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2011年9月25日 (日)

老人の寝言:原発のセールスマンになるよりトランジスタラジオのセールスマンになれ。20110925。

2011/9/25
昨日は空きらしい晴れ。放射冷却で最低気温が下がった。富士山では初冠雪があったようだ。朝自転車で一回り。台風で稲が転倒している田が目立った。かなりの被害になるのではないか。午前はK10区画の除草。ようやく日光が当たる程度になった。メヒシバも既に種子が落ちそうだ。夕方頃、長靴の買い物に出かけた。いつも安物を買っているのだが、直ぐに破れる。今度川に入るので水漏れする長靴ははけない。

2011/9/24の天気

TAVE= 19.2
TMAX= 24.8
TMIN= 13.2
DIFF= 11.6
WMAX= 4.2
SUNS= 11.6
RAIN= 0

最高気温(℃)  25.5  14:23
最低気温(℃)  13.1  05:04

老人の寝言:原発のセールスマンになるよりトランジスタラジオのセールスマンになれ

東北関東大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故から半年を過ぎ、前首相はその異様な政権運営を批判され、政権から引きずり降ろされた。民主党の代表選挙ではこれも異例で多数の立候補者が出て、一回目の選挙で過半数を制する候補が無く、二回目の選挙で選ばれたのが現首相である。首相の今回の訪米が、苦手の外交レビューであったが、世界の採点はどうだったのか。

asahi.com社説は、「首相国連演説―脱「内向き」の先頭に;url=http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1(2011年9月25日(日))」というタイトルで、「大震災と原発事故という未曽有の試練を抱えても、日本は決して「内向き」にはならない。世界の課題に貢献し続ける。 野田首相が国連総会の演説に込めたのは、そんなメッセージに違いない。 」、「これに比べて、原子力安全に関するハイレベル会合での演説には大いに疑問がある。 「事故の教訓を世界に発信する」と宣言したのはいい。しかし、今後のエネルギー政策を具体的に語ることもなく、原発輸出の継続を宣言した。訪米前に米国紙に、原発の再稼働時期を「来夏に向けて」と明言したことと合わせて、菅前首相の「脱原発依存」の後退を図っているようにしか見えない。 菅氏が5月の国際会議で、自然エネルギーを拡大させる野心的な数値目標を示したのに比べて、何とも見劣りする。 前政権の何を引き継ぎ、何を変えるのか。首相は明確に国民に説明する責任がある。 」と論じた。

「池田勇人;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%8B%87%E4%BA%BA;(最終更新 2011年9月23日 (金) 11:49)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の「逸話」の記事に、「先述のように、池田と会談したフランスのド・ゴール大統領が、池田を「トランジスタラジオのセールスマン」と評したことは良く知られている。当時は首脳が経済について語ることが珍しかったため、ド・ゴールも意外に思ったのである。しかし、今日では経済について語ることが出来ない首脳など使い物にならなくなっているし、当のフランス大統領は、エアバス機や武器のトップセールスを世界中で行っている。こうした点を捉え、八幡和郎は、池田勇人を「経済重視の首脳の先駆として、世界的な偉人である」としている。」

原発は国策だからと言う理由だけで、無鉄砲に突っ走るのが現首相に許されるのか。前政権、前首相もその国家的な機能から言えば、あくまでも個人の問題ではない。すべて国家という枠内で行ってきた事ではないか。政策や政権も基本的な部分では連続性が不可欠ではないか。首相の個人的な思想、哲学が仮にあるとすれば、それは十分練り直して政策に盛り込むだけでよい。口先だけの国際公約を信じるほど世界は甘くないだろう。世界の舞台に立っただけで浮かれて、打ち上げ花火を連発して、何も実現できない事ほどみじめな事はないだろう。どうせ棚ぼた政権だからと卑下しても始まらない。原発だけでなく、エネルギー、食料問題も日本の将来を占う基本問題である。日本で原発事業を行っているのは数社に過ぎない。「原発輸出の継続」云々は何を目的にしているのか。原発のセールスはサルコジ氏に任せたらいかがか。池田首相がトランジスタラジオのセールスマンを任じた意味をもう一度かみしめなければならない時ではないか。

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追記(2023/09/18):タイトルの後に投稿期日を追加。いつ頃の記事がランキング入りしているかすぐ確認出来るようにしている。ランキング入りはサイト内アクセスによる。サイト外から10年前の記事にアクセスする例は少ない。検索エンジンも忘れてしまう?


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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
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