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2011年5月 3日 (火)

技術 回顧と展望:パソコンやテレビの待機電力はどこまで下げられるか

2011/5/3
昨日はやや強い風が吹いた。東北地方はかなりの強風だったようだ。灌水のため水道の蛇口にホースを付けた。安いジョーロを使っているので1~2年で壊れてしまう。プラスティック製品は紫外線が当たると早く劣化してもろくなってしまう。何か良い方法はないか。

昨晩、米国がアルカイダ指導者のビンラディンを殺害したとのニュースが走った。なぜ逮捕して裁判にかけないのかとふと思った。ナチスのアドルフ・アイヒマン(WIKIPEDIA:url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%92%E3%83%9E%E3%83%B3#.E3.82.A2.E3.82.A4.E3.83.92.E3.83.9E.E3.83.B3.E8.A3.81.E5.88.A4)の裁判の事を思い出した。米国は人権を最大の外交ツールとして使っている。人命は神聖にして犯すべからずというのが人権思想の公理ではないか。その公理の適用の除外として裁判が行われるのではないか。いくら極悪非道の人物でも自己の弁明をゆるすべきであるというのが人権のもう一つの側面ではないか。米国大統領は迫り来る大統領選挙に目が眩んだのか。今後世界はどのように動くのか。世界が不安定になる先駆けにならない事を望む以外にない。

昨日の天気
(最大瞬間風速(m/s):15.9(北北西) 13:07 )
最大瞬間風速は目安として平均風速の2倍程度のようだ。

TAVE= 18.2
TMAX= 21.9
TMIN= 13.4
DIFF= 8.5
WMAX= 7.9
SUNS= 7.4
RAIN= 0

技術 回顧と展望:パソコンやテレビの待機電力はどこまで下げられるか

電力供給量と電気料の上昇に懸念がある。現在使用中のデスクトップパソコンの消費電力を調べると以下のようであった。

動作状態での最大:約50W
動作状態での最小(内蔵FDD/HDDのモータが「オフ」の状態):30W 以下
電源オフ時(、電源スイッチを切った状態):約2.5W

パソコンの動作状態では大体平均で30W程度と推定できる。モーター類が動作すると消費電力が上昇する。ここで、HDDのモータが「オフ」の状態とは一種のスリープ状態も含んでいるのかもしれない。電子機器は起動を早めたり、ソフトスタートさせるためにスタンバイ状態を作っている場合が多い。特にマイコンを使用した電子機器ではその傾向が大きいのではないか。上記の電源オフ時の約2.5Wがこれに相当するのかもしれない。トランジスタは真空管にない動作の立ち上がりの速さが自慢であった。しかし、かつての真空管カラーテレビは、動作が始まるまで、時間がかかった。この立ち上がり時間を減らすため、ヒーターを予熱しておく方式をとった。ちょっとのイライラを解消する裏側で無駄な電力を使っていた。

マイコン内蔵の電子機器の場合は少し事情が異なるだろう。セットに最初に電源を投入する時と電子機器を利用するときに押すスイッチが別に機能する場合が多い。電子機器をリモコン動作させるためには常時動作させておく回路が必要なのではないか。即ち、マイコンを動作させるために何らかの回路を動作状態に置いている。コンセントが給電ラインに接続されていると、電子機器を使用していなくても待機電力を使用している。これは、マイコンで利便性を向上させた見返りの負担ともとれるが、電子機器メーカーも電力会社もこのグレーゾーンの存在を明確に説明してきていないと思う。

最近では、メモリー等の半導体製品の消費電力が小さくなり、待機電力も小さくなっていると思うが、この待機電力は古い製品ほど大きい傾向があると思う。インターネット接続に使うMODEM等も製造時期により消費電力は違っていると思う。多分パソコンの電源はATX仕様になってからソフト起動が可能になったものと思う。ともかく、待機電力を消費している機器はたくさんある。パソコン周辺機器は一括して外部スイッチを付けて節電をしたい。

計画停電の時は、AC電源が一度切れた状態になるので、我が家のビデオも最初の設定画面が出てきてとまどった。節電のためには、コンセントからプラグを抜いて電源を入れ直す必要がある電子機器がまだ多数あると思う。ともかく、常時待機電力を消費している機器の消費電力総量も非常に大きいのではないか。しかし、その種明かしは本格的にされていないようだ。常時待機電力を消費している機器等に関しては、業界で統一的に消費電力を低減する努力が必要なのではないか。

追記:パソコンの消費電力低減に関しては米国の団体が規格制定を推進して来たとおもう。東京電力福島原発事故を受けて、電力使用の削減、電力効率的な利用が国家的課題となったと思う。それを単に民間に任せるだけでは事態は改善せずに、節電意識もやがてなまってしまうだろう。
国は日本の環境技術は売り物になると自画自賛しているがそれだけでは世界をリードできない。世界に通用するハードとソフトを含む節電システムを世界に先駆けて実現した時のみ世界をリードできる。ISO並の節電に関する日本発の世界標準を提案するという意気込みで頑張って欲しい。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:花の寺

歌題=花の寺:

■青磁の壺に 山吹活くる たまゆらを ひそけき部屋に 亡夫の声聞く 22 江原 フミ

鎌倉の花の寺の歌の後段に添えられた一首で、この一首に重心がある。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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