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2012年1月21日

2012年1月21日 (土)

老人の寝言:企業エゴが罷り通る三流国日本の電力料金値上げを憂える

2012/1/21(土)
昨日は雨から雪になった。大きな牡丹雪がふわりふわりと降る。雨量換算で0.5~1㎜/Hでそれ程の大雪ではなかった。昨年のレビュー等で室内で過ごした。会社時代にはビューアンドレビューというのがあって、過ぎた一年を振り返り、これからの一年の目標を定めた。一時流行った成果主義の前身みたいだったが、それで本人の実績を評価するほど厳密な物ではなかった。それでも、そのような作業を続けることで、成果も課題も見えてくるのは事実だ。昨年は東北関東大震災と東京電力福島原発事故という大きな災害が発生して、自分の生活や生活パターンも変化した。節電も気になるようになった。さらに根元的な物質文明も気になってきた。今年は地に足を着けてもうすこし老人力を発揮したいと思う。夕方~夜にかけて降雨が止んだ。夜用事外出。

2012/1/20(金)の天気

TAVE= 1.3
TMAX= 2.5 最高気温(℃)  2.9  00:07
TMIN= 0.4 最低気温(℃)  0.3  03:30
DIFF= 2.1
WMAX= 2.4 最大瞬間風速(m/s) 
SUNS= 0
RAIN= 11.5

老人の寝言:企業エゴが罷り通る三流国日本の電力料金値上げを憂える

生活や産業の基礎を支えるエネルギー政策も時代と共に変わってきた。発電は水力から火力に変わった。火力の燃料は石炭から石油に変わった。このエネルギーの転換が起こる過程で、煤煙、排気ガス等の環境問題が多発した。そのようなエネルギーシフトの中で、原子力エネルギーの比率が密かに上昇していた。そうして、原子力発電が途方もなく危険な存在だと暴いて見せたのが東京電力福島原発事故のように見える。現在日本には54機の原発あり、稼働中は5機との事だ。その5機も定期点検に入り全機が停止する可能性もあるという。東京電力は事業者向けの電気料の値上げを発表した。その理由が原発から火力への比重が増大した石油燃料代との事だ。エネルギーという面で、自分自身を防衛する能力のない事業者を、原発を人質に取り値上げという銃口を向けているようでその企業エゴの醜さが透けて見える。その値上げが家庭用の電力にも及ぶ。値上げは電力会社の権利だとちらりと本音が漏れた場面もあった。東京電力のホームページには既に値上げ情報が掲載されている。そうして、法人税や電力料金が高くなったりすると日本の企業は外国に出て行かざるを得ないという説も流れる。外国の安いエネルギーが永久に使えるのかは疑問だろう。日本企業が外国で稼ぐと言う事は日本の環境問題も経済問題もその国に持ち出す事になるだろう。新興国の国民意識は刻々と高揚している。企業誘致優遇策が永続する保証はない。人件費の安さだけで海外シフトをした企業はシフト先を転々と変えてきたのが実態ではないか。日本が戦争を起こしてアジアに進出したのも食糧や石油等の資源確保するという意図があったのは事実。この戦争という歴史は数世紀と言う時定数を持つだろう。問題を掘り起こせばいつでも経済関係はひっくり返せる。日本は一流国と自負したいところだが、今はそんな自己満足の時ではないだろう。三流国がいやならせいぜい2.5流国で我慢する時ではないか。官民が原発無しで3年も我慢できればその後の目鼻は付くだろう。知恵を出せば無駄なエネルギーはまだまだ絞り出せるだろう。電力企業は電力の売買による利益追求に第一義的な目的がある。それを値上げでだけで実現しようとするのは既に倫理意識の崩壊の兆候を示しているのではないか。電力会社の言い分は破綻し掛けている。日本は公害問題を解決して、エネルギーの効率化を実現した実績を持つ。その問題解決に官民と国民のベクトルが合ったから出来た事かも知れない。今の実態はどうなっているのだろうか。エネルギー問題は多様なエネルギーの価値を生み出すことによりより合理的な解決に向かうのではないか。エネルギー基本政策の策定が水面下に沈んで、議論が進まない所は三流国日本の面目躍如というふうに感じられる。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)