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2011年7月 5日 (火)

老人の寝言:スパイスを効かせてこの夏を乗りきろう

2011/7/5
昨日も晴れ。相変わらずの暑さ。AMEDAS最高気温(℃) = 36.1  (15:21)。ポットの雑草もチリチリになりかけている。灌水するも雑草は妨害になる。植物は思い切りが良い。もうだめだと言うときは潔く枯れてゆく。日が当たらなければ枝も葉もどんどん落として行く。そこまで追い込まないような手入れが大切だ。じっと考え込んでやっと思い出せる花がある。ノウゼンカズラだ。蔓性なので高いところにオレンジ色の花が咲いている。日陰になっている側には花が無く気付かなかった。手入れ不足でその蔓が屋根にまで伸びている。植物の花が咲く時期が異なるのも長い進化の記憶を背負っているためか。

最近、植物が辿ってきた道とかいう本を拾い読みしている。海中から地上へと生息圏を拡大してきたのも動物より植物が先。植物の生殖器が花。花も植物を繁栄させる偉大な発明だ。もう一つの大発明が維管束。水分や養分を通し構造物としての強度を与える植物繁栄のパイプラインのような基礎だ。植物は赤と青の光を吸収して光合成に使うとのこと。光と炭酸ガスを食べる生物だ。残った光成分が緑で、我々は植物の葉で吸収されずに反射されてきた光を植物の緑として見ているとの事だ。動物はご先祖様の植物の賜と言うこと。数の比較でも動物は植物を越えられないと思った。雑草の悩みも驚異に変わる。

昨日の天気

TAVE= 28.9
TMAX= 35.2
TMIN= 25.1
DIFF= 10.1
WMAX= 4
SUNS= 2.9
RAIN= 0

老人の寝言:スパイスを効かせてこの夏を乗りきろう

朝、かみさんはTVの前にデンと座り込んだ。頭の後ろの方から「カレーシュウ」という言葉が飛び込んできた。スパイスの効いたカレーでこの夏をのりきろうという番組かと思った。ところが、後でTV番組表を見ると「加齢臭」との事だ。最近NHKの言語感覚が少し変調をきたしているのか気になっているところだ。「加齢臭」とはなにか、老人を馬鹿にしたような差別用語に聞こえてくる。自分は、知ったかぶった横文字、言い換えや説明を必要とするような用語、安直な造語にうんざりしている。そんな言葉は日本を内面から崩壊させるだけではないか。日々歴史の荒波を生き残ってきた言葉があるのではないか。それを大切にしたい。

ざっそう句:汗

■本当の汗がおいしい夏カレー

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)