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2011年8月15日 (月)

老人の寝言:歴史の転換:1945年8月15日の天気は日本の未来を語ってくれるか。110815。

2011/8/15
昨日は再び猛暑日となった。1945/8/14は伊勢崎市が空襲を受けた日だ。B29が東方より飛来し焼夷弾を投下。飛行機の数も空が黒くなる程と聞いたような記憶がある。その恐怖は直接味わっていない。しかし、夢で巨大な飛行機が頭上を滑空したときの恐怖を味わった記憶があっる。かなしばり寸前の恐怖だった。灌水。焼け石に水の感じだ。新盆見舞い。当地区の民俗調査報告書によると「新盆のときには、親戚の人、近所の人、懇意の人などが、新盆見舞いに来てくれる。もとはうどん粉を一重箱か、うどんを三把とか持ってきてくれる。」とあった。この記事を見ると新盆見舞いの起源も地域共同体の中での助け合いにあったようだ。昭和56年8月31日に伊勢崎市が第一集として発行した。丁度30年前である。貴重な調査報告ではあるがその続編を余り見ない。途中で中止になったのだろうか。夜は雷雨となった。落雷の心配があったのでMODEMは本線から切り離した。XPパソコンは何度も落ちた。ME機で作業。

2011/8/14の天気

TAVE= 29.2
TMAX= 35.5
TMIN= 24.5
DIFF= 11
WMAX= 6.5
SUNS= 8.4
RAIN= 42.5


最高気温(℃) =36.1 (14:26)

老人の寝言:歴史の転換:1945年8月15日の天気は日本の未来を語ってくれるか

1945年8月15日の天気はどうだったかと調べてみた。

「チーム森田の天気予報で斬る」は、「8月15日 ;url=http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/58355244.html(2009/8/15(土) 午後 1:13)」というタイトルで、「1945年8月15日、東京の最高気温は32.3℃。」と報じた。

この記事は、戦争と天気予報、語り継ぐ事の大切さを伝えていた。

「お天気豆知識」は、「太平洋戦争と天気図、天気予報;url=http://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame091.htm()」というタイトルで、「このように気象情報や天気予報は重要な戦略情報です。日本では1941年12月8日(日本時間)から軍の命令でラジオから天気予報が放送されなくなりました。各地の気象台や測候所からの観測データは、すべて暗号にされて中央気象台に送られるようになりました。中央気象台から放送される気象電文もすべて暗号化されました。
 戦争中、日本人の生活は物資の不足でだんだんと大変になっていきましたが、天気は毎日変化します。台風や嵐もお構いなしにやってきます。そんな中、1942年8月27日に発達した台風が九州に上陸し、戦争中最大の被害をもたらしました。被害の中心は西日本です。さすがに台風のときは特別な情報が出るようになりましたが、この台風がきっかけです。 終戦は1945年8月15日ですね。ラジオの天気予報番組の再開は8月22日で、東京から再開されました。今では当たり前のように、毎日ラジオで聞くことができる、テレビや携帯電話で見ることができる天気予報や気象情報は平和の象徴といえるでしょう。」と報じた。

この記事の中には(図3)1945年8月15日の天気図として、当時の天気図が掲載されている。敗戦当日とその前後の天気図の気象データの多少を戦局と合わせて説明している。ところが、現代ではIT技術が発達して膨大な気象データが集められ、処理され、配布されている。地震や津波に関しても戦後の歴史を辿ればかなりの進歩があったと思う。東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の飛散情報は、気象条件と密接に関係し、それを予測するSPEEDIというシステムも開発され、稼働状態にあったが、残念ながらそれが全く利用されなかった。

重要な情報を国家が握っているがそれが生かされなかったという歴史がだぶって見えてしまう。終戦の1945年8月15日は晴れで、今日の真夏日だった。それでも、やっと戦争が終わったという開放感を国民は味わったのではないか。精神の自由を感じたから戦後の復興も成し遂げられたのではないか。まさに、国敗れて山河あり。

気象庁ホームページをみると、「東日本大震災 ~東北地方太平洋沖地震~ 関連ポータルサイト(http://www.jma.go.jp/jma/menu/jishin-portal.html)」が開設されている。

東北地方の人々は本日をどんな心境で迎えているだろうか。


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追記1(2014/1/12):
サイト内でキーワード「老人の寝言」を検索(https://www.google.com/?hl=ja#hl=ja&q=%E8%80%81%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%AF%9D%E8%A8%80%E3%80%80site:http:%2F%2Faf06.kazelog.jp%2Fitoshikimono%2F)。

追記2(2014/6/19):
本記事が再度ランキング10位に入った。最初にランキング入りしたのが2013/10/9で、4位であった。本記事が読まれるのは「1945年8月15日」と「天気」というキーワードが関係しているように感じる。そろそろ、終戦記念日に向かって、戦争の事を思い出す時期になっているのかもしれない。さらに、集団自衛権等々、政治や世相の天気が変わろうとしている不安感もあるのではないかとも思う。ここで、敗戦直後の親たちから聞いた昔話を思い出した。数人のアメリカ兵がある家に来て「ワォ~タ」と叫んだそうだ。どうも「太田」に違いないと思い、「太田はあっちだ」と東の方角を指さしたが、米兵は納得せず、何かを物色していたとの事。ようやく井戸を見つけて水をがぶがぶ飲んで帰ったらしく、事なきを得た。今、思うと太田には、軍需工場の中島飛行機の工場があったので、家人は「太田」と直感したのかもしれない。「ワォ~タ」とは「WATER」だったが、平和になってからは笑い話で済んだが、敗戦直後にジープか何かの軍用車に乗り付けられ、「ワォ~タ」と叫ばれれば怖くなるに違いない。

追記3(2014/8/15):本記事がランキング1位に入った。昨日まで2位が続いていた。ランキングに入り始めたのが7月上旬。敗戦を考え直そうとする人が検索をかけたのだろうと推測する。昨日、古い写真帳が出てきたので、その写真を見ていると、父の出征前に撮影したと思われる写真が貼ってあった。父が出征してしまうと、残るは老人と女・子供だけである。その通りの写真だった。改めて父の苦労がしのばれる。

追記4(2015/3/4):「老人の寝言:1945年8月15日の天気は日本の未来を語ってくれるか」の記事がランキング10位に入った。1月中はほぼ全日ランキング入りしていたようだ。最近、マスコミの報道に戦前の大本営発表を思い出させるような傾向が見られるようになったと指摘する声が聞こえてくる。日本の敗戦後、国民は戦前知らされていなかった事を数多く知ったと思う。正しい情報が全国民にあまねく行き渡る事が、国家の繁栄には不可欠ではないか。戦時中、通信兵として外国情報の収集に従事した人の話を聞いた事がある。末端の通信兵も、米国から流される情報を知って、敗戦をうすうす知ったとの事だ。相当の高齢だったが、モールス符号や軍事知識ははっきり覚えていた。聞く所によると、その人は昨年あっけなく亡くなったとの事だ。

追記(2018/03/31):この過去記事が本日のランキング8位に入った。読者は、多分WEB検索でこの記事見つけたものと思う。いつの記事か分かるようにタイトルを再編集して見やすくした。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)