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2011年7月 6日 (水)

技術 回顧と展望:「1965年北アメリカ大停電」から何を学ぶか。20110706。

2011/7/6
昨日は晴れ。朝雨が降った形跡があったが、恵みの雨とはならなかった。相変わらず暑い日となった。AMEDAS最高気温(℃)= 35.0  (14:04)。買い物で外出。XP用のキーボードが古いDOS/V用で使い勝手が悪いのでWINDOWSキーが付いたフルキーボードを購入。午後見事な積乱雲が出来ていたのでデジカメに納めた。しかし、雷雨にはならず。雨がほしい。某新任大臣が就任9日とかで辞任。たまたま、その原因の場面をTVで見たがまさに俺様という横柄ぶり。おごれる者久しからずとはこの事か。

YOMIURI ONLINEは、「熱中症死、1か月で19人…搬送は8372人;url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110705-OYT1T01056.htm(2011年7月5日22時18分  読売新聞))」というタイトルで、「5月30日~7月3日の熱中症による死者が19人に達し、昨年同時期(6月1日~7月3日)の5人の約4倍となったことが5日、総務省消防庁の統計(速報値)でわかった。 搬送されたのは8372人で、昨年同時期(2704人)の約3倍。梅雨のさなかに猛暑が続いているのが原因とみられ、総務省消防庁は「節電が呼びかけられているが、無理せず、エアコンや扇風機を上手に使って、熱中症を予防してほしい」としている。」と報じた。

猛暑続きという気候条件が、このような結果になった主因かもしれないが、「節電」というマスコミの呪縛に捕らわれてしまった人も多いのではないか。問題は本格的な夏に何が起こるかである。3月の計画停電が原発事故から目をそらすためなら、夏の節電アピールは原発再開のための陰謀という説がある。これほど電力が不足するなら原発再開はやむなしと世論を誘導する意図があるのではと見ている人もいる。確かに、東京電力は最大供給可能電力量という財布の中身は公表していないのである。今日出せるのはこれだけとまるでお殿様のお恵みのようだ。平民はこれに一喜一憂しているだけ。夏の気温データhttp://af06.kazelog.jp/itoshikimono/WABPAGE3.htmlを参照。7/末から終戦記念日の8/15頃が暑さの最盛期となる。この時期、アナログTV放送の停波で、突然の大量の地デジ難民の発生や福島原発放射能汚染水の処理問題の顕現化、計画停電の実施等不安要因が目白押しとなる可能性がある。こんな時期に政局だけは加熱しないように願いたい。

昨日の天気

TAVE= 28.3
TMAX= 34.6
TMIN= 23.7
DIFF= 10.9
WMAX= 6.1
SUNS= 8.6
RAIN= 2


技術 回顧と展望:「1965年北アメリカ大停電」から何を学ぶか

「1965年北アメリカ大停電;url=http://ja.wikipedia.org/wiki/1965%E5%B9%B4%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%A4%A7%E5%81%9C%E9%9B%BB;(最終更新 2011年3月13日 (日) 18:04)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「1965年北アメリカ大停電(Northeast Blackout of 1965)は、1965年11月9日にアメリカとカナダで発生した大停電である。ニューヨークを中心に被害が大きかったことから、1965年ニューヨーク大停電などともよばれる。停電により、2500万人と207,000 km^(2)の地域で12時間、電気が供給されない状態となった。」とある。

「Northeast Blackout of 1965;url=http://en.wikipedia.org/wiki/Northeast_Blackout_of_1965;(This page was last modified on 5 June 2011 at 00:01.)」『From Wikipedia, the free encyclopediaフリー百科事典 ウィキペディア英語版語版』(http://en.wikipedia.org/)。の記事に、停電の理由として「The cause of the failure was human error that happened days before the blackout, when maintenance personnel incorrectly set a protective relay on one of the transmission lines between the Niagara generating station Sir Adam Beck Station No. 2 in Queenston, Ontario. The safety relay, which is set to trip if the current exceeds the capacity of the transmission line, was set too low.」と記されている。

この原因の部分を解読すると、この大停電という失敗原因は人的誤りであった述べている。大停電が起こった日の前日に、送電系の保守要員が、送電網の保護用の継電器の設定を誤ってしまった。その継電器は、Queenston, Ontarioにある、Niagara発電所のSir Adam Beck Station No. 2号機のものだ。送電網の能力を超えた電流が流れたときに動作すべき安全用継電器を非常に低い値に設定してしまった。要するに、送電系としては電圧が下がっても安全用継電器は動作をしないので、電力を送り続けようとしている状態に入っている事が理解の前提に必要だ。そうして、大停電が起こった日が、1965年11月9日という点が次の要点だ。北米においては、寒くなり暖房用の電力需要が高まる季節で、夕刻のため照明や調理用の電力も重なり、電力需要はピークに達しようとしていた。Southern Ontario方面に電力を供給する送電線は非常に不可が重くなっていた。丁度東部時間 5:16 p.m.に、Lewiston, New York's Robert Moses発電所から、Southern Ontarioに向かう小さなサージ電流が発生し、Southern Ontario主電力ラインの安全用継電器の更に低い値で動作するように誤設定してしてしまった。小さなサージ電流とはシステムから見れば小さな外乱で、システムが正常に働いていれば安定に乗り切れる筈という想定があったと思われる。ところが、システムが弱まっていたことにより、その外乱が悪いことをした。おぼれる者の足を引っ張るような働きだったようだ。Southern Ontario方面の電力需要が限界に達すれば安全用継電器が動作して、Niagara発電所の発電機を切り離せば、正常動作だが、その設定が狂ってしまったから、Niagara発電所は最大能力で発電を続けている。しかし、遂にSouthern Ontario方面向けの安全用継電器が動作してしまったので、発電した電力が行き場を失いNEW YORK州にに向かった。Beck とMoses 発電機は過負荷となり切り離されたので損傷を逃れた。ここで思い出すのが過度現象。長い送電線を電流が流れるのは、水が流れるようでもあり、波が伝わるようでもあること。送電網が格子状に広範囲につながるとその回路の中を行き場所を失った電流はあちこちに駆け回る。そうしてシステムの弱いところを狙ってそこが崩壊する。英文WIKIPEDIAではその数分後に全電力システムはカオス状況に陥ったと記す。WIKIPEDIAのRadioという項目では、停電時に音楽放送のプレーヤーの回転が徐々に遅くなっていったさまが述べられている。当時のレコードプレーヤーはACモーターの回転をそのまま使っていた。電蓄の回転が遅くなる事は発電機が過負荷になり回転数が下がってきたことをしめしている。その後、レコードプレーヤにはPLL等高度の回転安定化技術が使われた。アメリカでスマートグリッド等が発展したのも、このような全国的な不安定な電力網を何とか維持しようと言う現実的な背景があるようだ。日本の電力会社もアメリカの大停電から学習していると考えれるが、このような事態をどのように想定しているのか。電力を使いすぎると停電になると言うだけでは、オオカミ少年のレベルを超えていないのではないか。1965年と言えば昭和40年で、日本も経済の高度成長が始まった頃で、ニューヨークの大停電についてはかなり大きなニュースになっていたと思う。しかし、当時の日本の停電と言えば、落雷や自然災害等が多かったのではないかと思う。昨今スマートグリッドの話題も多いが、先ず大規模停電から学ぶ必要がありそうだ。日本でも、発電と送電が規制緩和されて、多数の業者が電力業界に参入した時にようやくスマートグリッドらしくなるのではないか。電力インターネットというような存在ができるのか。その頃になると地域独占の電力会社は存在しているか分からない。

追記(2020/04/27):タイトルに投稿期日を追加。本日アクセスランキング7位。

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  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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