風を受け 唯唯諾諾と 首を振る サビタの花を いとしと思ふ 78 野上 悦代

サビタの花を調べると地味な紫陽花のような花。その姿は自分とおなじようでいとしくなる。

2011年4月29日 (金)

老人の寝言:従業員を道連れにする経営判断に妥当性があるのか

2011/4/29
昨日、東京電力より赤線枠の「重要」と記された封書が来た。そこには、「電気料金等のお知らせ」というタイトルで、「平成23年3月の検針中止につきましては、お客さまにはご迷惑をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。」とあった。「電気料金等」の「等」に「お詫び」が含まれていると言うのだろうか。東京電力は平成23年3月の検針中止をしたが、その3月分として2月分と同額の電気料を徴収してしまった。東京電力の「お客さま」に電気料金の支払い義務があるのは使用した電力量に対してだ。当然、東京電力は計画停電をするほどだから、2月と3月の電力需要は確実に把握している。3月分として2月分と同額を徴収したら取りすぎになるのは自明な筈だ。東京電力の電気供給約款には電力の供給停止についてはしつこく色々な条件が書かれている。しかし、使っていない電気料金を利用者に了解を得ないで前取りして良いという条項は無いだろう。東京電力の料金先取りは、一般的な商道徳にも反する行為ではなかろうか。企業法令コンプライアンスとしてもあらぬ姿を見せてしまったのではないか。「お詫び」で済む問題ではないだろう。東京電力の前には切れば血が出る生身の「お客さま」はまだいないようだ。我が家では数千円が先取りされていた。数百万世帯で同じ事をしていれば少なくとも数十億円を勝手に前取りした事にはならないか。

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老人の寝言:従業員を道連れにする経営判断に妥当性があるのか

東京電力は平成23年4月25日付けの報道へのプレスリリースで役員(50%)、管理職(25%)、従業員(20%)の報酬の減額を公表した。(  )内は代表的な減額率。不思議な事にその理由は記載されていない。「このたび、役員報酬の減額等を実施するとともに、平成24年度の採用計画を見直すことといたしますのでお知らせいたします。」と述べられているだけだ。ご丁寧ではなく、ご迷惑にも同じ日付でその理由を別のコメントで出している。これこそ、東電流なのか。

役員の退陣がささやかれている。その前に現役員は従業員や管理職を道連れにして自分の報酬を確保したかのような有り体である。役員は自分たちの報酬は辞退し、その処置は後任に任せる位の見識はないのか。退陣したら自分の報酬は取れないと思い立ったのがこの判断なのか。思うに、福島原発事故で従業員にどれほどの責任があるのか。

残念なのは、経営トップが原発事故という危機的な事態に直面して、退陣までの短い時間を一刻も有効に使おうとする意欲がこのプレスリリースからは感じられないことだ。この記事からトップが自分たち従業員を犠牲にして食い逃げする金の事を真剣に考えていたと思うと従業員は立つ瀬がないのではないか。現経営幹部が退陣までになすべき事は、後任の経営幹部が東京電力の再建を可能にする環境作りではないのか。自分の報酬など考えるヒマなどあるはずがないとするのが外野の意見ではないか。「コメント」では、「なお、役員報酬ならびに社員給与の削減額は、年間540億円程度となります。」と述べている。削減総額のほとんどが従業員に押しつけられているのである。日の丸組合だからと労組も舐められているのか。経営幹部が毅然とした態度を示せば、労組も従業員も右へならいをするのではないか。

追記:「海江田万里経済産業相は28日の会見で、東京電力が示した役員報酬の一律減額について、「さらなるカットは当然」と述べた。監督官庁が役員報酬について触れるのは異例。この発言を受けた東電役員の対応が注目される。(url=http://response.jp/article/2011/04/28/155670.html)」という報道もある。一方、東京電力社長が、「また、役員報酬の50%カットを決めた東電の姿勢を海江田万里経済産業相が生ぬるいと批判したことに対し、「大変厳しい(リストラ策)と考えている」と反論。(url=http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011042800761)」という報道もある。本来の問題は経営責任であって、このご両人の攻防も、この期に及んでという見苦しさ。東京電力従業員のとばっちり減給はご両人の頭からは完全にすっ飛んでいるようだ。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:夫逝く

歌題=夫逝:

■送られし 中元の宛名 吾が名なり 夫の名恋ひて 涙にじみ来 64 武井 よ志

夫から妻へ感謝の気持ちを伝えるこの歌は詠む人にも感動を与える。

2011年4月28日 (木)

技術 回顧と展望:各原発毎の最強の原発事故防災マップを即作れ

2011/4/28
昨日は熱い位で、上着を脱いで仕事。東風が吹く。雨蛙が鳴いた。ヤグルマギク、山吹、リンゴの花が咲いている。リンゴの苗を植えたのは一度も見たことのないリンゴの花を見たかったのも一因。カチューシャの歌も影響しているのか。リンゴの実の収穫は前途多難。仕事前に農具の刃物研ぎ。刃物研ぎは気分安定や暇つぶし等の思わぬ効用がある。ある本に刃物研ぎは仕事の前にやるとあったがやはりそれが正解のようだ。今年のスギ花粉の飛散は既に山を越えたようだ。今年のスギ花粉飛散量は非常に多いとの予想であったが花粉症の症状は平年並みで済みそうだ。今年はマスク着用を徹底した効果があったのか。春本番だ。しかし、ついつい東日本大震災を思い出し手放しで喜べない。警察庁の東日本大震災の被害状況(2011/4/27)を調べると以下のとおりであった。行方不明は11432名。
Higai_110427_ttl
このデータには東京電力福島第一原子力発電所の原発事故の被害はほとんど含まれていないと思われる。あらためて福島原発事故の被害の性格を考えさせられる。「阪神・淡路大震災」:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)(最終更新 2011年4月25日 (月) 01:29 )による被害は「死者 : 6,434名 行方不明者 : 3名 負傷者 : 43,792名」である。東日本大震災での津波被害の大きさをこのデータ比較であらためて実感した。

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技術 回顧と展望:各原発毎の最強の原発事故防災マップを即作れ

asahi.comは、「放射性物質の拡散予測、今後は公表 原子力安全委(url=http://www.asahi.com/national/update/0425/TKY201104250477.html;2011年4月25日23時58分)」というタイトルで、「原子力安全委員会は25日、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)を用いて、福島第一原発事故による放射性物質の1時間ごとの拡散予測を今後、公表すると発表した。予測のマップなどは毎日昼ごろ、ホームページに更新していく。事故後2回しか公表していなかった。」と報じた。

自然環境へ放射能物質が排出された時、その後の拡散状況を知る事が、避難や被害防止に最も重要だ。そのために開発されたのが、「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」だろう。残念だが、システムはあっても、そのシステムが一番稼働して欲しいときに機能しなかった。要は、システム自体は稼働していたが、それを公表するシステムが機能しなかった。言い換えれば、人災事故ではないか。

今日では、大規模、大域的な事象は人力では把握できなくなっている。放射能物質の飛散・拡散予測は気象情報+地理的情報を処理しなければならない。コンピュータによる大規模なシミュレーションが必要だが、現在ではハード面の問題はほとんどないであろう。自分も集積回路設計では、テスターと電卓の時代からデジタルオシロとコンピュータへの変化を体験してきた。
集積回路設計全体の動きはもはやSPICE等のシミュレータの上でしか把握できないのである。原発本体の放射能物質の量・濃度が確定できないから、シミュレーション結果のデータを発表しなかったとは後付の理由に過ぎない。シミュレーションの出来ることとその限界を周知の上公表すれば良いだろう。手法・適用は天気予報と異なる点は無いだろう。このようなシミュレーションシステムは、観測データをフィードバックして精度を上げて行くのが常道ではないか。そういう意味で、放射能強度の測定データの測定時刻、測定数量、測定ポイント等はより長く、より多く、より広いのが望ましい。当然データの隠蔽、改竄等は絶対にあってはならない。このような地道なデータの積み重ねが、福島原発事故による放射能汚染状況を精密に再現させる事を可能にする。一度、このようなデータベースができれば、その波及効果は計り知れない。

シミュレーションでは原発本体の放射能物質の量・濃度を仮に1とすれば、各地の相対的な濃度勾配が推定できる筈だ。SPICEではこのような仮定は交流解析で行われている。シミュレーションでは、適用できる限界もある。しかし、その限界を理由に使いこなしをしなければシステムの精度や有効性は向上しないのである。SPEEDIを運用している技術者は、今こそ社会に貢献できると腕まくりをしているのではないか。仏作って魂入れずでは本当に勿体ない。更に、SPEEDIに磨きをかければ、日本発のIT技術として世界から評価されるのではないか。世界の原発保有国は多い。原発事故は100%完全には避けられない。転んでもただでは起きないという意地でも技術を向上させて世界に貢献してもらいたい。福島原発事故を機会に、日本にある全ての原発、各原発の規模とその位置する地理的・気候的条件を盛り込んだシミュレーションをして公開して欲しい。これはやる気があればすぐできるだろう。これこそ、最強の原発防災マップになるのではないか。当局は原発が立地する自治体から要請があれば、直ちにシミュレーションをしてその結果を報告すべきであろう。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:千金の宵

歌題=千金の宵:

■笑ふあり 寝そべるもあり にらむあり 五百羅漢に 花吹雪散る 87 福田 久江

五百羅漢の表情を観察し、花吹雪が散るのを観賞できるゆとりがあってこの歌ができたようだ。

2011年4月27日 (水)

科学ニュースに独り言:女王蜂はRoyalactinが作るのは本当?

2011/4/27
昨日は午前は晴れ、午後はパラパラと雨。不安定な天気であった。昨日はチェルノブイリ原発事故から25年目の記念日。

「ロシア大統領が追悼行事 チェルノブイリ25年(山形新聞:url=http://yamagata-np.jp/feature/shinsai/index_pr.php?kate=World)」は「【キエフ共同】原子力産業史上最悪の旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故から25年となった26日、同国のヤヌコビッチ大統領とロシアのメドベージェフ大統領はチェルノブイリ原発近くの教会を訪問し、追悼行事を行った。」と報じた。

それに先立ちロシア大統領は、チェルノブイリ原発事故で活躍した勇士を表彰して、その時当時のソ連政府が原発事故を秘密にした事で被害が大きくなったと当時の政府の不手際を批判したようだ。その矛先は日本にも向けられていたと思う。チェルノブイリ原発事故25周年に関して、日本政府が何らかのメッセージやコメントを出したのかWEB検索したが、見あたらなかった。当局はそんなゆとりもなかったのか。そんな事を言ったら総反発を食らうだろうとか行わない理由は際限なくあるだろう。チェルノブイリ原発事故は未だ終わらず、数百万人の被災者がいまもその苦しみを味わっている。政府からチェルノブイリ原発事故25年に関して、何らかのメッセージが発信されていれば、同じ体験を共有でき日露の友好感情も自然に深まるのではないか。福島原発被災地の住民も放射能の恐怖をチェルノブイリ被災者と共有できるのではないか。北方領土もよこせよこせだけでは、課題は進展しない。自分たちが住み慣れた土地を去りがたいのはロシアや日本だけではなく人類共通の願望だ。そん事を考えていると、日本は当時のロシアと同じ轍を踏んでいるように感じてしまった。

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科学ニュースに独り言:女王蜂はRoyalactinが作るのは本当?

出典:
Royalactin induces queen differentiation in honeybees
Masaki Kamakura1
Journal name:
Nature
Year published:
(2011)
DOI:
doi:10.1038/nature10093
Received 02 June 2010 Accepted 05 April 2011 Published online 24 April 2011

ネイチャーの電子版に、女王バチを作る物質が発見されたという記事が掲載されたという新聞ニュースを見た。詳細記事の購読は有料なので、アブストラクト記事を読んでみた。メスの蜂にローヤルゼリーを食べさせると女王蜂になる事は一般に知られていると思う。

アブストラクト記事の主要部は以下の通り:「Here I show that a 57-kDa protein in royal jelly, previously designated as royalactin, induces the differentiation of honeybee larvae into queens. Royalactin increased body size and ovary development and shortened developmental time in honeybees. Surprisingly, it also showed similar effects in the fruitfly (Drosophila melanogaster). Mechanistic studies revealed that royalactin activated p70 S6 kinase, which was responsible for the increase of body size, increased the activity of mitogen-activated protein kinase, which was involved in the decreased developmental time, and increased the titre of juvenile hormone, an essential hormone for ovary development. 」

女王蜂は遺伝的に決められるのではなく、Royalactinという物質が作用すると普通のメス蜂の幼虫が女王蜂に分化するようだ。言い換えると、普通のメス蜂はRoyalactinを作用させると女王蜂に分化する遺伝的特性を既に持っているようだ。fruitfly (Drosophila melanogaster)でRoyalactinが作用すると同じような特性を示す実験からミツバチだけではなく他の昆虫にもRoyalactinが類似の作用をしているようだ。不思議なのは一つの群からなぜ多数の女王蜂が生まれないのかという点。ミツバチは果樹、野菜等の受粉にも不可欠だ。ミツバチが分蜂するには二匹以上の女王蜂が生まれた事を意味しているだろう。働き蜂は多数の女王蜂が生まれないようにRoyalactinの使い方を学習しているのか。学習効果が何万年も続くことは考えにくい。やはり、色々な遺伝子が総合的に小数の女王蜂しか作らないように規制しているのではないか。ミツバチも、自然界では生存できる数には上限があるだろう。最近、ミツバチの減少が話題になっている。今回の研究がミツバチの増加に役立つのだろうか。

追記:尚、上記NATUREのトップページに「Reactors, residents and risk」と東京電力福島第一原子力発電所の事故に関する記事があった。原子炉と住民のリスクに関する記事で、幾つかの原子炉が集中する例も挙げられている。これは日本以外、フランス、ロシア、カナダ等にもあるようだ。長い年月の間に原子炉に詳しい先輩技術者が退職して、本当に伝えるべき情報が伝わっていないリスクについても述べていた。表に出ないヒヤリハットという事故は仲間内でもなかなか話せない。そのような事情をパレートの法則(⇒「ハインリッヒの法則」)が述べているのだと思う。東京電力の現役技術者も先輩技術者の一言を思い出して検証してもらいたい所だ。予想も出来ない大事故は冗談紛れに話された程度だったかも知れないが。自分も凡ミスや不注意等で工程を止めたり、不良の発生で顧客に頭を下げたり、在職中は色々な経験をした。そんな経験を元に業務マニュアルを仕事の合間に作り、ISOの認証取得にも役だった事を思い出した。しかし、大抵のマニュアルは「出番無きマニュアル」で終わっているのではないか。JCOの臨界事故では、表マニュアルは飾りに過ぎず、現場は裏マニュアルで作業していたという驚くべき情報を読んだ記憶がある。東京電力やトヨタ自動車のがISOの認証取得をしていれば、経営者は監査時点でマニュアルを読み直して、監査に向き合う必要があるだろう。そうであれば、企業の社会的責任、危機管理等経営上の課題への対応結果が違っていたのではないかと思ってISOの重要性について記事を書いている。

追記2:事故については「ハインリッヒの法則」;『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/):url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87を参照。「ハインリッヒの法則 (ハインリッヒのほうそく、Heinrich's law) は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。ハインリッヒの(災害)三角形(トライアングル)(定理)又は(傷害)四角錐(ピラミッド)とも呼ばれる。」とある。この記述を読むとINES評価の三角形の図を思い出す。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:花菖蒲

歌題=花菖蒲:
■うから等は 菖蒲の園に 集い来て 八十路の吾を 壽ぎくれぬ 99 矢島 加都
休耕田に作った菖蒲を人々にみてもらい、それが生き甲斐の一つにもなったと幸せな歌。

2011年4月26日 (火)

読みかじりの記:2020年電力9社崩壊の日 藤田幸雄著((株)イーストプレス:1993/5/1第2刷)

2011/4/26
メイポールというミニリンゴの木にピンクの花が咲いていた。このリンゴ樹は枝が短い性質があるので省スペースである。値段が高いが苗を買って植えてみた。雑草は元気に育っている。雑草を追っていてはパニックになる。雑草とは共存しよう。そんな事を思いつつ草退治が続く。

「今ごろ?…放射性物質の飛散予測を公表(url=http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110425-OYT1T00953.htm?from=main5;(2011年4月26日01時31分  読売新聞))」という記事は「内閣府原子力安全委員会は25日、東京電力福島第一原子力発電所から大気中に放出された放射性物質のコンピューターによる拡散予測を公表した。」大金をかけて開発した放射能拡散予測システムで、大量のシミュレーション結果が得られているが、公表されたのは2件だけだった。それに追加して公表されたようだ。外国ではいち早くシミュレーション結果を公表している。情報力でも日本は外国に遅れをとった。ともかく大失態を弁明できない事態になってようやく公表に踏み切ったのが実状ではないか。福島原発事故は依然放射能の拡散を完全に抑えきっていない。今公表せず、今後最悪の事態になったら袋叩きになるという外圧を予想して渋々公表に踏み切ったように感じられてならない。原発事故被災地の人々の気持など完全に無視した態度ではないか。さらに、公金の無駄使い、役人の無駄仕事云々と際限がない。

昨日の天気

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読みかじりの記:2020年電力9社崩壊の日 藤田幸雄著((株)イーストプレス:1993/5/1第2刷)

東北電力会長をした白州次郎から日本の電力再編の歴史に関心が移った。電力もそれを生産する発電の部分では色々な形態のエネルギーを使用している。終戦後は水力発電が主力であったろう。東京電力は尾瀬ヶ原を揚水式発電所に使用する計画を進めた。しかし、尾瀬の自然を守れという運動も大きくなり、ついに東京電力の計画は撤回された。電力という利便性と人間に不可欠な環境という選択が迫られたとき、東京電力も国民も環境を残すことを選択したのである。東京電力は「尾瀬が「ラムサール条約湿地」に登録」というタイトルで、「当社が約7割の土地を所有する尾瀬が、本日、ウガンダ共和国で開催中の「第9回ラムサール条約(注1)締約国会議」(注2)において、「ラムサール条約湿地」に登録されました。」と発表している(url=http://www.tepco.co.jp/cc/press/05110803-j.html;平成17年11月8日)。東京電力が国から原発事故の損害賠償の肩代わりを受けようとするなら、先ず潔く東京電力が尾瀬に保有する土地を国に売却して、尾瀬を本当に永遠の自然保護区にする程度の見識を示してもらいたい。

「2020年電力9社崩壊の日」が出版されたのが1993年で、いわば出版当時では30年先の予言の書であり、現在残りの10年にさしかかっているがの本書理解の枠組みだ。東京電力の福島原発事故の激震は他の電力9社にも走っているのが現実ではないか。銀行等の護送船団方式は既に崩壊したが、電力9社体制は依然護送船団方式として残っている。

著者の藤田氏は高圧送電線が走る土地の地権者として電力会社に補償を求める行動(訴訟等)を起こす中で、電力事業という基幹産業の奥に隠れる国家権力にまで遭遇してしまった。高圧送電線が走る土地の地権者全てが正当な補償を要求すれば、その補償だけで電力会社はパンクしてしまう。この小さな蟻の一匹だけが巨大な電力会社に噛みついても電力会社は何の痛みも感じないであろう。著者は補償を求めるという個人的な利害を超越して、自分の行動が将来の日本を動かす呼び水になると考えてこの本の出版に立ち向かったように感じる。色々な分野を学んだ様子がこの本からうかがえる。

後書きでは色々な利点を列挙して電力の自給自足(コジェネレーション)を挙げている。そうして、後書きの最後の言葉が印象に残る。「これが、一不動産業者である私にできる最善の策(*注)だ。この国と私たち、そして子孫のために、私たちができることから始めたい。」*注として最善の策とは「電気の父・ファラデーが「ロウソクの科学」で一本のロウソクから色々な科学の法則を説明したように、私は一本の送電線から日本を説明したいと思う。この本が20世紀日本の「ロウソクの科学」となろう。」とコメントしている。著者は蟻の一穴の譬えで、小さな風穴を与えれば事態は簡単に動くとは思ってもいないだろう。地権者としての権利の主張は既に20年ほど前に始まっている。これに何人追従したろうか。

しかし、環境に対する危機意識はこの20年で非常に高まった。東京電力福島原発事故は更に環境意識を先鋭化するかもしれない。「一不動産業者」である著者の見識は、そんな肩書きとは無縁で、今日でも注目に値する。電力は非常に便利なエネルギー形態だ。しかし、そのエネルギー密度を上げて行くと色々な危険が増える。高電圧送電もその一つ。自然は熱力学の法則でエネルギーを分散させる方向に動く。各家庭がエネルギーを自給自足出来る時代は直ぐには来ないだろうが、今後はエネルギーリスク対策も家庭にまで広がるだろう。集中巨大から小規模自立分散が21世紀の文明の流れになるのではないか。既に自動車という交通手段は、問題も多いが自立・分散レベルに達している。広く、色々な形態で分散するエネルギーを安く集めて使うのが今後の社会や技術の課題であろう。スマートグリッドもその流れの中にある。電力会社が独占的な業者としての地位を占める事には今後批判が集まり、売電一筋の事業形態は変容を迫られるであろう。すでに太陽光発電の買電も始まっている。この場合は電力会社は電力の仕入れと販売をおこなう商人だ。家庭も小さな発電所になっている。今後、電力会社がどのような形で生き残るのか。電気料が高くなり、安価で安全・安心な代替えエネルギーの出現がそのカギになるだろう。

追記:コジェネレーション等では廃熱を捨てずに使うことにより総合的なエネルギー利用効率が高まる。著者はその点も述べてる。しかし、今日の大都市はエネルギー的(食料等も含めて)等あらゆる面で自立不能である。ともかく、東北関東大震災が今日の文明の弱点をさらけ出したのも事実であろう。それから何を学ぶべきか。

尚、本書は昨年から営業を始めた煥乎堂の古書部門で買い求めた。煥乎堂が古書を扱うとは思わなかったが、これも時代の流れではあろう。煥乎堂訪問も久しぶりで、そこで古書を買ったのも初めてだった。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:母と百人一首

歌題=母と百人一首:

■楽しみも 無く伏す母との 歌合わせ こゑ出す母の 生き生きとして 54 杉戸 紀和子

楽しみもなく伏す身となっても、母は母なりに歌合わせに生き生きとした喜びを感じているさまを詠んだ。

2011年4月25日 (月)

環境雑録:除草剤、枯草剤、殺草剤?(PART3)

2011/4/25
畑の草むしり。もうナズナはペンペンのバチのような実を付けている。夕方、竜巻注意報が出た。空に黒いあやしい雲が出ていたが竜巻にはならなかったようだ。

原発の放射能対策で、「「警戒」「計画的」「緊急」…これまでの指示とどう違う?(url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110423/dst11042300290002-n2.htm;2011.4.23 00:28 )」という記事があった。

それによると、『これまで20キロ圏内に出されていた避難指示は、原子力災害対策特別措置法に基づくもの。今回指定された警戒区域は台風や火山の噴火など自然災害時の二次被害防止のため適用されてきた災害対策基本法に基づく措置で、大きな違いは、圏内に向かう道路の封鎖など強制的な立ち入り制限がなされる点だ。』との事だ。また『これまで20~30キロ圏内で出されていた屋内退避指示については、原発事故処理の長期化に伴い「現実的に退避を続けるのは困難」と地元住民らが見直しを求めており、解除となった。』とある。

緊急事態に直面している被災者は、ころころ変わる指示の理由やその法律的根拠等を冷静に考える事はできないだろう。政府は法令を適用し指示をするに、その準拠法令と適用尺度を明示すべきではないか。日本は法治国である。国民は準拠法令と適用尺度を明示すればそれには従うか、従わなくても為政者の意図は理解できる。しかし、今回の警戒区域の設定に関しては、放射能汚染濃度の分布、設定の期間等被災住民が本当に知りたい情報が欠損しているのではないか。むしろ、原発周辺の情報すら隠蔽するために被災住民を追い出してしまうようにも見えてしまう。いくら悲惨な状況でも、被災住民は自分の故郷を自分の眼で見たいのである。自分の故郷が悲惨な状況であると、故郷の地に立って実感する事が、故郷の復興への最大の力になるのではないか。今回の警戒区域の設定は被災住民の故郷を思う気持ちさえも遮断してしまうのではないか。

久しぶりに、昨日原子力安全保安院のホームページを覗いた。以前は原子力安全保安院として、東京電力福島第一原子力発電所の原子炉データを公開していたが、今度は「福島第一原子力発電所の状況について  (東京電力(株)へのリンク)、福島第一及び福島第二原子力発電所周囲の放射線量について  (東京電力(株)へのリンク)」のように東京電力(株)のWEB SITEへのリンクに変更されていた。これには、びっくりした。いくら省力化と言えども、官庁として毅然として守るべき一線があるのではないか。原子力安全保安院は東京電力から原発データを提出させて、そのデータの適否等を判断し、その判断に基づき必要なデータの提出を求める等の任務を持っているのではないか。原子力安全保安院のホームページを訪問する一般国民はそれを期待しているのではないか。リンクで済ませるという事は原子力安全保安院の本来の任務を放棄し、無条件に東京電力にデータを見に行けと無言で言っているようで何とも不愉快だ。リンクを辿り東京電力のサイトに入ると、原発4号機のデータが無い!原発4号機は原子炉には燃料が無いが、燃料プールには各原発の内最も多く燃料がある。その燃料プールの水温が100℃近くに上昇しているというニュースがあり、国民は心配している。一体、どうなっているのか。更に、データは「f1-mp-2011042409-j.zip」のように圧縮ファイルになっている。これでは、解凍が必要だ。解凍できない人は読めない。一体、どうなっているのか。

尚、原子力安全保安院のホームページに掲載された「(別添:原子力安全保安院)警戒区域の設定と一時立入りの基本的考え方:20110421003-2.pdf」という文書によると警戒区域の設定は災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第六十三条(市町村長の警戒区域設定権等)の、原子力災害対策特別措置法第28条による読替と書かれている。災害対策基本法は災害に適用すべき法令で、警戒区域設定権が市長村長にあるのは理解できる。しかし、警戒区域設定の裏側の事情を推測すると、国の指導とは言え、市町村民に示せる納得できるデータや理由も無く、警戒区域設定をせざるを得ない市長村長の苦渋の判断があった事を窺わせる。

調べると、原子力災害対策特別措置法第28条の冒頭には、「第六章 雑則
(災害対策基本法 の規定の読替え適用等)
第二十八条  原子力災害についての災害対策基本法 の次の表の上欄に掲げる規定(石油コンビナート等災害防止法第三十二条第二項 の規定により読み替えて適用される場合を含む。)の適用については、これらの規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句とする。」と規定され、読替事項が列挙されている。法律も開示データも国民を寄せ付けないバリアーがあちこちに設置されていると考えるのは庶民のひがみにすぎないのか。

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環境雑録:除草剤、枯草剤、殺草剤?(PART3)

Google検索で「除草剤、枯草剤、殺草剤、抑草剤」について調べてきた。今回の検索で「殺草剤」が急増している。このデータはおかしいのか。3文字の漢字を分割して検索するとすべて同じヒット数であった。要するにサーチエンジン側が「殺草剤」という単語で検索せずに「殺&草&剤」と三分割して検索していたようだ。"殺草剤"とするとこれが1フレーズとして検索されるようだ。Googleのサーチエンジンの辞書には「殺草剤」という単語がないのか。ともかく、Googleのヒット数も一つの参考値に過ぎない。しかし、定量的に見る事ができる利点はある。

今回の検索結果:
○フレーズ指定無し:
除草剤 約 681,000 件
殺草剤 約 1,440,000 件
枯草剤 約 71,900 件 
抑草剤 約 208,000 件

○フレーズ指定あり:
"除草剤":約 1,680,000 件
"殺草剤":約 44,400 件
"枯草剤":約 1,840 件
"抑草剤":約 6,050 件

2008/9/30
除草剤 に一致する日本語のページ 約 654,000 (995)
枯草剤 に一致する日本語のページ 約 1,790 (2.7)
殺草剤 に一致する日本語のページ 約 657 (1)

以下は2010/7/26のGoogle検索結果:
(  )内は殺草剤を1とした場合の比率。ヒット総数=717300
除草剤 の検索結果 約 548,000 件中 1 - 20 件目 (0.12 秒) (10.1)
枯草剤 の検索結果 約 115,000 件中 1 - 20 件目 (0.20 秒) (2.1)
殺草剤 の検索結果 約 54,300 件中 1 - 20 件目 (0.17 秒) (1)

Google検索:2010/9/25 10:16
○除草剤 に一致する日本語のページ 約 560,000 件中 1 - 20 件目 (0.04 秒)
○枯草剤 に一致する日本語のページ 約 104,000 件中 1 - 20 件目 (0.04 秒)
○殺草剤 に一致する日本語のページ 約 50,500 件中 1 - 20 件目 (0.06 秒)
○抑草剤 に一致する日本語のページ 約 14,300 件中 1 - 20 件目 (0.14 秒)

Google検索:2011/4/23 9:13
除草剤 約 681,000 件
殺草剤 約 1,440,000 件
枯草剤 約 71,900 件 
抑草剤 約 208,000 件

殺 草 剤:約 1,440,000 件
殺草 剤:約 1,440,000 件
殺 草剤:約 1,440,000 件
殺:約 76,000,000 件
草:約 333,000,000 件
剤:約 65,700,000 件

除 草 剤:約 4,750,000 件
除草 剤:約 903,000 件
除 草剤:約 1,670,000 件

フレーズ検索
インデクサーで分解された複合語をフレーズとして認識させる
フレーズにしたい複合語の両端を引用符 "" で括る
例: "powered by google"

"除草剤":約 1,680,000 件
"殺草剤":約 44,400 件
"枯草剤":約 1,840 件
"抑草剤":約 6,050 件

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:故郷の田

歌題=故郷の田:

■父征きて 小学校の 入学に 祖父のつきそいし 事は忘れず 36 久保田 さと

小学校入学時から戦争の辛さを味わったのだから、その記憶は忘れようとしても忘れられないだろう。

2011年4月24日 (日)

老人の寝言:本当に必要なのは目先のつじつま合わせより人間性の復興だ

2011/4/24
昨日は日照時間がゼロの曇り。家を新築する人がいて、不要になっているスチールハウス処分の話をした。処分するにも、貰うにも金がかかる。しかし、なんとかリユースできないかという相談だ。

ソニーの大賀元会長の死去が伝えられた。81才。「大賀典雄氏死去=元ソニー社長、音楽家」と言うタイトルで、[時事通信社:url=http://jp.wsj.com/Japan/Economy/node_227173(2011年 4月 24日  2:06 JST )]が「国際的ブランドとなる「SONY」のロゴのデザインにかかわり、音楽記録媒体のCDやMD(ミニディスク)の開発を陣頭指揮。周囲の反対を押し切ってゲーム事業参入も決断した。95年に会長に就き、経団連(現日本経団連)副会長を務めた。2003年に経営の一線から退いた。 」とその業績を伝えている(一部のみ引用)。

ソニー経営者では大賀氏まではソニー神話が輝いていたように感じる。しかし、その印象は自分の技術者としての時代と重なっていた回想にすぎないのか。ソニーの歴史はソニーのホームページ:url=http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/に記事がある。url=http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-09.html:第2部「第9章 石もて追われる大賀」に今朝目を通した。

CDの開発がレコード盤を駆逐して、その次世代のデファクトスタンダードになった経緯を改めて理解した。マイクロソフトがそのCD技術の延長としてCD-ROMをパソコンで読めるようにして、フロッピーで供給していたOSをCD-ROMで供給できるようにしたのもマイクロソフト躍進の一因ではないかと今も思っている。CD-ROMはスタンプ技術で大量の情報を安価に流通させる事ができた。WINDOWSの普及には最適なメディアであった。大賀氏以後は、ソニーが普通の会社になる過程をたどっているように見える。ソニーは今では多国籍企業でもある。経営者には外国人もいる。

普通の会社とはオーケストラのように各パートの能力を最高に発揮させるだけでなく、全体の調和を保たねばならない。大賀氏は芸術(音楽)やゲーム(エンタメ)という、いわば衣食住が足りた後に人間が求める分野を開拓したのではないか。終戦直後に生まれた自分はほとんど食うための仕事をしてきたように感じる。ソニーで、また他の日本の企業で大賀氏のDNAが引き継がれ花咲く事を願いたい。

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老人の寝言:本当に必要なのは目先のつじつま合わせより人間性の復興だ

DOL特別レポート(url=http://diamond.jp/articles/-/12019?page=8)の「政府や東京電力の対応はなぜ“不誠実”に見えるのか;震災を教訓に考えたい組織の誠実性と社会的責任
――小川真人・ACEコンサルティング代表」という記事は、タイトルの内容を反映して読み応えがある。著者は、「考察に当たっては、「社会的責任」(ISO26000)という視点を取り入れてみた。「社会的責任」(ISO26000)では、社会的責任に関する原則として、(1)説明責任、(2)透明性、(3)倫理的な行動、(4)ステークホルダーの利害の尊重、(5)法の支配の尊重、(6)国際行動規範の尊重、(7)人権の尊重の7つを明示している。」という視点から政府や東京電力の対応について分析を加えている。

『「社会的責任」(ISO26000)という視点を取り入れてみた。』と述べているように、分析にローカルスタンダードよりグローバルスタンダードを使用した方がはるかに見通しが良くなる。恥も外聞も、誇りも、責任も全て捨て去り、自分のみ生き残ろうとする姿はそれなりに感動的だが、これこそローカルスタンダードの典型ではないか。結果良ければ全て良し、だめなら尻まくりして玉砕・総懺悔という最悪のシナリオを見るようでは、人間の尊厳性を感じられないのである。

“不誠実”とは突き詰めれば人間性という事ではないか。権力とはかくも人間を乱心に駆り立てるものなのか。著者は組織について述べているが、本音は組織を動かす指導者・経営者について述べているのではないか。しかし、組織が指導者・経営者のみで、動いているかと言えばそうでもないであろう。組織を作る人材と人材が能力を発揮できる環境も不可欠である。組織の人は、指導者・経営者の意気に感じて動くのである。東京電力の幹部経営者は時を見て退陣をすると伝えられている。経営者としての責任をとるというのが主たる退陣の理由だろうが、責任者として見識を示す最後の腹切りともとれる。福島原発事故の責任論では、政府と東京電力の責任のなすりあいがあるとも言われている。これもローカルスタンダードの典型ではないか。盟友の一方が腹切りをするのを他方はどうみるのか。組織は究極的にはヴァーチャルのものだ。組織に責任はあり得ない。最終的な責任は組織を動かした人に帰属するものであろう。誰も、土下座や腹切りを望んでいない。一貫した誠実さを示して欲しい。一貫した誠実さの無さを白状して謝罪するのが土下座や腹切りならば、それは自業自得の結果に過ぎない。震災・原発事故からの復興より、先ず第一に人間性の復興をしてもらいたい。これは即時に出来るのだ。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:今日も生きゆく

歌題=今日も生きゆく:

■移りゆく 時世のなかに みじろがず 子孫見守る み祖の墓石 88 船津 セイ

先祖と子孫の生き様を意識し、墓の意味を考えさせてくれる貴重な一首。

2011年4月23日 (土)

老人の寝言:原発事故は好転していると言いつつも言葉が変わるのはなぜか

2011/4/23
今年は雑草対策に植えているハナダイコンの花が最盛期を迎えている。株が密集していると横に伸びられないので、上に向かって伸びているように感じる。背丈を伸ばしつつ花を咲かせる姿に生存競争の厳しさも見せつけられる。東北関東大震災も発生以来40日を越えたが、依然状況は混沌としている。特に、福島原発事故は益々人災の様相を呈して来た。政府も東京電力も信頼を失っている。チェルノブイリ原発事故が現実になり、謝罪し、損害賠償をすると言いつつも、既に増税や電気料の値上げ等そのツケが国民に回されようとしている。それは、けじめを付け責任をとった後にやることではないか。

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老人の寝言:原発事故は好転していると言いつつも言葉が変わるのはなぜか

「地域」と「区域」を無意識に混同していた。福島原発事故の放射能被害を防止するために政府は原発を中心に「待避指示区域」と「屋内待避指示」を定めた。この区域設定の最大の要因は放射能汚染強度であろう。原発事故が発生後40日ほど経過して、放射能濃度は減少したかのような情報が流れている。しかし、新に、「警戒区域」、「計画的避難区域」、「緊急時避難準備区域」等の区域が設定された。ところで、ここで「待避」と「避難」の違いは危険度の大きさで使い分けているのか。政府の説明でも「待避」とは念のため、即ち予防的意味があったと思う。従って強制力をこの指示には含めていないのだろう。しかし、「避難」とは、危険が目前に迫っているという印象を受けまたそのように理解も可能だ。強制力を付与しているのはそれを裏付けているだろう。しかし、政府は東電の工程表、原発放射能の測定値等から、危機は遠のいたというようなメッセージを発信している。これでは、これらの該当区域の住民は、政府の信頼性と行っている事と言っている事が違うという精神分裂状態の対応の不統一を追求せざるを得ないのではないか。該当区域の住民の疑念は政府の行動から見ると福島原発周辺は原発事故発生当初からチェルノブイリ原発事故のような事態にあったのではないかと言うことではないか。該当区域の住民はこれを証明する知識もデータも情報もない。許せない。しかしその理由を的確に言えない。まさに、「悪魔の証明(WIKIPEDIA:url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%A8%BC%E6%98%8E)」問題になる。今は政府の説明責任が絶対に避けられない場面にさしかかっているのではないか。

原子力災害対策特別措置法に目を通すのは初めてだ。以下に「区域(緊急事態応急対策を実施すべき区域 )」根拠になると思われる条文を抜粋する。

********************************************
  第三章 原子力緊急事態宣言の発出及び原子力災害対策本部の設置等

(原子力緊急事態宣言等)
第十五条  主務大臣は、次のいずれかに該当する場合において、原子力緊急事態が発生したと認めるときは、直ちに、内閣総理大臣に対し、その状況に関する必要な情報の報告を行うとともに、次項の規定による公示及び第三項の規定による指示の案を提出しなければならない。
一  第十条第一項前段の規定により主務大臣が受けた通報に係る検出された放射線量又は政令で定める放射線測定設備及び測定方法により検出された放射線量が、異常な水準の放射線量の基準として政令で定めるもの以上である場合
二  前号に掲げるもののほか、原子力緊急事態の発生を示す事象として政令で定めるものが生じた場合
2  内閣総理大臣は、前項の規定による報告及び提出があったときは、直ちに、原子力緊急事態が発生した旨及び次に掲げる事項の公示(以下「原子力緊急事態宣言」という。)をするものとする。
一  緊急事態応急対策を実施すべき区域
二  原子力緊急事態の概要
三  前二号に掲げるもののほか、第一号に掲げる区域内の居住者、滞在者その他の者及び公私の団体(以下「居住者等」という。)に対し周知させるべき事項
3  内閣総理大臣は、第一項の規定による報告及び提出があったときは、直ちに、前項第一号に掲げる区域を管轄する市町村長及び都道府県知事に対し、第二十八条第二項の規定により読み替えて適用される災害対策基本法第六十条第一項 及び第五項 の規定による避難のための立退き又は屋内への退避の勧告又は指示を行うべきことその他の緊急事態応急対策に関する事項を指示するものとする。
4  内閣総理大臣は、原子力緊急事態宣言をした後、原子力災害の拡大の防止を図るための応急の対策を実施する必要がなくなったと認めるときは、速やかに、原子力安全委員会の意見を聴いて、原子力緊急事態の解除を行う旨の公示(以下「原子力緊急事態解除宣言」という。)をするものとする。
********************************************

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:倒伏の稲

歌題=倒伏の稲:

■台風の 荒ぶる深夜の 田に立ちて 今の今倒れし 稲穂を撫でる 17 石関 悦子

わが子のように育てた稲が台風で倒伏した無念の情を詠んだ。

2011年4月22日 (金)

歴史の転換:東日本大震災に関する情報量

2011/4/22
雑草との格闘が始まった。まだ、雑草と格闘しているような状況では良農からはほど遠い。本日から『警戒区域』が実施される。日経(url=http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819691E0E3E2E2E08DE0E3E2E6E0E2E3E39C9CEAE2E2E2;2011/4/21 19:33 (2011/4/22 1:03更新))は、「原発半径20キロ圏内、きょうから警戒区域 周辺9市町村 計画的避難区域は詳細発表へ 」というタイトルで、『福島県内の9市町村は22日午前0時、東京電力福島第1原子力発電所から半径20キロメートル圏を災害対策基本法に基づく「警戒区域」に設定した。21日に菅直人首相が福島県知事と関係市町村長に設定を指示した。』と報じた。

該当地域の住民の声がラジオ、テレビから流されている。悲痛の極みだ。住みたいところから追い出される。自分の故郷で生きることは自分の命と同じである。それを、政権は狂人が銃を乱射する如く、権力を振り回し、何の納得できる説明もなく、住民を追い出してしまう。これ以上の人権侵害があるだろうか。チェルノブイリ原発の立入禁止区域は鳥獣の天国になっているとの事だ。住民は25年も、また今後も地獄の苦しみを味わう。政府は、チェルノブイリ原発事故のような最終的なシナリオを描くならば、それを公表すべきである。住民は、何の情報もなく、自己をあきらめ・なぐさめることすらもできない。当局は、住民の地獄の苦しみを感じているのか。知ると感じるは別物だ。

ふと、宮沢賢治の「雨にも負けず」を思い出した。青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45630_23908.html)から引用する。
*******************************************

〔雨ニモマケズ〕
宮澤賢治

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩

*******************************************
電波時計の福島の長波電波標準局再稼働のうれしいニュースがあった。これに対しては、現役時代にISOの仕事をして標準とトレーサビリティの重要性を学んだので以下の記事を書いていた。
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/04/post-5238.html


asahi.com(url=http://www.asahi.com/business/update/0421/TKY201104210424.html;2011年4月21日20時46分)は、「電波時計が復活 福島県の送信所、無人のまま再開」というタイトルで、「東京電力福島第一原発の事故の影響で、東日本を中心にできなくなっていた電波時計の時刻合わせ機能が21日、およそ40日ぶりに復活した。時刻合わせに使う電波を出す送信所が、原発20キロ圏内にあるため職員が避難し、電波が止まっていたが、送信を再開した。~。送信所を運営する情報通信研究機構の職員ら計10人が21日、防護服を着て送信所に入り、機械のスイッチを入れた。」と報じていた。

水晶時計でも、長期的には誤差が蓄積してしまう。現在では世界が同じ時刻を共有している。これは生活の表面からはほとんど見えない。しかし、この共通の時刻という目盛りを通して全ての情報の生起・消滅等が正確に特定されるのである。そういう意味で、東北関東大震災という最初の1ヶ月間福島の電波標準が停止していた事は歴史に残すべき禍根であったと思う。正確な時刻が刻印されたデータを集積して解析すれば貴重な情報を引き出すことができる。そのデータをシミュレーションにかければ、見えない部分も見えてくる。原発爆発もスローモーションで再現できる。

追記:情報通信研究機構のホームページで「おおたかどや山標準電波送信所では、福島第一原子力発電所の周辺地域を対象に避難指示が出されたことを受け、標準電波の送信を3月12日19時46分から停止していましたが、必要な措置を実施し、4月21日13時54分に暫定的に送信を再開しました」と報じていた。情報通信研究機構の職員は国家公務員かそれに準じる身分ではないか。何の保護も受けていない一般住民にならって、「避難指示が出されたことを受け」という理由で現場を放棄したようで今もなんとも後味が悪い。こういう事こそ、マニュアルに明記して再発防止を図ってもらいた。国の標準を維持するミッションは危険な原発事故現場で働く自衛隊員、消防隊員等と何ら変わるはずはないと思うが。

昨日の天気

TAVE= 11.4
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TMIN= 7.6
DIFF= 7.2
WMAX= 3.7
SUNS= 6
RAIN= 0

歴史の転換:東日本大震災に関する情報量

東北地方太平洋沖地震による地震、津波、福島原発の事故という三重苦の災害は日本の歴史の転換の契機になることに間違いはないだろう。地震発生から一月と十日を経て、ビッグバンのように膨大な情報が発生したと思う。その一瞬の情報量をGoogle検索のヒット件数で探ってみた。

2011/4/21 8:54~
東北地方太平洋沖地震:約 112,000,000 件
東日本大震災:約 149,000,000 件
東北関東大震災:約 4,460,000 件
福島原発 放射能:約 10,200,000 件
福島原発被害:約 8,740,000 件

その他、思い付くまま以下の各キーワードで検索してそのヒット件数を降順に並べてみた。この数値はGoogleの検索エンジンに依存しているので何を意味しているかコメントは不可能だ。だだ、数値でそのキーワードを思い起こす参考にはなろう。

Google検索(2011/4/21):キーワード ヒット

件数

ケンスウ

東日本大震災 水: 59500000
東日本大震災 携帯: 42800000
東日本大震災 食料: 35200000
東日本大震災 電話: 33700000
東日本大震災 交通: 22300000
東日本大震災 停電: 16000000
東日本大震災 被災者:   14600000
東日本大震災 義援金: 14000000
東日本大震災 津波:  13600000
東日本大震災 寄付: 9710000
東日本大震災 ガソリン: 7670000
東日本大震災 火災: 3000000
東日本大震災 救助: 2510000
東日本大震災 安否: 2090000
東日本大震災 飲料水: 1460000
東日本大震災 家屋倒壊: 277000

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:母

歌題=母:

■痛む膝 さすりつつ思ふ 母さんと 同じ痛みか もう聞けぬなり 91 黛 凡恵

亡くなってから聞いておきたかった事が次々に思い起こされる。膝の痛みさえそうなのかとうなずく。

2011年4月21日 (木)

老人の寝言:原発事故で日本のロボットの出番がないのはなぜか

2011/4/20
昨日は雲もない雨後の晴天。こういう時は花粉がよく飛ぶと天気予報士が解説。ヒノキ花粉が多くなっているとのことだが。夕方、以前話をしたラーメンの巡回販売人が声をかけてきた。知人に聞いたらジャンガララーメンを知っていたよという他愛のない報告。ともかく、共通した話題があれば話はつながる。

昨日の天気

TAVE= 9.8
TMAX= 16.3
TMIN= 3.7
DIFF= 12.6
WMAX= 5.4
SUNS= 8.4
RAIN= 0

老人の寝言:原発事故で日本のロボットの出番がないのはなぜか

日本の産業用ロボットは、半導体や自動車の組立で不可欠の存在になっている。これは用途に特化したロボットで、ロボット自身が歩行する必要もない。一方、歩行して人間と同じような動きをするロボットに関する技術も最近は非常に向上しているのではないかと思っていった。一時は、ホビー用に犬型ロボットも人気があった。それだけの技術があれば、原発の建屋の中で動き回るロボットはお手の物と思っていた。ところが、福島原発で活躍しているロボットはどうも外国産のようだ。理由は分からない。ともかく、原発建屋内部をロボットがくまなく走り回りそのようすが詳細に把握されてしまえば嘘は通せない。しかし、原発建屋内部の様子が分からなければ工程表も絵に描いたモチである。外国ロボットの登場には隠れ蓑の役があるのか。二律背反は事態の進行にブレーキをかける。いま無駄な時間を浪費するゆとりはない。

一方、かつてはJCOの臨界事故を教訓に、放射能環境で人間が入れない場所で仕事をするロボットの研究がされていたらしい。ところが、原発事故は起こらないといううぬぼれか、慢心かは知れないが、当局はその原発事故用のロボット開発に予算を付けず、そのプロジェクトも廃止になっているらしい。まったく、今となっては信じがたい決断ではある。はやぶさの遠隔操作の技術が生きているのではないかと期待したが、まったく金にならない基礎技術はもはや日本では生き残る事ができなくなったのか。基礎技術は継続が力という金言そのものである。日本の最大の危機に、国産技術が役立たないとは技術立国日本の看板が泣く。原発に関しては核兵器を持つ米仏が技術を握っている部分が大きいのかもしれない。日本のロボットも福島原発事故でレビューを目指しているとの事。今後、廃炉に向けてロボットがなければ何事も進まないだろう。一部の識者は、今日本のロボットを原発事故現場に入れるのは混乱を招いて危険だというような報道もあるようだ。その理由が全く分からない。ここが俺の利権の領域だと言っている積もりなのだろうか。バカを言って足を引っ張るのはほどほどにすべきであろう。技術も製品もその本質においては何の色づけもない筈だ。国と東京電力は原発事故対策で率先して日の丸ロボットを投入すべきではないか。ロボットも実戦に出てより強力に成長するのだ。これこそ、日本のロボット技術が、危険で過酷な環境で十分働くことが出来ると実証できる最大の機会ではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:ものおもふ場所

歌題=ものおもふ場所:

■対のカップの 一つに主は 居ないのね 替わるがはるに 使ふわたしは 39 小林 育子

夫も姑も亡くなり独り身となったが、ほのぼのと自己を客観視できる所に女性の強さを感じる。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)